ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

青山繁晴氏と、 動画 『ぼくらの国会』

2022-11-04 18:22:18 | 徒然の記

 安倍元総理へ捧げる鎮魂歌として、「 6つの『談話』検証 」、「渡辺恒雄氏と読売新聞 」「共同通信社の情報操作 」と、シリーズのブログを約2ヶ月間綴ってきました。

 「ネットの世界だけで重大な問題が語られていると言うのは、やはり日本の政治の歪みです。今までは反対する野党だけを批判してきましたが、危機に対して能天気なのは、政府自民党も同じだと考えを広げました。そうせずにおれない危機が迫っているからです。」

 私は今朝、「ねこ庭」を訪問された方にこのようなコメントを書きました。日本の土台を食い荒らす「獅子身中の虫」として、反日左翼勢力への批判に力を注いできましたが、今日から軌道修正して政権与党も批判の対象に含めます。

 「新しい敵を作り、社会を分断する行為」という批判もありますが、この意見は的確でありません。新しい敵を作っているのでなく、もともと存在している敵への言及を始めたと言うことであり、戦後の日本はずっと反日勢力に分断されたままです。日本を分断させている勢力と戦うことを、「社会を分断する」と批判するのは言葉の遊びです。

 安倍元総理への「鎮魂歌」が出来上がりましたので、2ヶ月ぶりに青山氏の『僕らの国会』を見ました。沢山溜まっている動画を一つずつ見て、氏と自分の共通点を発見しました。以前と異なり最近の氏は、自民党の議員諸氏を遠慮なく批判するようになっています。

 ・日本に敵対する中国、韓国・北朝鮮には、容赦せず対応する。

 ・日本を裏切り大戦末期に北方領土を侵略したロシアも、敵対国の仲間である。

 ・米国は敵対国であると当時に、現在は重要な同盟国・友好国でもある。

 ニュアンスの違いはありますが、周辺国への認識が似ています。私は安倍元総理に対し是々非々ですが、動画での氏は安倍元総理の「カードの功績部分」を強調する親安倍議員の一人です。

 本日発見した私と氏の共通点を、言います。

  「自民党の中から、自民党を変えようとしている。」

 私は自民党の議員でありませんが、支援者の一人として中から「自民党を変えようと」考えています。氏は動画を始めた時から「自民党の中から、自民党を変える。」と語っていました。派閥に属さず、支援団体も作らない氏は、自民党の議員として例外的な政治家です。後援会組織を持たない自民党の議員を、私は氏以外に知りません。

 私のようにブログを書く年金暮らしでありませんから、氏は議員活動にかかるお金を手に入れなければなりません。労働組合に丸抱えされている左翼議員との違いは、自民党の議員が後援会を自前で作り、金を使って維持しなければ活動ができないところです。同党の議員の多くが、手足となり選挙活動を支援する「世界統一教会」に乗せられる原因がここにあります。公明党との縁が切れないのも、彼らの手厚い選挙支援にあると言えます。

 青山氏は支援団体を持たず、どこから活動資金を得ているのか、独立総合研究所という会社は、そんなに儲かっているのか。作家であると言う氏は、そんなに著作活動で資金を稼いでいるのか。疑問点はありますが、氏が自民党の議員として人一倍の頑張りをしているのは伺えます。

 余計なことを沢山述べていますが、要するに私と氏の共通点は「自民党を中から変えよう」と思考している点です。反日左翼の人々との違いは、憎しみと敵対心で批判するのでなく、愛国心を共有する人間同志としての諫言です。自民党の中にいるリベラルと称する議員を考えてみるだけで、青山氏と私の前にある壁の厚さが分かります。

 15年間ブログを書いてきましたが、反日左翼勢力の跋扈は相変わらずで、自民党の不甲斐なさも変化が見えません。私だけでなく、保守のブログを書く人は孤独の戦い、あるいは無力感との戦いであるのかも知れません。今日ここで、改めて青山氏と共通点を発見したと述べているのには、理由があります。

 つまり私はこれまで、青山氏を一人の有力議員として見ていましたが、実は氏も自民党の中で「孤独な戦い」を続けている人間だったと実感し、初めて身近な存在に感じたということです。

 「敵を作らないためには、相違点を探すのでなく共通点を見つけることです。」

 氏の口癖ですが、苦労の中から体得した教えだと理解しました。日本を口汚く罵る反日左翼の人々と、どうすれば共通点が見つけられるのか分かりませんが、可能な限り見習っていこうと思います。今日から青山氏の動画と、新しい本に向かいます。

  渡部昇一氏著『日本史の真髄』( 平成2年刊 PHP研究所  )

 近況報告を兼ねて、今の気持ちを述べました。

コメント (4)
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