ベルギーのビールをお土産に頂いた。現地では何度か飲んでいても、こうして家でじっくりと味わってみるのははじめてである。ベルギービールは、ドイツの純正ビールの対極にあるとして有名である。
ブリュッセルの南西にあるゼンネン渓谷で作られる伝統的ビールはラムビックとして有名で、上面発酵に更に酵母が加えられている。さらにモルト化していないヴァイツェン麦を使うのも特徴らしい。そしてホップを味としてではなく保存剤として使っている事からも甘口ビールであるのは明らかなようだ。
その甘口ビールに、フラムボーゼンビーアやキルクビーアとしてフランドル語で呼ばれるフロンベーアやキルッシュの果物の入ったビール飲料がある。これをビールとして飲めるかどうかは疑問であるが、冷やして飲むとその甘味に酸味が旨くミックスしてそのベースであるラムビックビールに良く合っている。
今回飲んだのは、リーフマンス製でアルコール4.5度に対して、12,5%の果汁シロップが混じっている。香りも良く、粗末に飲むには惜しいので果汁入りシャンぺン代わりに楽しむ。実際、シャンペンのようなコルク栓がしてあり、「特別に抜く」感じが良い。もし、それらが簡単に栓抜きで開ける、口当たり良い所謂ボンボンビーアならば、より多くのキッチンドリンカーを作るだろう。この拘りにもベルギーの日常生活感が出ているようでもある。勿論ドイツでもラドラーや混ぜものを喜ぶ向きもいるようで商品としても市場占有率4.5%に達している。
キッチンドリンカーと云えば、こうした糖価の高いアルコール飲料は糖尿病傾向を助長しそうである。ワインの作れないお国柄であるから致し方ないのだが、ベルギービールは健康には要注意なビールである。
参照:麦酒、不純か純潔か? [ その他アルコール ] / 2006-08-10
ブリュッセルの南西にあるゼンネン渓谷で作られる伝統的ビールはラムビックとして有名で、上面発酵に更に酵母が加えられている。さらにモルト化していないヴァイツェン麦を使うのも特徴らしい。そしてホップを味としてではなく保存剤として使っている事からも甘口ビールであるのは明らかなようだ。
その甘口ビールに、フラムボーゼンビーアやキルクビーアとしてフランドル語で呼ばれるフロンベーアやキルッシュの果物の入ったビール飲料がある。これをビールとして飲めるかどうかは疑問であるが、冷やして飲むとその甘味に酸味が旨くミックスしてそのベースであるラムビックビールに良く合っている。
今回飲んだのは、リーフマンス製でアルコール4.5度に対して、12,5%の果汁シロップが混じっている。香りも良く、粗末に飲むには惜しいので果汁入りシャンぺン代わりに楽しむ。実際、シャンペンのようなコルク栓がしてあり、「特別に抜く」感じが良い。もし、それらが簡単に栓抜きで開ける、口当たり良い所謂ボンボンビーアならば、より多くのキッチンドリンカーを作るだろう。この拘りにもベルギーの日常生活感が出ているようでもある。勿論ドイツでもラドラーや混ぜものを喜ぶ向きもいるようで商品としても市場占有率4.5%に達している。
キッチンドリンカーと云えば、こうした糖価の高いアルコール飲料は糖尿病傾向を助長しそうである。ワインの作れないお国柄であるから致し方ないのだが、ベルギービールは健康には要注意なビールである。
参照:麦酒、不純か純潔か? [ その他アルコール ] / 2006-08-10
おしゃれな機会を作って大切に飲めば大丈夫ですよ。お酒は酔うためにでなくとことん楽しむために飲むというのが私のモットーです。
こちらこそまた宜しくお願い致します。
私はまだ飲み始めたばっかですのでよくわからなかったのですが、飲みすぎには注意なんですねぇ!!気をつけます(>_<)
私がベルギーワインをいただいたのは、ブリュッセルのビアカフェBier Circus <http://www.biercircus.be/>でした。ベルギービール好きには知られたところですので、もし機会があればお立ち寄りください。
今後ともよろしくお願いします。
良い物も機会を見つけて試してみないといけませんね。情報が混乱して記述に誤りも多いと思いますが、このままにしておきます。正しい情報は是非、皆様の所で発信して頂ければ幸いです。
私も確かめずにうる覚えで書いているので、ハイネケン問題も思い出しました。EUガイドラインは、ワインでは年末までの動きがあるのでまた扱って行きます。
ベルギーワインですがブラバントのマーストリヒトの谷がローマ人以来の地域らしいです。今でも試みもあるようですが、市場に上るような商品にはなっていないようです。
また、宜しくお願い致します。
museum-museeさんご指摘の通り、お飲みになったものはランビックベースのものではありません。
いわゆるフルーツビールには、ランビックベースのもの、お飲みになったレッドビールベースのもののほか、白ビールベースのもの、ピルスナーベースのものもあります。
また本当の果実を漬け込んだもの、シロップを投入しただけのもの、とその質もいろいろです。もし機会があれば、ぜひ良い物(3 fonteinen等)をお試しください。
ドイツビール好きの方にはブリュッセルがEU官僚の象徴と映るかもしれませんが、原料についてはハイネケンの国が元ではなかったでしょうか?(間違っていたら申し訳ありません)
税制や偏った衛生基準など、ベルギービールの伝統を損なおうとする動きもあったように思います。仏国の横槍のようにも思えるのですが...
なお、たいへんマイナーでほとんど知られていないのは事実ですが、ベルギーでもワインは製造されています。
お土産と云うことで、ネットで調べたりして書いたのですが、あまり詳しくは判りませんでした。因みに飲んだ物は以下の二種類です:
http://www.liefmans.be/EN/Liefmans/Frambozen.htm
http://www.liefmans.be/EN/Liefmans/Kriek.htm
現代の木樽熟成ビール、思い浮かばないです。なるほど伝統的に逆手の方法を取っているのですね。そうですかやはりワインに似た物を狙ったのですか。
大分飲んでから日が経ちましたがブロンドの記事も早速書いてアップします。
ドルミーレさん、コメントありがとうございます。どっきとしましたか?こうして講釈しているうちは大切に飲むので大丈夫と思うのですが。おしゃれな飲み方を考えるのも楽しみですね。
また宜しく。
ちなみに、飲まれたのは、4.5度(多分4.5%だとおもいます)だと、リースマンス・アドナールでしょうか。これらの度数の低いビールは、リースマンスの特徴とされるエイジドエール(長期熟成エールでリースマンスなど東フランダースのものはオールドブラウンと呼ばれる)のリースマンス・ハウデンバンド(8.0%)にフルーツの甘みを加え、その長期熟成の特徴とされる酸味を和らげたものです。フルーツエールと呼ばれています。(ランビックとは似ていますが、リースマンスは違うと主張するでしょう)
是非、ハウデンバンドも試してみてください。
もちろん、その酸味ゆえにフルーティーであることは変わりません。
この長期熟成の酸味は、木の桶や樽で熟成する際に木に含まれているタンニン、カラメルや木の香りがビールに溶け込み、ビールを酸っぱくする乳酸菌が木に繁殖することで生じます。ドイツやイギリスでもこうした樽熟成は行われていますが、この酸味を嫌い、樽の内側にタールを塗って、こうしたことが起きないようにしているためです。
ワインに似たビールを造ろうとしたことに起源するといわれています。その意味で料理酒にも最適とされています。
是非、ご賞味ください。(飲みすぎに注意して・・・)
ドイツのラドラーではなんだこれと言う事になりかねません。
こちらでは昨日から湿気が無くなって、日差しが強く、温度が高い割には朝晩冷えるようになりました。
W杯がらみでドイツのビールがあちこちで売られてますけど、さすがにこんなのは見かけません。
ぜひとも飲んでみたい。
今日の東京はまたまたすごい暑さです。
クーラーと扇風機を併用して家の中で過ごしています。
私はベルギーとドイツの「ビール戦争」後の1993年ドイツ純正ビール法改正時の反対論者です。それ以前はこの法律で厳しくもどきの製造販売は規制されていたからです。結局、EUにおけるグローバル化の波に呑まれる事となりました。それ以前の方がドイツビールは多種多様であった。
ですからラドラーは一切注文しません。ただベルリンに行けば上と同じ様な伝統的な製法のベルリナーヴァイスなど有名で、郷に入れば郷に従えです。しかしそれでさえ際物ビールであったのも事実でしょう。
バイエルンのヘレスなどはアルコール薄めのビールですのでそちらの方が良いでしょう。