ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

礼節の国 ( 中国の教え ? )

2013-02-07 22:39:54 | 徒然の記

 「攻撃用レーザーの照射」・・第一面の記事だ。

 日本の軍国主義を弾劾しアメリカの覇権を攻撃し、自らは王道の政治と世界平和を求めると主張し続けていた中国。嘘か本当か知らないけれど、悠久三千年の歴史を持つと言う文明の大国。かってわが国では漢文や論語が教養のある人間の条件とされていた時代があり、手本でもあったというのに、その礼節はどこへ消えてしまったのか。

 最近はもう、この国について真面目に考えるのさえ馬鹿馬鹿しくなって来た。
「領海侵犯」でも「歴史の改ざん」でも、何でも好き放題にやればいい。徳も誠も失った中国のお陰で、私たちは久しく忘れていた愛国心を思い出させられ、平和憲法も変えなくてはなるまいと、日々教えられている。

 左翼政治家や日教組が、「平和憲法」の素晴らしさを語っても、一般庶民である私たちは、節度を失った隣国のお陰で「諸国民の公正と信義」は無いのだと知らされる。「平和呆け」の日本人と右傾の評論家に批判されても、誠意と真心は世界に通じると無視した時もあったが、ここまで中国に翻弄されると、「平和呆け」の自分を痛感する。

 思い出してれば、江戸時代から明治にかけて、アジアは欧米列強の武力に負け、次々と植民地になっていった。スペイン、ポルトガル、イギリス、オランダ、フランスといった強国が、アジアの有色人種を奴隷ように支配した。

 宏大な領土を持つ中国は「眠れる獅子」と言われ、列強が手出しを控えていたが、19世紀の初めから英国に侵食され始めた。日本は、白人に支配されるアジア民族へ覚醒を促し、一方では自国の独立を守ろうと富国強兵に力を注いだ。

 だから当時日本には、アジアの国々の指導者たちが集まって来た。日本のように、列強の支配を受けないためにはどうすれば良いのかと、学びに来た。東京裁判で日本が悪とされて以来、一顧だにされず切り捨てられた日本の思想家たち、大川周明や北一輝、あるいは頭山満などが、物心両面から彼らを支援してという事実をもう一度見直していいのではないかと思えたりする。

 江沢民、胡錦濤、習近平は、日本を敵視しすることしかしないが、歴史的に見れば彼らが協力し協調すべきは、白人支配からアジアを解き放そうとした日本でないのだろうか。「歴史認識」を言うのなら、18世紀のアジア情勢を踏まえた意見を言うべきであろう。

 今やっとアメリカのくびきからのがれようと、「憲法改正」に向かっている日本を応援するのが本筋ではないのか。それとも中国は大国らしい逆説で、わざと軍事力で日本を脅し、日本の世論を喚起し「憲法改正」をやり易くしてくれているのだろうか。

 危険で非常識なやり方だが、三千年の歴史を持つ文明の大国だから、私たち凡人には想像もつかないことをする。

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