冷戦時代。
NYブルックリンで、ソ連のスパイが逮捕される。
裁判に際し、自由の国アメリカのイメージを世界に示すためにも弁護士をつける必要があり、トム・ハンクス(写真:右)が抜擢される。
期待されてもいない中、彼は真剣に弁護しようとするが、この時代の一般市民の風当たりは彼に厳しかった。
そんな中、アメリカの偵察機がソビエト上空で撃墜され、パイロットがやはりスパイ容疑で逮捕される。
米ソともに隠したい秘密があり、期待されない役割の弁護の筈が、スパイ交換する調停役に。。。
しかも単独で個人行動的に、出来立てのベルリンの壁を超えて、東ベルリンへ赴かねばならない!
コーエン兄弟がシナリオというので、そのテイストを期待したが、全くそれは感じれなかった。
というより、実に「スピルバーグ」
画面の節々から、彼のヒューマニズムが滲みでてくる。
それがたとえ、ヒリヒリするはずのシーンでも(笑)
アカデミー賞レースで今作も期待されているようだが、ちょっと作品賞・監督賞は厳しいと当ブログは感じた。
鑑賞時は一応感動したのだけれど。
トム・ハンクスも悪くはないが、過去の彼を越えるようなパフォーマンスはないような…
あるとすると、ソ連のスパイ役の助演男優賞(写真:中央)または、妻役の助演女優賞くらいかな?