Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

猛暑が予想される今日この頃

2015-07-01 | 
特異日の感じなら午前中は涼しい筈だったが、それほどではないが陽射しもあって、朝から摂氏24度を超えていた。森に入ると二度ほど低いので大分気持ちよい。それでも走ると直ぐに汗をかく。あまり疲れたくないので軽く走る。それでも朝一番で軽く発汗しておくと、午後が健やかに暮らせる。車中のラディオは週末にかけて猛暑だと伝える。摂氏40度を掠めるらしい。

私が日本で体験した最高気温は37度に至るか至らないかだから、それを超えることになるのだろう。2003年の夏は暑かったが、どちらかといえば八月に入ってからの残暑で夜中も暑かった。それに比較すると七月に入っていないとはいっても、夜中も窓を開けるだけで布団をかぶってゆっくりと就寝できる。地元のワイン祭りが終わっていて良かった。

昨晩は陽が沈みかけてから二本目のビュルガーガルテンを飲み干した。2014年産の中で現時点までに最も気に入ったリースリングである。ぬるっとした木樽のような引っ掛かりが素晴らしく。シュヴァルツ親方時代を完全に乗り越えた印象は変わらない。ただし飲み頃はまだ先のようである。2013年のスパイシーさの代わりに、このリースリングには一種の渋みのようなものがあってそれがとてもよい感じなのだ。

リースリングの瓶熟成について少しでも経験がある者ならば、雑味とはまた違うこの蕾のようなそれが、開花して結実するかのように、そこに広がっていくのを期待するのだ。そこまで考えると決してこのリースリングは力強くなのだが、その中間ぐらいのところで手を打つことが出来る代物だろう。偉大な熟成を期待する向きにはグローセスゲヴェックスでよいのだ。

しかし、同じ価格帯のレープホルツ醸造所のフォム・ブントザントシュタインと比較すると、一種の繊細さのようなものがあって、使いやすいリースリングである。どちらも甲乙つけがたいが、2014年のレープホルツのリースリングを試しに行こう。

隣屋が壁を直すことになった。ここに移り住んだ当初からぼろ壁だった。こちらはリフォームしたところなので、余計に目立った。これで綺麗になればこちらの壁の傷みが徐々に目立ってくるかもしれない。夏の暑いときに埃も出て騒がしいが、綺麗な壁になるのは素直に嬉しい。その壁さえ綺麗であれば、どれだけでこちらの家が高級住宅に見えただろうと思う。



参照:
還元法は十五年も前のこと 2015-05-06 | 試飲百景
尋常ではない二月の気象 2014-02-20 | アウトドーア・環境

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