Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

排出零の節約ライフスタイル

2012-02-04 | アウトドーア・環境
電気代の勘定書きを受け取った。昨年一年間の消費量2589kWhが2011年分である。一昨年つまり2010年には2930kWh消費していたので、一昨年に続きまた約300kWh倹約したことになる。

原因を分析中であるが冷蔵庫のサーモスタットを直したのが2010年2月末なので、もっぱら節約効果は他にあるようにも思える。しかし冷蔵庫関連は外せない。

先ず2011年夏が比較的涼しかったことと、サーモスタットの温度調整を的確にしたからではないかと考える。勿論まだ修理完了していなかった2010年冬の二ヶ月間の効果は大きいだろう。それにこれほど冷えてしまうと冷蔵庫がコムプレッサーを動かす時間など殆ど無くなる。

それに、冷蔵庫のドアや中の電球などの調整をしたことが、機密性と効率を上げたに違いない。古い冷蔵庫であるが手を入れれば可也の節電冷蔵庫並みの効率を発揮できる。

その他では2010年冬後半から初めて冬篭り生活を2011年冬を通して行ったことが大きいかもしれない。つまり、明かりを消して、夜は出来る限りスポットライトとデスクライトだけで寛ぐようになったからであろう。要するにドイツ風の生活態度が身についたことである。

その反面、運動による洗濯物の量は増えており、洗濯機だけでなくアイロンも電気消費量を押し上げている筈である。ノートブックの点けっ放しも消費を上げている。あとはTV受信機のスタンバイ機能を切ったことも大きいかもしれない。

今後の節約の可能性としては、湯沸かし器を購入して湯だけを沸かすために電気コンロをつけないようにすることである。湯沸かし器の価格はしれているので直ぐに元が取れるかもしれない。それに天井裏の篭る部屋で溜めおきした湯を沸かせると便利であり、ますます篭れる。

以上が私の節電対策であるが、その結果今年は月々64ユーロと払い込み額が若干減らされており、同時に72ユーロの返金がある。

さてこの金額をネットで見た日本の標準家庭月々300kWh消費約7000円、つまり年3600kWhのそれと比べると、なるほど19%の付加価値税を除いても東電のそれよりもまだ高い。つまり合衆国などを除けば日本の電気料金は結構安いようである。やはりドイツの電気料金は高い。

ユーロ安で資源の無いうえに原子力発電を絞っているドイツの燃料コストは軒並み上がっており、正しく物価上昇とインフレとの戦いが国民経済への運営であることは間違いないのである。

そうした環境の中で兎に角資源を無駄に使わない、有効に利用するのが、持続性あるエネルギー政策の基本であり、そこに初めて再生可能エネルギーの排出零カーボンニュートラル政策の意味がある。



参照:
節約の結果としての公共料金 2011-02-13 | 生活
薄暮に冷蔵庫から射す冷たい光? 2010-02-28 | テクニック
一日17時間稼動の労働コスト 2010-02-24 | 生活
タイマー仕掛けの冷蔵庫 2009-12-11 | 生活

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