西京極 紫の館

サッカー観戦、映画や音楽鑑賞、読書などなど、
日々のなんやらかんやらを書いてみようかな、と♪

パッセンジャー  監督/モルテン・ティルドゥム

2017年03月30日 22時15分16秒 | 西京極シネマ
【出演】
 クリス・プラット
 ジェニファー・ローレンス
 マイケル・シーン
 ローレンス・フィッシュバーン

【ストーリー】
近未来、5,000人を乗せた豪華宇宙船アヴァロン号が、人々の移住地に向かうべく地球を出発。到着までの120年、冬眠装置で眠る乗客のうちエンジニアのジムと作家のオーロラだけが、予定より90年も早く目覚めてしまう。絶望的な状況を打破しようとする二人は、次第に思いを寄せ合うものの、予期せぬ困難が立ちはだかり…

【西京極の評価】
自分の人生を左右するような嘘をついた相手を一生のパートナーに出来るのか?ヒロイン役であるジェニファーに共感出来る人はこの映画☆5つをつけるかもしれない。僕には残念ながら出来なかった。宇宙船内のギミックやデザイン、絵創りは申し分なかっただけに入り込めなかった自分が悔しい。もし僕なら違う展開とラストを用意したと思う。それはどんなのかというと…本作のネタバレになるので言えませんw

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆★★★
 演出/演技 ☆☆☆☆★
 映像    ☆☆☆☆☆
 音楽/音響 ☆☆★★★

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キングコング:髑髏島の巨神  監督/ジョーダン・ヴォート=ロバーツ

2017年03月27日 23時22分56秒 | 西京極シネマ
【出演】
 トム・ヒドルストン
 ブリー・ラーソン
 サミュエル・L・ジャクソン

【ストーリー】
コンラッド率いる調査遠征隊が、未知の生物を探すべく、神話上の存在とされてきた謎の島に潜入する。しかし、その島は人間が足を踏み入れるべきではない“髑髏島”だった。島には骸骨が散乱しており、さらに岩壁には巨大な手の形をした血の跡を目撃する。そして彼らの前に、神なる存在であるキングコングが出現。人間は、凶暴なキングコングに立ち向かうすべがなく…

【西京極の評価】
コングVSサミュエルのサル顔対決は…言うまでもなくコングの圧勝でしたw従来のキングコング映画であればラストは高層ビルからコング転落死というのがお決まりですが、今回は2020年にGODZILLAと対戦が決定しているので死にませんし、落ちもしません。それでも金髪美女☆ラブとか、巨大タコと対決とか、お約束はしっかりやってくれます。注目していた巨大生物同士のバトルも迫力あり。惜しい点はサミュエルの行動動機が単なるWARホリックだったってところかな。もう少し軍人としての大義とか部下への想いとかがあればもっと盛り上がっただろうに…

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆★★★
 演出/演技 ☆☆☆☆★
 映像    ☆☆☆☆☆
 音楽/音響 ☆☆★★★

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3/25 第5節 V・ファーレン長崎戦 (京都・西京極競技場)

2017年03月25日 23時31分59秒 | サンガ観戦レポート2017
写真:西京極競技場のトイレがサンガカラーにリニューアル!!

連携なく三連敗…

前節、残り5分で勝ち試合を落としたサンガ。
結果は最悪だったが、試合内容では今季一番だったのが唯一の救い。
今日はホームゲームでもあり、内容に伴った勝ちが欲しいところだ。

西京極公園では女子プロ野球やバスケのハンナリーズの試合も同日予定されており、
いつもより早い時間に到着したが、サンガスクエア周辺も大いに賑わっていた。
サンガサポも連敗中ではあるが、前節の内容が悪くなかったせいか表情は意外に明るい。
いつもお世話になっている屋台の社長さんに新作の牛ホルモン串焼きを勧められ、
験担ぎの黒ビールと一緒に食し、腹ごしらえ完了。

【サンガのスタメン】
 GK:菅野
 DF:高橋、牟田、染谷
 MF:石櫃、吉野、望月、本多
 FW:大野、イ・ヨンジェ、小屋松
SUB:清水、湯澤、内田、下畠、ハ・ソンミン、仙頭、大黒

先発メンバーは前節と同じ。
ベンチには今季初の翔吾と開幕戦以来のソンミン。
FWは大黒のみでセルは今回もメンバーから外れている。
前節サイテーな出来だった闘莉王もいない。

今日の対戦相手である長崎はここまで2勝1分1敗で上位キープ。
特にゴール数ではJ2トップというシュート欠乏症のサンガには羨ましい限りだ。
厳しい戦いになるとは思うが、なんとしてもホームで連敗を阻止してもらいたい。

【試合感想】
で、試合はどうだったのか。
もう皆さん結果はご存知でしょう。

完封負けで3連敗。

とにかくパスが繋がらない
というかパスを受けられる様なポジションを獲れていない。
要するに連携が取れていないという事だ。

一番顕著だったのがビツの周辺。
前のスペースにボールが出せそうな時にビツがDFラインにへばりついている。
ビツが前にいる時にはDFラインでボールを奪われる。
ビツの出来が悪いというより、周りとの呼吸がまったく合っていないのだ。

守備でも簡単にサイドをえぐられて、簡単にクロスを上げられて、ゴールを許す。
闘莉王がいようが、いまいが、この緊張感のなさはもはや病的だ。

攻撃面では古巣にイイところを見せようとヨンジェが奮闘するも空回り。
大野クンもフィジカルの強さを見せたが
結果をみればサンガのシュート数は今日もたったの5本。
前半はソメのミドル1本だけ。
シュートまでいけず、攻撃がすべて中途で終わっている感が否めない。
枠に飛んだシュートは後半途中交代で入った仙頭の1本だけではなかろうか?

後半、負けている状況でもたった1枚の交代FWカードを使わず、
交代枠を余らせたまま試合終了の笛を聴く布部監督余裕の采配
使えないカードなら大黒をなぜベンチに入れている?
どうせ使わないなら生え抜きルーキーの島村クンとか入れて欲しい。

前節は希望の見える負けだったが、今日の試合には何一つ光は見出せなかった
さすがのヌルサポも試合後はブーイング。
シーズン序盤だからまだこの程度で済んでいるけど、
一ヶ月後でもチーム状態が変わらなければ暴動が起きるよ…というか起こすよ。

ここまでの体たらく。
実は布部さんの“策略”だと信じたい。
「大枚叩いて呼んで来たベテランを使えというから使ってみたけど…使えないね」
「じゃあ僕の使いたい選手を使ってみるよ」
「ほらこっちの選手の方がイイじゃん!」
で、終わってみたらソコソコいい成績を残せてたりして
無能な経営陣には責任を取って退いていただいて…
生え抜き若手主体の新生サンガ誕生!

…そんな上手くはいかんか。


【試合結果】 京都0-1長崎

【観客数】 5,854人

【得点者】
 岡山 : ファンマ42

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:菅野6
 DF:高橋5、牟田5、染谷5.5
 MF:石櫃5、吉野5.5、望月5(53分 仙頭6)、本多5
 FW:大野5.5、イ・ヨンジェ5.5、小屋松5(79分 ハ・ソンミン5)

【今日の私的MOM】
 菅野 孝憲 : 冴えない試合内容だったが、切れずに3本の神セーブは見事



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SING/シング (日本語吹替版) 監督/ガース・ジェニングス

2017年03月22日 23時02分50秒 | 西京極シネマ
【声の出演】
 内村 光良 (バスター・ムーン)
 長澤 まさみ(アッシュ)
 山寺 宏一 (マイク)

【ストーリー】
劇場を運営するコアラのバスター・ムーンは、以前は活気のあった劇場に輝きを取り戻すべく、世界最高の歌唱コンテストをプロデュースしようと考える。感傷的に歌うハツカネズミや、内気なゾウ、25匹も子供がいるブタ、パンクロッカーのヤマアラシらが会場に集結し…

【西京極の評価】
とにかく終盤のライブパフォーマンスが凄い。80'sポップスも満載で鳥肌モンです。登場キャラクター一人づつのエピソードも上手くまとめられています。吹替版で観たのですが、声優陣もお笑い芸人、歌手、本職声優と色々ですが、いずれの方も違和感なく、歌も上手い。特に長澤まさみチャンって歌上手いんだな~、知らんかった。『ラ・ラ・ランド』同様「夢を諦めるな」がテーマですが、ヒネリはなくとことんどストレート。アニメだしね。それでいいと思う。既に続編の製作も決定しているらしいが、是非観たい。

【総合評価】 ☆☆☆☆★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆☆★
 演出/演技 ☆☆☆☆★
 映像    ☆☆☆☆☆
 音楽/音響 ☆☆☆☆☆

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3/19 第4節 ファジアーノ岡山戦 (岡山・シティライトスタジアム)

2017年03月19日 22時57分31秒 | サンガ観戦レポート2017
若手が創ったゲームをベテランが壊す。昇格早くも黄信号

大型補強をした割には今年もやっぱり開幕ダッシュ出来なかったサンガ。
前節アウェイで福岡に敗戦し1勝2敗と黒星先行、試合内容も良くない。
はっきり言ってまだ今年のサンガのサッカーが見えてこない。
そろそろ「目指すサッカー」「やりたいサッカー」が観たい。

比較的近場アウェイという事でちょっとゆっくりめ朝7時半に京都を出発。
サポ仲間M君の車に同じく若手サポのS君と同乗させてもらい高速へ。
中国道吹田-宝塚間で大渋滞の表示。ならばと阪神高速神戸線へ逃げたがこっちも渋滞。
結局当初の予定より1時間以上遅れてシティライトスタジアム到着。
運転役のM君は駐車場待ちで車に残り、僕らは先にスタジアム入りさせてもらった。

スタジアムのアウェイサポ席はほぼ満席。大旗もアウェイとしては多めの9本掲出。
サポの多さは勝ちを期待する現れ。絶対勝てよ!

【サンガのスタメン】
 GK:菅野
 DF:高橋、牟田、染谷
 MF:石櫃、吉野、望月、本多
 FW:イ・ヨンジェ、大野、小屋松
SUB:清水、湯澤、田中マルクス闘莉王、内田、仙頭、岩崎、大黒

今日もメンバーをかなり入れ替えて来た布部サンガ。
闘莉王はまだ体調万全でないのだろう、ベンチスタート。
DFラインは今季初先発の祐治を加えた3バック。
ビツと本多のポジションを前目にシフト。前目中央にこれまた初先発のレオ。
前節途中出場でイイ動きを見せた大野が3トップに加わった。
U-20代表に選ばれた岩崎クンはベンチ。
勝って良いイメージを持って代表ドイツ遠征に送り出したい。

【試合感想】
試合の入りはちょっとドタバタ。
両チーム共1回づつチャンスメイクしたがその後は膠着。
シュートは少ないが中盤の攻防は緊張感があって悪くはない。
特に目立ったのはレオと大野の二人。
レオは中盤で相手ボールにアタックするタイミングが良い。パス出しも上手い。
大野クンは前線でアグレッシブに動き回りかなり相手DFにプレッシャーを与えていた。
前半はスコアレスで終わったが、どちらかといえばサンガ優勢。
ピンチらしいピンチは試合開始直後のシュートくらい。
先にへばらなければ勝てる――そう信じていたのだが…

後半に入るとますますサンガが攻勢となる。
だが、惜しいチャンスはあるも決めきれない。
こうなるとやるべきことは一つ。岩崎くんの投入である。
ここまでのサンガのギアを上げるのは彼の役割。
後半16分に岩崎投入でシフトアップ!
ヨンジェが右サイドからゴール前に上げたクロスがこぼれたところをレオシュート!
これがズバッと決まってようやく先制!!
これで「勝った!」とは言い切れずとも「負けはない!」と思っていた。

ところが…である。

この直後にソメが痛んで闘莉王が入ると試合の流れが怪しくなる。
この日の闘莉王はとにかくおかしかった。
イージーなパスミスで相手にボールをプレゼントするわ、
前線へフィードすべきボールはサイドラインへ蹴り出してしまうわ、
とてもプロ、それもフル代表選手だったとは思えないプレイに終始した。

30分すぎにこれまたヨンジェが痛んで代わって投入された大黒も酷い出来。
フワフワしたプレイでまったくボールを触れず存在感ゼロ。

ベテラン二人がチームのリズムを壊したせいで流れは徐々に岡山へ。
アディショナルタイムに入ろうかという44分、フリーにした赤嶺に同点ゴール。
さらに試合終了間際にビツが相手と空中戦の競り合いで痛恨のPKを与え…

たった5分で勝ち試合が負け試合に。

若手がせっかく創ってくれた勝ち試合の流れを
ベテラン3人がよってたかって5分でぶっ壊して…お前ら恥ずかしくないんか?

なんとも情けない気分で大旗を片付けているとM君から電話が入った。
「駐車場出て待ってるんで来てください」
で、Sクンと一緒に車に戻ると、
なんとM君駐車場に入れなくて試合残り10分しか見られなかったと言う。
大黒投入以降って事はサンガのダメなところだけしか見れなかったって事か…
ゴメンネM君。
でも、全部観てても結果惨めな気分になるのは変わらないよ。たぶん。


【試合結果】 岡山2-1京都

【観客数】 10,214人(M君はここにカウントされていないってことですね…)

【得点者】
 岡山 : 赤嶺89、90+4(PK)
 京都 : 望月61

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:菅野5.5
 DF:高橋5、牟田5.5、染谷5(64分 闘莉王3.5)
 MF:石櫃5、吉野5.5、望月6、本多5.5
 FW:イ・ヨンジェ5.5(78分 大黒4)、大野6(61分 岩崎6)、小屋松5.5

【今日の私的MOM】
 望月 嶺臣 : ゴールも見事だったが、中盤吉野とのバランスも良かった

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どっちがウソついてるのか知らんけど、どっちかがウソついてるのはたしか

2017年03月18日 18時19分05秒 | 日々の雑感
一学校法人の国有地払下げに自治体が便宜を図ったか否か
その程度のローカルニュースだと思ってたら、
あれよあれよという内に現役大臣やら首相夫人やらを巻き込んで
遂には安倍政権を揺るがしかねないスキャンダルにまで発展。

いやはや、今の世の中は本当に恐ろしい。
人の口には戸を立てられないとはよく言ったもんだ。

国粋サイコ理事長を国会証人喚問の席で徹底的にやり込めて
一連のゴタゴタを一気に終結してしまおうというのが自民党の腹づもりなのだろうけど、
もしあのオッサンがとんでもない隠し玉を持ってたら…とか考えてしまう。

それにしても「記憶違いだった」とか「憶えていない」とか
いい加減な発言するよな、アノ防衛大臣。
いくらなんでも弁護人の事を忘れる訳ないだろ?
ホンマに忘れてたんなら弁護士として役立たずだし、
いわんや防衛大臣なんて任せてたら危険極まりないわ。

首相夫人も悪い意味でアクティブ過ぎ。
モノの良し悪しの判断も出来ない幼稚園児にマンセーされて喜んでるようじゃ
ファーストレディとしての品格を疑われる。

国を愛する気持ちは大事だと思うけど、
嘘と差別と戦争は勘弁してほしい。
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モアナと伝説の海(日本語吹替版) 監督/ジョン・マスカー&ロン・クレメンツ

2017年03月15日 23時01分06秒 | 西京極シネマ
【声の出演】
 屋比久 知奈(モアナ)
 尾上 松也 (マウイ)
 夏木 マリ (タラ)

【ストーリー】
誰よりも海を愛する少女モアナは島の外へ行くことを禁止されていたが、幼少時に海とある出会いを果たしたことで運命が決定する。モアナは愛する者たちの救済のため、命をつかさどる女神テ・フィティの盗まれた心を見つけ出して再び平和な世界を取り戻そうとする。未知の大海原へと向かったモアナは伝説の英雄マウイと出会い、冒険を共にする。

【西京極の評価】
♪ありの~ままの自分でいる~の~♪と謳い内向き思考を支持した『アナと雪の女王』のレリゴーに対して、♪この海はどこに続いているの~、どこまで遠く行けるの~♪と未知なる世界へ飛び出していく勇気を持てと歌うアンサーソング「How Far I'll Go」が本作のテーマ。『アナ』では主役のアナの行動にイマイチ共感出来なかったが、モアナにはしっかり共感出来ました。本作が製作開始された当時のアメリカはオバマ政権がTPPに代表されるグローバリズムを推進していた頃だったのでこういう脚本が書かれたに違いないが、まさか公開時には現トランプ政権へのアンチテーゼになるとは予想してなかっただろうなぁ。

【総合評価】 ☆☆☆☆★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆☆★
 演出/演技 ☆☆☆☆★
 映像    ☆☆☆☆☆
 音楽/音響 ☆☆☆☆★

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よりにもよって…

2017年03月12日 16時19分29秒 | サンガ雑記
山瀬にゴールを決められるなんて…

J2リーグ2017 第3節 at.レベルファイブスタジアム
福岡2-1京都
【京都得点者】 仙頭

自宅にてPC試合速報を眺めつつ。
DAZNってなんか契約する気になれない…

闘莉王が前節受けた怪我が癒えず不在。
牟田、内田、小屋松と先発メンバーをちょっとイジった割には、
やっぱりシュートが少ないのは変わりなし。
まだ3試合目とはいえ、課題が改善された感じがしない

仙頭クン、加入初ゴールおめでとう!
新旧14番の交代儀式も終わったんで、これからもよろしく。

おまけ:
カズ50歳現役最年長ゴールの記録更新…ス、スゲー

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戦国武将の御宅拝見44 - 水野勝成 / 福山城 -

2017年03月11日 18時50分31秒 | お城探訪
以前から行ってみたかった場所がある。
『崖の上のポニョ』などの舞台となった鞆の浦だ。

京都から車で3時間半。山陽道・福山東ICで下道で30分ほど。
沼隅半島の先端、日本最初に指定された国立公園の一つ。
穏やかな海と特徴的な島々が湾を守る様に浮かんでいる。
 鞆の浦から弁天島を臨む
海岸沿いに最近出来たらしい立体駐車場に車を停め、海岸の防波堤沿いに浦の中心街へ歩く。
山が海岸線近くまで迫っていて、その麓に家が密集しています。
元々ここには鞆城があったので細い路地は鍵の手鍵の手に折れ曲がり、城下町っぽくもあります。
 
陽光に誘われて路地の其処此処にネコさんがひなたぼっこしています。
観光客慣れしているのか、どのネコちゃんも近づいても逃げないし、ナデナデさせてくれます。

この鞆の浦、瀬戸内海のほぼ中央に位置していて
豊後灘からの海流と播磨灘からの海流がぶち当たる所。
満潮時と干潮時で潮の流れが変わるので、潮待ちの港として栄えました。
町のおばちゃんらが道端でヒラメの鱗取りをしていたり、魚が干されてたり。
漁師町の風情が溢れています。

今はひな祭りの時期で家々に飾られた多種多様なひな人形を路地から観ることが出来ました。
 本当に海が澄んでいて気持ちがいい

また歴史的な史跡も数多く残されています。

これは幕末京都を追われた三条実美ら七卿がいた国の重要文化財、太田家住居。

鞆の浦のシンボル常夜燈の脇には坂本龍馬の率いる海援隊の旗艦いろは丸の展示館が。

港からちょっと奥まった妙蓮寺の近くには毛利に殺された尼子の遺臣・山中鹿之助の首塚がある。
そして港近くの小山の上には歴史民俗資料館がありますが、ここは元“鞆城”があった所です。
 鞆城跡
鞆城は戦国期、足利幕府最後の将軍・足利義昭が鞆の御所として起居した場所です。
ここから見た鞆の浦の景色は素晴らしい。義昭になった気分でご覧下さい。


二時間あまり鞆の浦を散策して次の目的地へ向かいました。
JR福山駅のすぐそばに位置する福山城です。
 JR福山駅のすぐ隣が城址公園
整備された石段を登り切った所に「史跡 福山城跡」の石碑。

この石碑、植え込みの方へ身を乗り出さないと読めない。
なんでこんな方向をむいているのだろう?JRホームの乗客に見せる為としか思えない…

この福山城の天守は太平洋戦争で焼失しましたが、焼失を免れた遺構はあります。
上の写真の左が国指定重文・伏見櫓。一階と二階部の幅が同じなのが特徴。
京都の伏見城松の丸にあった櫓を移築したと云われています。
そして右の写真も国指定重文の筋鉄御門。この門をくぐると天守前の広場に出ます。

広場に出るといきなり天守…なのですが、
まずはその広場の周辺にある建築物をご紹介しておきます。
 市指定の重要文化財・鐘櫓
 御湯殿
この御湯殿も伏見櫓同様、伏見城から移築された建物で国宝でしたが、
戦禍により焼失、昭和41年に天守閣と一緒に再建されたもの。
 月見櫓
伏見櫓と対を成す月見櫓ですが、これも伏見城から移築されたもので、
明治初年の廃城令の際に破却されたが、昭和41年に再建されています。
赤い欄干が特徴ですが、はめられたガラス窓が趣を損なっているなぁ…

現状の福山城は外堀が完全に失われていて市街地に吸収されています。
往時は付近を流れる芦田川までを掘割の一部に利用していたようです。

銅像は築城された頃の城主である水野勝成です。
水野勝成は徳川家康の従兄弟で、その後5代の間この地を治めていきます。
この銅像の勝成  どこかで見た事のある顔だな~。
あ、吹越満に似てるんだ!

一通り見て回った最後に博物館となっている天守閣へ。

広場の中央にあるのは幕末の幕府老中・阿部正弘御手植えの松。
水野家5代の後、松平家が一代、その後幕末まで阿部家がこの福山藩を治めたのです。
 天守右側面
 天守背面
全体的に漆喰の白色が目立つのは徳川親藩の城らしさ。

天守内へは入館料200円を支払い地階から順に見学しました。
場内は撮影禁止なので写真はありませんが、地階は往時の福山城の模型が展示されていました。
そこから一階江戸末期・明治の書や日本画、二階に阿部家の頃の書や甲冑武具、
三階に水野家の頃の甲冑武具が展示され、四階は中世、
中四階は古代の土器や石器が展示されているという逆時系列の展示になっていました。
普通は逆だけど、ちょっと変わってるな。

そして最上階は展望台。
 天守最上階からの眺め
 最上階には水野家の家紋・丸に抱き沢瀉が
天守自体は昭和41年の鉄筋コンクリート造りなので歴史的な趣はない。
欄干の朱色もかなり退色していてそろそろお色直しが必要だと思いました。

今回の鞆の浦&福山ツアー、天候に恵まれ満足です。
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黒書院の六兵衛(上・下) 浅田次郎/著 文藝春秋

2017年03月11日 10時44分30秒 | 西京極の本棚
        

【紹介文】
江戸城明け渡し迫る中、開城のため、官軍のにわか先遣隊長として、送り込まれた尾張徳川家・徒組頭の加倉井隼人。勝安房守に伴われ宿直部屋で見たのは、無言で居座る御書院番士だった。ここで悶着を起こしては江戸が戦に。腕ずくで引きずり出してはならぬとの西郷隆盛の命もあり、どうする、加倉井。奇想天外の傑作ここにあり。

【総合評価】 ☆☆☆☆☆(満点は☆5つ)
 ドラマ性 ☆☆☆☆★
  独創性 ☆☆☆☆☆
 読み易さ ☆☆☆☆☆

【西京極の読後感想】
面白かった。過去、浅田次郎が幕末モノで一貫して描いてきたテーマ“武士のあるべき姿”の集大成と言っても良い。上巻では明け渡しの決まった江戸城に居座る謎の武士をめぐるドタバタ劇がまるで落語の様に展開する。が、下巻になるとこの武士の正体が“やんごとなき方”ではないかという疑惑が浮上、ミステリー調となり、最後は…とこれは読んでみてのお楽しみ。この結末には納得出来るかどうかは賛否ありそうだが、ここまで話の風呂敷を広げたからにはこのオチのつけ方しかないでしょう。堕落した幕閣と欺瞞塗れの勤皇官軍との間で交わされた大政奉還ではなく、真の政権移譲が為されるドラマは虚構でも痛快。

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