OK元学芸員のこだわりデータファイル

最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

私の旅行データ 17 空白域 P

2023年08月09日 | 旅行

 全体として、西南日本の空白域は少ない。20kmレベルの空白地は、中国地方に3か所、四国2か所、九州3か所である。合計8というのは東北地方と同数。

20km−44 氷ノ山
凡例:緑:10km 黄色:20km 青線 私の旅行経路 青字のPは写真撮影の場所。
地名 大文字:町・集落 To鳥取 Ty豊岡 Wa若桜 Sa佐用 Hi姫路
小文字:行政区 [兵庫県]  to豊岡市 so新温泉町 km香美町 ya養父市ss 宍粟市 hi姫路市  [鳥取県] wa若桜町

 近くに住んでいた割にはあまり訪れたことのないところ。北縁は山陰本線(1970年9月乗車)、東側は播但線(1993年5月)、南側は姫新線(1984年1月)、西側は智頭急行(2006年6月)と因美線(1987年7月)で通った。豊岡付近の西側に、地質見学で訪れた短い経路があるはずだが、場所も経路もよく思い出せないので記入していない。鳥取から入り込む短い線は、出張で訪れた化石産地の見学と、若桜鉄道(1987年8月:当時は国鉄、同年10月に第三セクター)の乗車。この地域に関する写真もあまりない。

20km−45 餘部の鉄橋 1970年9月 現在は新しい橋に替えられている。

氷ノ山のデータ 10km以上の未接近地 [兵庫県]  4市2町  [鳥取県]  1町。(これらのうち宍粟市は未訪問)
面積は10km以上 約1044平方km 
20km以上 [兵庫県] 宍粟市。約4.4平方km 


20km-46 人形峠
凡例:緑:10km 黄色:20km 青線 私の旅行経路。
地名 大文字:町・集落 Yo米子 To鳥取 Ni新見 Ts津山
小文字:行政区 [鳥取県]  to鳥取市 mi三朝町 ky倉吉市 kt琴浦町 da大山町 kf江府町 [岡山県] ts津山市 kg鏡野町 ma真庭市 sh新庄村 ni 新見市

 北側は山陰本線(1970年9月乗車)、東側は因美線(1987年7月)、南側は姫新線(1984年1月)、西側は伯備線(1984年1月)を通過した。その内部に入ったことはない。

人形峠のデータ 10km以上の未接近地  [鳥取県]  2市4町 [岡山県] 3市1町1村。(これらのうち三朝町・鏡野町・新庄村は未訪問)
面積は10km以上 約1074平方km 
20km以上 [鳥取県]  三朝町 [岡山県] 鏡野町・真庭市。約48.8平方km


20km−47 広島北
凡例:緑:10km 黄色:20km 青線 私の旅行経路。
地名 大文字:町・集落 Go江津 Ha浜田 Mi三次 Ma益田 Hi広島
小文字:行政区 [島根県]  on邑南町 ha浜田市 ma益田市 ts津和野町 yo吉賀町 [広島県] at安芸高田市 kh北広島町 ao安芸太田町

 この区域の北側は、三江線(1987年7月乗車:2018年3月廃止)、東側は芸備線(1970年9月:ただし夜行列車)、南側は中国自動車道と可部線(1984年3月:2003年12月に可部駅と終点の三段峡駅の間が廃線となった。その後一部が復活)、西側は山口線(1985年1月)を通過した。入り込んだところもほとんどなく、従って写真もない。

広島北のデータ 10km以上の未接近地  [島根県]  2市3町 [広島県] 1市2町。(これらのうち北広島町は未訪問)
面積は10km以上 約1236平方km 
20km以上 [鳥取県]   北広島町。約5.2平方km

北九州マルシェ2023に行ってきました

2023年08月05日 | 化石

 今年も北九州マルシェに行ってきた。あまりにも暑いからやめようかとも思ったほどだったが、初日(4日)の開場すぐの11時に到着。

会場の西日本総合展示場 2023.8.4 以下も

場内の様子

 毎年化石の少なさを嘆いている。今年は化石を販売しているブースの数は少しだけ多くなったようだが、内容はどこにでもあるものばかり。

シベリア産マンモスの脛骨 Mummuthus primigenius 更新世

 シベリアのものの出品は北海産よりも少ない。ここには写真の脛骨が1つと、胸椎の神経棘2本(写真の上部に写り込んでいる)、それにどこかの関節の一部らしい骨の断片(台上にはなく、奥から出してくれた)があるだけ。

インドネシア産のサメ Charcarodon megalodon Agassiz 中新世

 この種類の標本は化石ショーでは常に出品されるが、この標本はインドネシア産というところが興味深い。ところが、標本はひどく磨かれていて、鋸歯は全く保存されていない。歯根も表面に何かの溝が作られているようだ。店の方とお話ししたが、「このほうがきれいだから」というご意見のようで、話が合うはずもないので早々においとました。このサメの学名はいくつかの説があるが、ここでは伝統的な属を用いた。

 結局おみやげに白亜紀のサメの歯を購入。安かったから。

モロッコ産のサメ Squalicorax pristodontus (Agassiz) 白亜紀後期

 産地はモロッコのKhouribgaで、1845年のAgassizの命名。当初の属はCoraxを使っていて、有名なArambourg, 1952 の文献でもCorax属で出てくる。Squalicorax 属はWhitley, 1939 でこの種類を模式種として提示された(”FishBase”による)。Arambourg, 1952の図版と、今回入手した歯の形態はよく一致する。しかし、その後多くの種がこの属のものとして記載されたから、確かではない。このあたりの文献は調べていない。ラベルにはSqualicorax としか書いてない。
 歯の頂部が急に尖っている(切縁が前後ともS字型になる)のが下顎の歯で、上の写真の上段右端や下段中央は下顎だろう。上段左から二番目や下段左端もそうかもしれない。ちょっと小さい上段右端の歯は、やや若い個体のサメだと思う。
文献 Arambourg, Camille. 1952. Les Vertébrés Fossiles des Gisements de Phosphates (Maroc - Algérie - Tunisie). Notes et Mémoires No. 92. 372 pp. Planche 1-44.(モロッコ・アルジェリア・チュニジアの燐灰石鉱山からの脊椎動物化石)

 毎年私の訪れる時刻を予想して、会場でお会いする(待ち伏せている?)Kさんとは、今年はお会いしなかった。会場にいたのは1時間ぐらい。はやばやとおいとました。次の化石ショーは池袋かな。

2023年7月のアクセス数

2023年08月02日 | 今日このごろ
Access analysis of this blog: July 2023

7月の当ブログの状況をご報告する。

P:投稿数8。定期投稿(4日に一度)8回を行った。
 現在「OK元学芸員」で検索すると最初に正しい当ブログの項目が出てくる。「当ブログの内容を参考に記述しているブログはいくつかあるようだ。
 当ブログのアクセス数の統計記録をとっている。記録項目は、閲覧回数 訪問人数 同一プロバイダー中の訪問人数順位 同一プロバイダーにあるブログの総数 の各数字で、土曜日毎に一週間の集計もされている。なお「PV:閲覧回数」はその日のアクセス総数、IV:訪問人数は同一の方の重複を除いた数字。
PV:閲覧回数 265.2 (295.7)
IV:訪問人数 147.1 (165.7)
R:同一プロバイダー中の訪問人数順位 7,370 (6,725)
以上は平均値
TB:そのブログ総数(平均ではなく月末) 3,165,948 (3,163,418)
R/TB:訪問人数の順位比率平均値 0.233% (0.213%)
カッコ内の数字は前々月(2023年6月)の成績。

グラフ:先月のアクセス数。青:閲覧回数 赤:訪問人数
傾向線を記入した。

 6月の成績は前月よりやや悪い。7月10日ごろから3日間と、27日ごろに非常に閲覧数などが落ち込んだ日があった。10日ごろの落ち込みは、全国的な豪雨のあった時だったからそのためかとも思われるが、下旬の落ち込みは理由が思いつかない。どちらもその直後に閲覧数が急増しているから、平均値の落ち込みは軽く済んでいる。

D:開設後の日数 4,910日 (4,879日)
TP:投稿総数 1,627回 (1,619回)
TPV:総閲覧回数 1,538,336 (1,530,116)
TIP:延べ訪問人数 610,606 (606,045)
投稿総文字数概算 1,840,778字 (1,824,627字)7月13日に2023年の投稿文字数が10万字を超えた
投稿総写真数概数 6,601枚 (6,568枚)
カッコ内の数字は2023年5月末の成績。
 掲載している「古い本」シリーズは、まだまだ「在庫」がある。私の旅行データについてのシリーズ(ジャンルは「旅行」と「鉄道」)も続く。「在庫」は、来年2月末まである。やや「ネタ切れ」の気配もある。
 皆さんがバックナンバーをずいぶん見ていただいているのが励みになる。実際に、アクセス記録を見ると、掲載直後に新しい記事のアクセスがあるが、それ以外のアクセスは非常に古い所に散らばっている。皆さんのコメントがないのは残念。見ていただいていることを実感したいので、よろしく。ご本名でなく私に分る程度の「ペンネーム」で記入戴くとありがたい。

2023年7月の記録:

アカタテハ

アカタテハ 2023.7.2 志井川沿い

オニユリ

オニユリの群落 2023.7.16 若松北海岸

 海岸から崖を見上げるとたくさんのオニユリが咲いていた。人の植えたもののようには見えない。そこに二匹のモンキアゲハが来ていた。写真の中央付近に一匹写っているが、あまりよく見えない。

モンキアゲハ 2023.7.16 若松北海岸

ムクドリ

たぶんムクドリ 2023.7.12 志井川

 志井川沿いの公園に、数羽の集団で来ていた。

⚪︎ 新幹線の遅延による特急料金の払い戻し

 前に書いたように、名古屋からの帰りの新幹線が雨のために遅れて、「事故遅延」印を捺した切符を持ち帰った。パック旅行を手配していただいた小倉駅の旅行社に持参して、無事に払い戻してもらった。払い戻し料金は4,970円。正規の指定席特急料金は6,990円だから7割ほど。ほぼ予想した通りの額だった。