Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

仮眠後の不健康な運動

2015-06-09 | 生活
眠れなかった。だから明け方仮眠しただけだ。七時前には陽が射しこんでいたが、前日までのようにそれほど強くはなかった。そして涼しい風が吹いている。そこで寝不足の興奮から七時過ぎにはパン屋に出かけ、折り返し、いつものコースとは異なる山登りへと車を走らせた。太陽が雲に隠れるほどではないが霞んだ感じが涼しいのだ。これならばと、初めて心拍計どころかGPS、そして新しい靴を下してはじめての山登りコースへと車を進める。夏時間となるとパン屋が日曜日に開いていることと合わせて、気温が上昇するのでそのコースを走る機会は少ない。しかしGPSを付けてどうしても走りたかったのだ。そして心拍数が気になる。理由は簡単である。この山登りの最初の坂が厳しく長いからである。歩いても登るのも億劫な急坂である。

結果からすると予想通り最初の坂の終わることには心拍数が160を超えて、それが頂上まで30分ほど続くことになる。これはいつもの峠往復の心拍数よりも8ほど高いようで、坂の質が違うのだろう。長く急なのだ。しかし、計算していた400M近い高度差は欠けるようで、330Mしかなさそうだ。しかし距離は5KMと見積もっていたが、7KM以上ありそうだ。正確に測れなかったのは、行程の半分ぐらいがGPSの陰になっていたからである。だから標高の計測にも失敗した。下りの山の形が実際に近いようだ。最後の頂上部を除いては一段目と二段目の坂を結ぶプラトー以外は同じような坂が続いていることになる。

さて肝心の心拍数であるが、前回ピークで出ていた200過ぎなどは全て胸のバンドをずり上げる時点で出ていたことを今回の実験で確認できたので、先ずは疑惑解消である。反面、早歩きの散歩時の坂登りの130などとは格段高い160を超えて、170まで達した。その時点で胸に圧迫感を感じて、それを続けると腹辺りまで押さえられる感じなので、これは避けるべき心拍数と直感した。そもそもその状態を長く続けることはできない。そこで、アラームを出す運動強度の限界心拍数をどのあたりに設定するか、要するに所謂ターゲットのハートレートモニターゾーンをHRMZをどこに設定するかが問われている。

そもそも今回のように寝不足の興奮状態で走ること自体が不健康なのだが、ランニングトレーニングと健康は全く関係がないと思っている。それでも心拍数170を超えるようなことを頻繁にしているといずれスポーツ死に結びつくと考える。これは避けるべきだろう。しかし160を上限としてしまうと坂道などは走れない。前回の峠道を見ると定常で168ぐらいまでは何とかなりそうなのでその辺りにすべきか。実際に今回の平均値も157となっており、そこに10を加えて167でどうだろう。実際に今回も汗が噴出し始める166から168を彷徨う場所があり、その状態ならあながち不健康とは呼べないだろう。これを負荷90%ぐらいとすると最高心拍数が186となる。これなら意識を失いそうである。一般に計算するように220からこの186を引くと34歳が私の年齢だ。

肥満であったその頃のころを思い出すと、同じ頂上を目指して違う経路で走ったが、完全に全身にきていて、乳酸製造機状態で、帰宅してからカクテルを飲んで潰れて、週明けに疲れを残したのだった。そのころよりは、俄然健康的だと思う。先ずは最初のヒートで汗を掻かなくなりウォーミングアップが順調にいくようになったのがこの二年間ほどの大成果だった。その山がないものだから自然に負荷に応じて、心拍数が上がっていくようになったのだ。  

今回の計測で登り32分、降り25分で往復58分しかかかっていない。計測器が違うので何とも言えないが記録的な数字ではなかっただろうか。しかし下りでも時速12KMには至っておらず、どんなに頑張っても5KM20分を割るペースにはならない。フルマラソンにすれば二時間台に及ばないのである。これはやはり遅いと思った。スピード強化を試みるか、高度差1000mを目指すトレーニングにするかのいつもの逡巡となるところだ。このペースでいくと高度差千メートルを往復すると約三時間かかることになる。それはちょうど十代のころに六甲山の最高峰往復を三時間でやっていたのとあまり変わらないので愕然とする一方、距離は22KMは超えているので大分長い。

スピードを上げるとともに、心拍数を下げるトレーニング、この方法を調べてみなければいけない。駐車場でMTBが抜いて行った。それは追いかけることがなかった。降りてきて駐車場でジョギングの女性に会うまで、誰も見かけなかった。摂氏20度には達していなかったが、この時期には山を走る人はやはり少ない。



参照:
詳しく検証すべき記録 2015-06-07 | 雑感
個体差かどうかの検査 2015-06-03 | テクニック

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