年末仕事納めになってきた。支払いなどを整理する。何とか金曜日に間に合うか。やるだけやれば後は大みそかから元旦へと適当に流れる。
クリスマス祝日二日目は穏やかな天気だった。夕食に新たにグローセスゲヴェックスを開けた。今度は地元のペッヒシュタイン2012年である。これは飲み頃はまだなのだが、ほかにもある2012年物のパイロットとして開けてみた。少なくとも開栓初日の感じではまだまだ片麻岩のリースリングが開いていない。2013年よりも無難な年だったので余計に開いていない。しっかりしているのでデキャンタに入れ替えた。二三日様子を見ながらのもう。普通の意味ではとても熟れていいワインなのだが、それだけでは物足りないのがこの土壌の潜在力の高さだ。リースリングに合わせて、子牛肉とトリフのザウマーゲンにホウレンソウなどを適当に炒めた。マッシュポテトの付け合わせのあまりにも単純な食事だが、開いていないワインにはこんなものでいい。
英国から冬物バーゲンの知らせが入っていた。Brexitの状況を見て、本当は纏め買いの予定でいたが、三月以降も移行期として通関などは免除されるようだ。だからまだ時間的に余裕があり、急いで購入する必要がないことが分かった。それでも割高で購入した夏物と清算するように安いものが出ていた。半額以下だ。120ポンドのものが50ポンドでものは悪くは無い筈だ。前回購入したシャツに似ているが、この価格ならば邪魔にはならない。本当は異なる色合いが欲しかったが、半年後に買えればそれでよい。
序でにタイも注文しておいた。パープルの色合いで、今持っているリラ系とは少し異なる。これはこれで使いやすいと思う。送料が10ポンド加算されるので、二点半額以下を買えば手頃な価格になる。
就寝前に録画に失敗したラトル指揮のバーデンバーデン復活祭こけら落とし公演から「魔笛」を流した。ペトレンコ指揮のデビューが「フィデリオ」になるならば、やはりこれは参考にしたいと思ったからだ。NHKが金を出していて、ピットの中がよく分かるようなカメラアングルが多い。そして、最後に「パルシファル」で成果を挙げたラトルの最初に戻ってみたかった。演奏は記憶通りとても良かった。オペラ的なことは別に、ペトレンコがこれだけの成果をモーツァルトで上げれるかどうか正直分からない。
タミーノもブレスリクが歌っていて、ナジだけは分かっていたが、幾らかオペラ業界が見えてきた今からすると、中々いい配役になっている。シァーガーというテノールもここで聞いていた。確か本来はジモーネ・ケルメスが夜の女王だった。ホセファンダムも出ていて、可成りのキャスティングで挑んでいたことが分かる。だから大々的にメディア化されたのだった。しかしその後は、「トリスタン」を除いてはむしろ評判が悪く、キャスティングも悪くなっていった。その「トリスタン」のベルリンからのラディオ放送は日曜日の20時から2016年3月31日中継の再放送がある。因みにDCHの収録は4月3日で双方ともベルリンからである。3月19日の初日から28日までの計四回のバーデンバーデンからの中継の希望も存在した。「魔笛」の映像は2013年4月1日の復活祭最終日の収録である。初日23日に出かけたがこうして改めて聞くと中々健闘している。
翌14年は「マノンレスコー」で予測通り低調だったと聞いている。15年の「ばらの騎士」は良かったが、ハルテロスの関係か映像録音とも存在しない。17年の「トスカ」は一番評判が悪かった。どうも祝祭劇場がその他の「ペレアス」や「女狐」などを拒んだのかもしれない。兎に角、ラトル指揮でのオペラの成功は五割ほどしかなかったことになる。
参照:
声楽付き楽劇「トリスタン」 2016-03-22 | 音
苦労して獲得するもの 2015-03-30 | 音
メルヘンから思春期を超えて 2013-03-26 | 音
クリスマス祝日二日目は穏やかな天気だった。夕食に新たにグローセスゲヴェックスを開けた。今度は地元のペッヒシュタイン2012年である。これは飲み頃はまだなのだが、ほかにもある2012年物のパイロットとして開けてみた。少なくとも開栓初日の感じではまだまだ片麻岩のリースリングが開いていない。2013年よりも無難な年だったので余計に開いていない。しっかりしているのでデキャンタに入れ替えた。二三日様子を見ながらのもう。普通の意味ではとても熟れていいワインなのだが、それだけでは物足りないのがこの土壌の潜在力の高さだ。リースリングに合わせて、子牛肉とトリフのザウマーゲンにホウレンソウなどを適当に炒めた。マッシュポテトの付け合わせのあまりにも単純な食事だが、開いていないワインにはこんなものでいい。
英国から冬物バーゲンの知らせが入っていた。Brexitの状況を見て、本当は纏め買いの予定でいたが、三月以降も移行期として通関などは免除されるようだ。だからまだ時間的に余裕があり、急いで購入する必要がないことが分かった。それでも割高で購入した夏物と清算するように安いものが出ていた。半額以下だ。120ポンドのものが50ポンドでものは悪くは無い筈だ。前回購入したシャツに似ているが、この価格ならば邪魔にはならない。本当は異なる色合いが欲しかったが、半年後に買えればそれでよい。
序でにタイも注文しておいた。パープルの色合いで、今持っているリラ系とは少し異なる。これはこれで使いやすいと思う。送料が10ポンド加算されるので、二点半額以下を買えば手頃な価格になる。
就寝前に録画に失敗したラトル指揮のバーデンバーデン復活祭こけら落とし公演から「魔笛」を流した。ペトレンコ指揮のデビューが「フィデリオ」になるならば、やはりこれは参考にしたいと思ったからだ。NHKが金を出していて、ピットの中がよく分かるようなカメラアングルが多い。そして、最後に「パルシファル」で成果を挙げたラトルの最初に戻ってみたかった。演奏は記憶通りとても良かった。オペラ的なことは別に、ペトレンコがこれだけの成果をモーツァルトで上げれるかどうか正直分からない。
タミーノもブレスリクが歌っていて、ナジだけは分かっていたが、幾らかオペラ業界が見えてきた今からすると、中々いい配役になっている。シァーガーというテノールもここで聞いていた。確か本来はジモーネ・ケルメスが夜の女王だった。ホセファンダムも出ていて、可成りのキャスティングで挑んでいたことが分かる。だから大々的にメディア化されたのだった。しかしその後は、「トリスタン」を除いてはむしろ評判が悪く、キャスティングも悪くなっていった。その「トリスタン」のベルリンからのラディオ放送は日曜日の20時から2016年3月31日中継の再放送がある。因みにDCHの収録は4月3日で双方ともベルリンからである。3月19日の初日から28日までの計四回のバーデンバーデンからの中継の希望も存在した。「魔笛」の映像は2013年4月1日の復活祭最終日の収録である。初日23日に出かけたがこうして改めて聞くと中々健闘している。
翌14年は「マノンレスコー」で予測通り低調だったと聞いている。15年の「ばらの騎士」は良かったが、ハルテロスの関係か映像録音とも存在しない。17年の「トスカ」は一番評判が悪かった。どうも祝祭劇場がその他の「ペレアス」や「女狐」などを拒んだのかもしれない。兎に角、ラトル指揮でのオペラの成功は五割ほどしかなかったことになる。
参照:
声楽付き楽劇「トリスタン」 2016-03-22 | 音
苦労して獲得するもの 2015-03-30 | 音
メルヘンから思春期を超えて 2013-03-26 | 音