Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

キャストによるデーター転送

2016-10-08 | 
陽射しが足りない。冬支度加速である。このような天気が続くと、篭り部屋へと移動したくなる。先ずは作業着に白衣を羽織って、化学実験ならずPCに向かう。応急処置である。

そこで当面気がかりなのは、ドッキングステーション化したノートブックとPCオーディオの可能性だ。様々な可能性をネットで調べてみた。いづれにしても、ノートブックとUSB-DAC間の距離が延びるので、夏場のようにコードを延長する訳にはいかない。だから高品質の音楽情報を飛ばすしかないのだが、WiFiのデーター転送ならば既に実証されているので、それを使いたいということになる。一つは導入予定のラズベリ―パイを挟む方法、もう一つはキャストストリーミングということになるらしい。

前者は通常のDACではなくてDACの基盤に繋ぐ形で使うようで、通常のDACへの転送には問題があるようだ。後者もいくつかの種類があるようだが、アップル以外の機器との相性ではグーグルクロームキャストが優れているらしい。そのオーディオ専用が使えそうだ。但し、アンドロイドでの再生に比較するとPCからには制約があるようで、クロームキャスティング扱いにしなければいけないらしい。試しにやってみると動画のみならず音楽ファイルも問題なく再生可能なので、これらが問題なくキャスティング出来れば全く問題が無い。但しノートブックに映る動画とキャスティングのオーディオでのタイムラグが厳しいらしい。動画ソフトならばシンコニゼーションの調整機能もあるがクロームでは出来ない。どうもこれが最大の欠点のようで、場合によればタブレットでの再生もあり得るのか?所謂ミラーリングということになるのだろう。試してみなければ分からない。価格は33ユーロが最低価格で、更に通常のトスリンクに接続するミニプラグ用アダプターが2ユーロほどする。〆て35ユーロで使えるなら試してみる価値はありそうだ。DACアムプでヘッドフォンで音を聞くよりはBGMとしても快適であればそれでよい。

一昨日リンクを張ったチャイコフスキーの交響曲五番の動画が消去されている。理由は劇場からのクレームということになっている。それでもシュトラウスの方は消去されていないことを鑑みると、高度な判断がそこにあると思われる。先ずは事実として当夜のコンサートの前半と後半では制作の目的の差異が考えられたことで、前半はある目的を以て制作されていて、後半は通常の中継の延長よりは手間を掛けていたが、カメラのスイッチングなど比較的場当たり的な映像だった。ネットの技術的影響かどうかは分からないが、後半は映像の質も大分落ちていて、本格的なHD映像は前半だけだった。その前半の制作意図も定かではないが、記録として残されるものであって、そのように初めから計画されたものだっただろう。そして後半はそれに当てはまらなかった。シュトラウス作品のYouTube映像にはスポンサーに関する断りも無いので、劇場の意志が明白で、当然のこと演奏者の承諾が得られていたということになるのだろう。

森の中は17.5度だった。前日よりは暖かい。曇っていて放射冷却が無かったからだ。それでも下りて来て年金受給者の爺さん婆さんと擦れ違いざまに「暖かい」と笑った。普通の人にとっては厚着の季節だが、こちらはTシャツ、ショーツ姿は真夏と変わりない。それでも丁度坂道を走るのによかった。汗を掻き出したのは下りで頑張って走った時だ。最高速を出した場所を挟んで長くランナー並みのスピードを維持する努力をした。残念ながらGPS測定が綺麗には出来なかったので速度は正確ではないが、降りて来て15分24秒は記録である。そう言えば、スポーツ用の小ぶりの眼鏡をかけ忘れて、平常の眼鏡で走ったが、気がついたのはシャワーを浴びる前だった。どう考えても上体の振れが少なくなったとしか考えられない。



参照:
感動のエコノミー症候群 2016-08-26 | テクニック
はっとするレアリズム 2016-10-06 | アウトドーア・環境
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする