ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

青山氏と、 『ぼくらの国会』 ( ネット社会の天才政治家 )

2022-11-05 23:22:01 | 徒然の記

 青山氏は日本の政治家の中で、最先端を走る天才的政治家だと、私は思っています。ネットを活用し、他の政治家が伝えない、あるいは語れない政界の実態を、国民に報告しています。忙しい時間の合間を使い、毎日国民に語りかけています。

 動画やブログやTwitterを利用している議員は沢山いますが、氏のネット活用の真剣さは、誰にも真似ができません。全部をそのまま報告していませんが、政府が開催する各種専門部会でどのようなことが話し合われているのか、議員や政府役人の間で、どのようなやり取りがなされているのか。

 火花の散るような際どい報告は、氏以外の議員に真似ができません。

 「私は、どの派閥にも属していませんし、今後も無派閥でいきます。」

 「派閥に属していないと、党の役員になれませんが、出世をしようと思っていません。派閥にいないと、国内・海外の出張もありません。行くときは、全て自費です。」

 「私は団体の支援と、団体の寄付を全てお断りしています。」

 「政治資金集めのパーティーもやりません。」

 「何のしがらみもないから、自分の思う通りに活動し、意見を言うことができます。」

 当たり前のように語っていますが、与野党を問わず、他の議員には真似ができません。こう言う立場を維持しているから氏は色々なことが遠慮なく喋れます。派閥に属していたり、支援団体の寄付を得ていると必ず制約を受け自由に話せません。特定の個人名を伏せ配布資料の一部だけを見せたり、大変な気遣いをしながら、氏は動画を提供しています。

 政府部会の報告の一部なのかも知れませんが、過去に実行した議員がいませんし、今後もいないでしょうから、多くの国民が関心を持って動画とブログを見ています。

 「これ以上言うと、中国あたりから睨まれて、殺されるかも知れません。」

 「しかし私は、殺されることを恐れていません。覚悟の上です。」

 冗談にしても軽々に言う言葉でないと思うので、私はこれを「青山節(ぶし)」と名づけています。いわばこれだけの準備と覚悟をしてネットの活用に取り組んでいるので、他の議員は簡単に真似ができません。氏を潰そうとする動きがあれば、そのままネットで公開されますから、与党だけでなく、反日左翼政党も簡単に動けません。

 「私は支援してくださる有権者の方々のために、仕事をします。私の後ろにおられるのは、多数の有権者、国民の皆さんです。」

 これもまた「青山節(ぶし)」ですが、口先だけに終わらせず実行しています。全国を駆け回る、一番重要な選挙活動にも他の議員のように金を使わず、ボランティアの支援を受けながら、自分の資力の範囲内で頑張っています。「正直に喋る」をモットーにしている氏が、こうした内部事情をネットで発信しますので、全国各地で支援する有権者が増えます。選挙区を持たず、全国比例区の参議院議員であることの狙いがここにあります。

 「不特定多数の国民の支持を集める」

 結果として氏は、2度の選挙で大量得票を得て当選しています。ネット社会の最先端を走る天才的政治家と言う理由が、ここにあります。結果の見えない不安定な選挙方法ですが、結果を獲ればそれは信頼できる得票になります。単なる思いつきや一時の激情でできることでなく、周到な計画と検討の上でしかできません。相応の覚悟が要ります。

 「青山氏は、政界のガス抜きの役割をしているだけ」と、酷評する反日左翼の人間がいますが、「護る会」を中心として氏が実行している実績を見れば的外れな批判と分かります。

 「青山さんが政治家になれば、( 海底資源開発に反対している  )経済産業省が変わる。」「外務省が変わる、自民党が変わる。」

 議員になりたがらない氏を、そう言って説得したのが安倍元総理だったと、動画の中で話していました。「正直に喋る」をモットーにしているとしても、こんなことまで報告するのかと、そのときはむしろ軽薄さに眉をひそめました。安倍氏が斃れた今となって見ますと、氏の言葉は軽薄というより暗殺への覚悟だったかと思えてきます。

 参議院議員として二度目の当選を大量得票で果たした氏は、世間から無視できない政治家と公認され、今後も頑張るのだと思います。

 「派閥に属していないと、党の役員になれませんが、出世をしようと思っていません。」

 選挙前には語っていましたが、2期目の当選後に言葉が変わりました。

 「総裁選挙に出ることを勧める人がいます。どうしてもと言われたら、その時はやるしかないと、そんな気がしています。」

 覚悟した重い言葉なのか、いつもの「青山節(ぶし)」なのか判断がつきませんが、肝心なことは「護る会」に集まる議員が今後どれだけ増えるかにかかっています。選挙に当選することが政治家の生命線ですから、「護る会」所属議員の増加がバロメーターになります。

 選挙に有利となれば議員はさらに増え、不利と感じれば去っていきます。ネットを活用して国民の多数票を獲得するのとは、違った事情があります。

 「主権者国民のために、政治家は働くのです。」「政治家は、国民のためにこそ命を捨てる覚悟がいるのです。」

 誇り高い保守自民党議員のあるべき姿ですが、果たしてどれだけの議員を賛同させられるか、本気にさせられるのか、今後の氏の活動にかかっています。私のような庶民から見れば頼もしい政治家で、支援せずにおれなくなる人物で、政界の希望の光と本気で考えます。

 安倍元総理を「是々非々」で支援していたように、「是々非々」で観察している自分もいますが、国難の今は大いなる活躍を願わずにおれません。

コメント (2)
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