12月も20日を過ぎ、2017年の映画鑑賞もそろそろ締め。
今年のベスト10を決めなくちゃなタイミング。
で、見逃していたのはないか?、で慌てて見に行ったのが今作。
「笑える」という評判の一方、「実はホラー」という話も聞こえてきた。
ホラーを観ないポリシーの当ブログとしては、腰が引けていたのだ(笑)
(理由=意味もなく、ヒトに怖いイメージを植え付けるって理解できない)
ところが!
ゴールデン・グローブ賞、New York Timesなどの数々の賞レースに、今作がけっこうエントリー(汗)
ということで、都内の上映が完了した直後のタイミングで、都外の映画館に駆けつけた。
NY在住の黒人カメラマンの主人公。
白人のガールフレンド、ローズに誘われ郊外の実家の両親に会いに行くことに。
行ってみるとそれだけでなく、親戚縁者が参加パーティに参加する羽目に陥る(汗)
だけなら仕方ないで済むのだが、行ってみると何か様子がおかしい…
両親の彼に対する態度がにぎにぎしいのはともかくとして、黒人使用人たちの態度が、変なのだ。
妙に無口だし、彼を見つめる目つきが普通じゃない。
そして…
物語の方向はクライマックス、一気に舵を切り、思わぬ方向へ。
遂に決着がつき、その直後に大きく GET OUT とタイトルが出て END!
インディペンデント発らしい、思い切りのいいエンディングに大満足。
ホラー映画と聞いていたが、当ブログはそうは感じなかった。
意味もなく、ヒトに怖いイメージを連発するのがホラー。
だが今作も確かに怖いが、ヒトがなぜそう行動したかのロジックはちゃんと成立している。
結論:2017年を代表する「快・怪作」!
このサロンが都会であれば成り立たないでしょうが、田舎の家において、起こる事件だからこそ、限られた人々しか知らない、秘密として、サロンの悪友たちにも守られたのではないでしょうか。
怖いといえば怖い映画ですが、その闇の深さに対して、観賞する側を戦慄させないのは、ユーモアのお蔭でしょうかね。
>完全な逆バリで、笑っちゃいましたね!
まったく、僕もまんまと裏かかれました。
終盤の怒涛の展開、さすがコメディアン出身の監督さんだけありますね。
<その闇の深さに対して、観賞する側を戦慄させないのは、ユーモアのお蔭
正にユーモアのあるべき姿ですね!
紫さん
<終盤の怒涛の展開、さすがコメディアン出身の監督さんだけありますね。
こちらも、正にユーモアのあるべき姿ですね!