何とも言いようのない、おかしな四国大学教員佐野氏とも、今回でお別れです。
ネットで氏の略歴を探していたら、反天連活動に参加していると、書いてありました。「おかしな佐野氏」の発生原因が、ここにあるのかと思いましたので、さらに調べました。
「反天連とは、新左翼グループ 〈反天皇制運動連絡会 〉 の略称である。」
私は〈新左翼〉という言葉も知りませんので、先にこれを調べました。
「新左翼(ニューレフト)とは、第二次世界大戦後の1960年代に、欧米や日本などの先進国において、急進的な革命を志向し、主に大学生や大学院生や青年労働者から構成された、左翼的な政治運動や政治勢力のこと。」
「昭和30(1955)年に、当初の暴力革命路線の放棄を表明した、日本共産党や日本社会党などに対し、より急進的な革命や暴力革命を掲げて、直接行動や実力闘争を重視した運動を展開した諸勢力が、大学生などを中心に台頭した。」
「特に安保闘争や、ベトナム反戦運動などに、大きな影響を与えたが、70年安保以降は、内ゲバや爆弾闘争などのテロリズムもあり、大衆の支持を失い影響力は低下した。」
マスコミは彼らを、「反代々木系」「新左翼」「過激派」などという名前で、報道しました。日本共産党は彼らを、初めは「トロツキスト」「トロツキスト暴力集団」と呼んでいましたが、昭和55年以降は、「ニセ左翼集団」または「ニセ左翼暴力集団」と呼び変えたそうです。
警察はもっと簡単に、「極左集団」「極左暴力集団」などと呼んでいます。
これでだいたい分かりました。新左翼とは、暴力革命を放棄した日本共産党や、日本社会党などの「既成左翼」と対比させた、呼び名でした。現在彼らは、立憲民主党や国民民主党の議員となり、国会を紛糾させる主人公となっています。左翼といい、新左翼といっても、日本を大切にする私たちから見れば、いずれも「獅子身中の虫」で、「駆除すべき害虫」であることに違いはありません。
佐野氏が、どの新左翼に所属していたのか分かりませんが、どこであったとしても、「ニセ左翼集団」「ニセ左翼暴力集団」ですから、ろくな集団でありません。共産党の使っている呼び名ですから、間違い無いと思います。
ここまで分かりましたので、次は「反天連」です。
「反天連とは、新左翼グループ 〈反天皇制運動連絡会 〉 の略称である。」という、最初の説明に戻ります。新左翼の意味が分かりましたので、これがニセ左翼暴力集団の活動だとたちまち理解できます。
「反天連は、昭和59 ( 1984 )年、昭和記念公園開園反対闘争をしていた、新左翼系評論家菅孝行が呼びかけ人となって結成された。」
「昭和天皇在位60年式典や、昭和天皇大喪の礼、第125代天皇明仁即位の礼など皇室関連行事に関し、反天連はこれらの式典への反対を主張し、活動を行った。」
マスコミが取り上げなかったからなのか、私が無関心だったのか、こんな以前からバカな活動をしていたとは、今になるまで知りませんでした。
「中核派や、革労協などの新左翼党派も、共産主義暴力革命の一貫として、反皇室闘争は行うが、反天連は反皇室闘争そのものを主要な活動とし、皇室や靖国神社に関する様々な活動を繰り広げた。」
反天連 ( 反天皇制運動連絡会 ) は、名称通り皇室だけに反対する団体です。これで氏が、本の中で、「天皇制を廃止できない、恥ずかしい僕たち、」、「元号をやめて欲しい、」とおかしなことを口走っていた理由が分かりました。
この団体がいかに奇妙な組織であるか、次の情報でさらに明らかになります。
「反天連は、皇室関連行事が一段落した平成3 ( 1991 )年に、発展的解散を宣言、その直後に再結集を呼びかけた。反天連はこれ以後活動期間を3年とし、3年ごとに組織の見直しを行い、解散と再結集を行う形態を採っている。」
「反天連は、平成21 ( 2009 )年以降、機動隊・公安に防護され、8月15日に、靖国神社に程近い九段下交差点までデモ行進を行っている。反天連に対し、積極的に批判的立場の右翼団体や、行動する保守系の市民団体らが、そのデモ活動に対し、抗議活動を行う姿が確認されている。」
解散したり再結集したり、過激派には珍しい一貫性の無さです。ニセ左翼暴力集団ですから、気まぐれ者が多いのでしょうか。次の記述には、笑わされました。
「BBCの取材を受けた高齢男性メンバーは、昭和55 ( 1980 )年代には、集会に3000人ほどは集まったものの、以後、新しい加入者がほぼない〈人気のない活動 〉だと、組織の縮小傾向を認めている。」
「日本では皇室支持者が圧倒的多数を占める上に、若者の新規加入者もいないため、支持者・メンバーの数は年々減少しており、BBCによると、平成31 ( 2019 ) 年4月末時点で、抗議行動に参加した、約80人の多くは、」「白髪の高齢者であった、という。」
「平成21年から、機動隊・公安の約2000人に防護され、やっと行われている靖国神社へのデモを取材し、毎回、国家に守られたデモの様子を知る古谷は、〈彼らは、朽ちることが運命づけられた〉、冷戦時代の遺物だとコメントしている。」
そうだとすれば、佐野氏もこのまま朽ちてくれれば、結構な話です。間違っても息子たちが、このような悪性の思想病菌に汚染されないよう祈ります。「ねこ庭」を訪問される方々についても、祈ります。