
時代は19世紀。
くじらから取れる「鯨油」がダイアモンド級に貴重な時代。
その富を得るべく、無謀な船旅に出る荒くれ者達が多くいた。
主人公(=クリス・ヘムズワーズ)の乗る、“エセックス号"も、そんな一隻。
米 ナンタケット港を新米船長と共に出港し、鯨を捜し求める旅に出る。
ところが...
噂には聞いていた死を呼ぶ“白鯨"と遭遇してしまう!
そして終わりのない死闘…
この死闘の迫力こそが、この映画の勝負のはずなのだが、ややあっさり。
息もできないような緊張感を味わい心奪われる、というところまではいかなかった。
その理由は一生懸命探してみたら、実は監督が ロン・ハワード。
前作の「ラッシュ」はF1物だったのでスンナリ見れたが、やや苦手な監督(笑)
そして今回もぐっさり刺さる、とはいかなかった….わけか?
「ラッシュ」で好演していたヘムズワーズも、それほど強力な印象は残さないのはなぜだろう...
キーマンの筈の、007でQを演じていた ベン・ウィショーも標準的な出来に過ぎない。
残念...
ラストのオチ部分は、現代にも通じる部分があり、そこは面白かった、けど。