日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
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その記事は、日本経済新聞 夕刊の最終面「シネマ万華鏡」
毎回7本ほどの最新映画を批評しているのだが、ある記事をみて吐き気がした。

その記事内容は「宇宙戦艦ヤマト 復活編」について。
記事内容を紹介しよう。

「地球書滅の危機を救うため古代進艦長率いるヤマトが復活。
だが中身はまるで別物。
闘いは平和を生まない、命を捨てるなと説いた旧ヤマトに対し、
大義のための戦いと死を美化・激励する。


えっ?!
愕然としたのは最終行「大義のための戦いと死を美化・激励する」
元々宇宙戦艦ヤマト自体が「命を捨てるなと説いた」というより、第2作で「大義のための戦いと死を美化・激励する」ことを徹底的にしていたという認識である。
その演出も醜く、荘厳な雰囲気を演出するその手法に、子供だったとはいえ戦慄した。
それまではファンだったのだけど、一転してアンチにならざるえなかった。
当時、友人たちにこの映画の思想的な「酷さ」を、さんざん批判したことを思い出す。



で30年もたって、21世紀に入ったにもかかわらず、またかよ!
吐き気がしてきたよ.....
ということで、この記事は写真をアップしたくない(笑)


当時議論した時のリアクションで「たかが娯楽映画じゃないか」というのがあった。
だが今でもその考えは変わらないどころか、さらに揺るぎない。
娯楽映画だからこそ、「大義のための戦いと死を美化・激励する」ことに感情移入させようという見え見えの演出は許しがたい。
大人は昔を懐かしがって勝手に行くのは個人の自由だが、それに子供を引きずり込むことは戒めるべきだと強く思う!

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