「西田氏の意見」の 3回目になります。予定以上に長くなり自分で嫌になっていますので、「ねこ庭」を訪問される方々の気持を察します。
〈 3. 西田昌司氏の意見 〉・・11分22秒
・ビッグ・バンと言う形で、金融の自由化になってきたでしょう。そこからどんどん悪くなる。郵政民営化も、裏にはそう言う事情があった訳ですよ。
経歴で紹介した内容と重なりますので、上記の部分の10行を省略します。
・まさに平成2年の時、これは1991年なんですよね。私が京都府議会議員になって、政治の世界に頭を突っ込んだ時です。
・ここから西部先生との出会いが始まるのですけれど、要するにこの時からがまさに日本の下り坂なんです。
・まだこの時はバブルの最中ですから、表面上は経済が良くなっているように見えていましたけれど、政治の仕組みはどんどん変えられて行った訳です。
この辺りから氏の意見が「ねこ庭」の常識を外れ、氏独特の論理になって行きます。開いた口が塞がらなくなります。
・そして東西冷戦が終わった時、自民党自身が用無しになるんですよ。アメリカからもそうですし、国内でも自民党を応援しているのは、共産主義国家、社会主義国家になったら困るから、自民党がいくらデタラメや政治と金の問題があっても、何とか自民党政府でなくては困ると言うことで、政権に踏みとどまることができたんです。
氏が「ねこ庭」で喋っているのなら、近づいて頭をげんこつで叩きたくなりました。国民が自由民主党を支援しているのは、
・日本の独立を達成するために軍の再建が不可欠だから、「憲法改正」をすること
・日本の歴史と文化・伝統を守るため皇室護持をすること
という2つがあるからです。「平和憲法」の寝言を言う反日左翼政権がこの2つを無視するから、国民は支持しません。共産主義国家になったら困ると言うのは結果論であって、本論ではありません。
この2つが国の基本に据えられない限り、自由民主党の存在意義は不変で、冷戦が終了したからと用無しになることはありません。
お粗末な認識で京都府議に当選し、その後自由民主党の国会議員になっても喋っているようでは、こんな人物こそ「用無し」です。現行憲法を「占領基本法」と呼び、アメリカが主権のなかった日本で勝手に作ったと説明していても、国民が願う「憲法改正」の意味を理解していません。
だから「国会の爆弾男」らしく、「憲法破棄の国会決議」をすれば良いと乱暴な意見を言い、国民のウケを狙います。常識の話からすれば、「憲法破棄の国会決議」をしたら、現憲法下で制定された何千という法律が無効になり、国民生活が大混乱します。民法、商法、刑法、民事訴訟法、刑事訴訟法などほとんどが無効になり、無法が蔓延します。氏は一体どうするつもりなのでしょう。
自由民主党に在籍していながら、冷戦後に自由民主党が用無しになったと、こんな意見を述べるのですから、救いようがありません。こんなバカとは知らず、私は今日まで氏を眺めていたことになります。
・ところがその後というものは、自民党に頼らなくても、いわゆる民主党みたいな党が、どんどん出来上がってきている訳です。社会党は、どんどん凋落している訳ですよ。
保守政党と反日左翼政党の区別もつけず、氏はいったい何が言いたいのか。文字起こしする手が、怒りで震えてきます。
・要するに、イデオロギー対立のない時代、そしてその時に一番大きなイデオロギーになったのが、グローバリズムなんです。冷戦が終わった後、アメリカの一極体制になって、それが今日まで来ているんですね。
・だからそういうことを考えると、森永さんの「日航機墜落事故」の後始末をアメリカにやってもらったからだという意見は、ちょっと違うと私は思います。
だが事故の後始末をアメリカにやってもらったと、森永氏はそのような話をしていません。氏が言っているのは自衛隊のことだけで、不用意にアメリカに触れることは避けていました。西田氏がここまで言うのなら、「ねこ庭」から質問がしたくなります。
・アメリカがした後始末とは、いったい何なのですか。
・防衛大臣が調査したと言うのなら、その中身を聞いたのですか。
深く考えず、その場の思いつきみたいな意見を喋っていますから、氏は次のように言って動画を終わっています。
・いずれにしましても、これは森永さんの意見とは違うと言うことですね。キチンと防衛大臣にも確認に行っていることを、改めて表明させていただきます。
・と言うことで、今週は「いもむし」さんの質問を取り上げさせていただきました。
氏は笑みを浮かべて動画を終わりますが、深田萌絵氏と三橋氏の動画は、氏の話を受けて始まります。次回は再登場する、〈 4. 深田萌絵氏の意見 〉・・19分12秒 を紹介します。