Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

400人規模演奏会の準備

2020-05-28 | 生活
次のコンサートの連絡が入った。序でに出かけるつもりだったが、前後のケルンでのコンサートが流れた。つまり宿も取り直して一か所へと態々出向かなければいけない。それほどの意欲はなかった。そもそもワイン祭りの喧騒を避けるために避難の旅行だった。ヴァインフェストも無くなり、態々出かける必要もなくなった。しかし、今回も大劇場を四分の一の入場者にして開くために先行予約をした人を優先的に選んだ様だ。つまり私は最初のお客さんの数人である。どんなに場所が変わってもいい席を与えてくれることは予想がついている。要するに席の場所は最初の予約時と殆ど変わらないであろう。但し会場の音響は変わる。

何と6月に400人を入れるという。これは再開後の最大規模のコンサートではないかと思う。席の間隔もあり、恐らく空調も強力なのだと思う。勿論是席に着くまではマスク着用だが、そこで外すことになっている。当然である。しかし、これだけの規模の人数を二群に別けて二百人づつにしても大変な苦労が掛かると思う。先ずはそれを観て来たいと思った。

そこで宿を探すと新たに出て来ていた。郊外の適当なところを予約しておいた。朝食付きで49ユーロだが、写真にあるようなビッフェも無いとあまり嬉しくはない。写真を見るとテラスでも朝食が可能ならば喜ばしい。夕食なども考えると結構鬱陶しいが、何年か経つとなぜあんなところであんなことをしていたのかなと不思議に思うこともあるかもしれない。コロナ以降外泊するのは初めてであり、何事も経験かなとも思う。燃料代はまだ落ちているのでその点は助かる。

走行距離はホテルへ寄るとしても330㎞に達しないのでミュンヘンよりは近い。ルツェルンに行く感じで往復も出来るが慣れていないルートなので写真撮影が怖い。ゆっくりと走れるように出かけて、ゆっくりと食事をして、ゆっくりと宿泊したいものである。

元々の入場料金は二回分で38ユーロと格安で購入したが、今回の処置の会場側の努力を考えると適当に返す気にもなれなかった。300㎞を走行してでも聴きに行く価値はあると思った。手頃のコンサート予定などを見れば、とても簡単には捨てる気にはならなかったというのが偽らざらない気持ちである。バーデンバーデンは仕方がないとして、アルテオパーも到底出来るような態勢ではない。バーデンヴュルテムベルクもバイエルンと同様に100人までの入場となっている。到底採算が取れない。それでも室内50人制限から始めるバイエルン州よりはマシである。バイエルン州はどうも州知事にマスク信仰があるようで劇場内でもマスク着用という近郊公共交通機関の扱いをする。

なるほどバイエルンが最初に手配していればイタリアでの感染も避けられたかもしれない。当然の事ならら詳しい情報を持っていて恐らく自責の意味もあるのだろう。第二波は避けられないので装備を六週間分先二年間は準備すると言っていたが、何か大雑把な掛け声だけでポピュリズム政治家らしさを示している。バイエルン州での催し物にはあまり期待できなくなった。だからバイエルン州知事は教会での感染などヘッセン州を批判するが、バイエルン州の特性というものがその背後にはあって、オーストリアのやり方をそのまま踏襲できないのでさぞ悔しいことだろう。



参照:
ニューヨークタイムズの報道 2020-05-20 | 音
ザルツブルクの突破口婆 2020-05-26 | 女

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