Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

英国製ローブの暖かさ

2013-09-22 | 生活
注文したガウンが届いた。予想通りテキスタイル仕上げのヴェロアーである。だから一部で文句が出ていたようにゴミが出てくる感じは無い ― なるほど製作上のごみは生地の洗濯をしていないので付着している。少なくとも洗濯するまでは全く問題ないであろう。

ガウンはもちろん英語であるが、ドイツ語ではどうしてもバスローブとなってしまう。こうしたローブの使い方の歴史が異なるのだろう。ナイトローブとすると、ドイツ語では女性が男を誘惑するようなネグリジュエの上の羽織るようなものになる。男のそれはモーニングローブとなって、寝間着で朝食となる。そのような状況もあって、クライミングの相棒に寒くなった話から、ヒーターを入れないためにローブを新調した話をすると、直ぐに王侯貴族のそれをイメージした。

昨年まで使っていたものの肘が破れるようになったのは、冬籠りの寝室でも仕事をすることになって、寝間着に着かえてからも木のがさがさした表面の上で肘を付けてタイピングするようになったからである。古くなっていたガウンの薄い肘が破れるのは時間の問題であった。

暖房を効かせた屋根裏部屋で集中して仕事などをすることが出来たのだが、それでも寒い思いをすることは少なくなく、出来るだけ厚めで快適なガウンを所望した最大の理由だ。なるほど、床に入るまでは確りと着込んで仕事をすればよいのだが、往々にして寛いで初めて書き留めることが出来ることが多いので、なかなかそうはいかないのである ― 嘗て更にアイデアの捻出ばかりに追われていた日々は風呂桶でのアイデアが多かったのだが、風呂はエネルギー消費が多過ぎた。

さて、バスローブか、ナイトガウンかの差は、定かではない。なるほど「着物」ではないが上質の絹などで寒くないように本格的に使ったもので分厚く織り込めば本当の王のローブになってしまい、タオル地で簡単につくればそのものバスローブ兼用となってしまう。もちろんそれは頻繁に洗濯することが前提となって、肌触りだけでなくその分厚さなどにも限界が生じる。そこで、バスローブでは使いにくいであろう重さや厚さで初めて使いやすいナイトガウンになるのである。昨今からすれば珍しく、その生地の重さが400Gとかか500Gとかが競われているのも面白い。勿論薄手となればキモノなどに人気があるのだ。



参照:
一杯引っ掛け風邪予防 2013-09-13 | 試飲百景
厚手のセーターを着込んで 2013-05-02 | 生活
情熱にシャッポを脱ぐ 2013-09-19 | ワイン

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
これはどこのものですか? (さやか)
2015-09-16 01:06:32
デザインがすごく素敵です。
これはどこのものですか?
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「Bown of London」 (pfaelzerwein)
2015-09-16 14:13:25
さやかさん、コメントありがとうございます。

気にいって頂けましたか。英国製とだけでメーカーを書いていませんでした。ネットで上の名前で調べると直ぐに出てきます。アマゾンで扱っています。色々な種類があって、同じヴェロアーでも糸の感じが其々違うのが、写真等でも分かります。二シーズン使って、とても気に入ってます。

また、いいものを見つけたら教えてください。
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お返事ありがとうございます。 (さやか)
2015-09-18 09:12:51
早々のお返事、誠に有難うございます。
もうすぐ父、母の誕生日でプレゼントを探しておりました。
若々しさを保ってもらいたくて何かよいものはないかと考えていた時に、作者様のガウンが目に飛び込んできたのです。海外製はやはりデザインが明るくてオシャレでいいですね。
お揃いで母のものもあればよいのですが…。

有難うございました。
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そうでしたか (pfaelzerwein)
2015-09-18 16:16:34
いいものが見つかるとよいですね。

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