木曜日に登りに行った以外は、三回ボールダーを試した。左肩の痛みは酷いので可也苦しい。それでも成果が幾つかはあった。特に金曜日には、懸案のアクセルシュヴァイスの上から見えない足場に乗せる方法が見えてきた。左の足場と同じ高さにあるとはじめて気がついたからで、左右の足を同じ高さに持っていくことは感覚的に容易だ。そこで爪先を乗せてみたが踏ん張れるほどではない。まだ爪先が上手に加重されていないからだろう。そのためには右手の手掛かりがもう一つ安定しない。改めてVIDEOを観ると開脚の足場を使っている。こうなれば右手を安定させたところで、高めに右足を押さえつける場所を探してみるのもよいかもしれない。最後の右の手掛かりに届くには右足を安定させなければ可能性がないからだ。その右端にあるジューデピエをはじめてまじめに挑戦した。右手と左手で身体を浮かせることが出来たから、左足で岩板を挟み込む感じで左手で上の穴を挟めるようになれば結構いけるかもしれない。
峠への登りで19分3088歩、午前中としては悪くない記録だ。駆け出しからゆったりとピッチを長めに心掛けた。結局中盤の終わりでは結構堪えて、終盤を落とさないように長めにスパートを掛けた。記録を目指す状態ではなかった割には確実に19分台をキープして、歩数からすると可也押さえられている。下り途中にほぼ同じようなところでライヴァルのばあさんと息子に挨拶して、降りてくると34分5385歩と草臥れた。
土曜日の試飲会は比較的楽しめた。通常ならば行かない有料のものであるが、10ユーロは購入して返済された。それほど厳密には計算していないようで、購入のために真面目に試飲する人にはキャッシュバックするのだろう。人によっては一本しか買わない人もいたが、その場合はどうだろうか。バート・デュルクハイムには数件のVDP醸造所があるが、その程度からするとヤングタレンツとして今後の候補に挙がっているピュルーガー醸造所は決して悪くは無い。そして何よりも元オーナーの叔母さんは私の山仲間である。だからフランスのマコンからもお客さんを迎えたことがあった。
今回同行したのはスパイヤーの役人裁判所のもと判事夫妻である。彼らも既に他所の催し物で試していて行きたいということだったからである。どうも旦那の方は昨年の足の怪我から結局最近手術して杖を話せるようになっていたが、血圧が下がるなど落ち込むことが多いようで、今回のお誘いを大変喜んでいた。
先ずは、リースリングを一通り試す。リッターリースリングは流石になんてことはないが、その次のフォン・ブントシュタインのグーツリースリングは大変興味深かった。これよりも美味しいグーツリースリングはどこにでもあるが、これほど癖のあるつまり特徴を出した素朴なものは珍しい。それも12.5%で一本7.50ユーロなのでとてもお買い得だ。
その上のオルツリースリングは、デュルクハイマーとウングシュタインの二種があって、やはり後者の美味さに軍配が上がる。これも寧ろ土壌感の面白さであって、前者の退屈なワインがどうしても陰る。そのあたりの味質がその昔プファルツのリースリングとして最も代表的に思われていた味筋なのだ。幾らてロワールを出そうと心掛けてもその退屈さが変わらないのがその土壌である。しかし2013年の後者は甘すぎた。残糖値8グラムは上げすぎだ。2014年は2グラムとこれは快適であった。
その上の2013年産ラーゲンヴァインとして、先ずフックスマンテルの獣くさいような不味さ、そして西側に広がるシュピールベルクでボルダーに行くときの通り道の脇である。これは何かどこかで感じた味を考えているうちにコルク臭と分かった。オーナーが確かめてあまり分からなかったようでおかしいなと思っていると他の瓶を持ってきた。これはそれが消えていて、清涼感のあるミネラルを楽しめた。どうもまだまだこのあたりの醸造所であるとそこまでクレームをつける人は少ないのだろう。あまりオーナーが鈍感であると見えると具合が悪いので、そのあたりの対応の仕方もこれからの勉強である。まさしく自称会長秘書秘密審議官の名目躍如である。
ミヒャエルスベルクがここの最も価値のある区画だろうが、その味筋は赤いスレートのように華やかしい果実風味なのだ。だからあまり好まない。そしてそのテラスと称するものは更に濃く、将来のグローセスゲヴェックスとなる。プラムのシュナップスの様で、ミラベルなどにも近い。最後のヘーレンベルク二種は、スレートでの青色に相当して美しさはこちらの方がよく出ていた。
その他は、素晴らしい年度だった2014年のブルゴーニュ種であるが、シャルドネ、ソヴィニオンブラン、サンローラン、ピノノワールなどであるが、SBを二本購入して自宅で試す。ピノノワールも上手に造っていたが赤は2014年産を待とう。しかしここで何を書いておかないといけないか?
ワインの価値についてである。同じ8ユーロ以下でも美味しいリースリングはあるその中でここのブントザントシュタイン派は価値があると思ったのは、大手の昔の名前だけの醸造所がそれなりの酵母を使って綺麗に造ったワインではないからだ。その方向に進めば極論すれば新世界の何でもありのコーラワインとなる。そのようなものを飲むぐらいならワインなどいらない。ビールの方が遥かに美味くて安い。それならばこの醸造所からの19ユーロもするリースリングをどう見るか?これは時間が掛かる。場合によっては地所を更に都合必要もある。エコヴァインを目指してある程度時間が経っているが、まだまだ収穫量は多い。
参照:
肉汁たっぷりを活かす 2012-08-30 | 試飲百景
会長私設秘書としてのお役目 2010-12-02 | 試飲百景
峠への登りで19分3088歩、午前中としては悪くない記録だ。駆け出しからゆったりとピッチを長めに心掛けた。結局中盤の終わりでは結構堪えて、終盤を落とさないように長めにスパートを掛けた。記録を目指す状態ではなかった割には確実に19分台をキープして、歩数からすると可也押さえられている。下り途中にほぼ同じようなところでライヴァルのばあさんと息子に挨拶して、降りてくると34分5385歩と草臥れた。
土曜日の試飲会は比較的楽しめた。通常ならば行かない有料のものであるが、10ユーロは購入して返済された。それほど厳密には計算していないようで、購入のために真面目に試飲する人にはキャッシュバックするのだろう。人によっては一本しか買わない人もいたが、その場合はどうだろうか。バート・デュルクハイムには数件のVDP醸造所があるが、その程度からするとヤングタレンツとして今後の候補に挙がっているピュルーガー醸造所は決して悪くは無い。そして何よりも元オーナーの叔母さんは私の山仲間である。だからフランスのマコンからもお客さんを迎えたことがあった。
今回同行したのはスパイヤーの役人裁判所のもと判事夫妻である。彼らも既に他所の催し物で試していて行きたいということだったからである。どうも旦那の方は昨年の足の怪我から結局最近手術して杖を話せるようになっていたが、血圧が下がるなど落ち込むことが多いようで、今回のお誘いを大変喜んでいた。
先ずは、リースリングを一通り試す。リッターリースリングは流石になんてことはないが、その次のフォン・ブントシュタインのグーツリースリングは大変興味深かった。これよりも美味しいグーツリースリングはどこにでもあるが、これほど癖のあるつまり特徴を出した素朴なものは珍しい。それも12.5%で一本7.50ユーロなのでとてもお買い得だ。
その上のオルツリースリングは、デュルクハイマーとウングシュタインの二種があって、やはり後者の美味さに軍配が上がる。これも寧ろ土壌感の面白さであって、前者の退屈なワインがどうしても陰る。そのあたりの味質がその昔プファルツのリースリングとして最も代表的に思われていた味筋なのだ。幾らてロワールを出そうと心掛けてもその退屈さが変わらないのがその土壌である。しかし2013年の後者は甘すぎた。残糖値8グラムは上げすぎだ。2014年は2グラムとこれは快適であった。
その上の2013年産ラーゲンヴァインとして、先ずフックスマンテルの獣くさいような不味さ、そして西側に広がるシュピールベルクでボルダーに行くときの通り道の脇である。これは何かどこかで感じた味を考えているうちにコルク臭と分かった。オーナーが確かめてあまり分からなかったようでおかしいなと思っていると他の瓶を持ってきた。これはそれが消えていて、清涼感のあるミネラルを楽しめた。どうもまだまだこのあたりの醸造所であるとそこまでクレームをつける人は少ないのだろう。あまりオーナーが鈍感であると見えると具合が悪いので、そのあたりの対応の仕方もこれからの勉強である。まさしく自称会長秘書秘密審議官の名目躍如である。
ミヒャエルスベルクがここの最も価値のある区画だろうが、その味筋は赤いスレートのように華やかしい果実風味なのだ。だからあまり好まない。そしてそのテラスと称するものは更に濃く、将来のグローセスゲヴェックスとなる。プラムのシュナップスの様で、ミラベルなどにも近い。最後のヘーレンベルク二種は、スレートでの青色に相当して美しさはこちらの方がよく出ていた。
その他は、素晴らしい年度だった2014年のブルゴーニュ種であるが、シャルドネ、ソヴィニオンブラン、サンローラン、ピノノワールなどであるが、SBを二本購入して自宅で試す。ピノノワールも上手に造っていたが赤は2014年産を待とう。しかしここで何を書いておかないといけないか?
ワインの価値についてである。同じ8ユーロ以下でも美味しいリースリングはあるその中でここのブントザントシュタイン派は価値があると思ったのは、大手の昔の名前だけの醸造所がそれなりの酵母を使って綺麗に造ったワインではないからだ。その方向に進めば極論すれば新世界の何でもありのコーラワインとなる。そのようなものを飲むぐらいならワインなどいらない。ビールの方が遥かに美味くて安い。それならばこの醸造所からの19ユーロもするリースリングをどう見るか?これは時間が掛かる。場合によっては地所を更に都合必要もある。エコヴァインを目指してある程度時間が経っているが、まだまだ収穫量は多い。
参照:
肉汁たっぷりを活かす 2012-08-30 | 試飲百景
会長私設秘書としてのお役目 2010-12-02 | 試飲百景