「森の学舎」の日々のできごと

学習塾「森の学舎」の日々のできごとや、“おかさん”の感じたことなどをつづっていきます。

コナラの樹が樹液を出し始めました。サトキマダラヒカゲ、ウラギンヒョウモン、オオキノコムシ

2014-05-31 11:51:39 | Weblog

今年初めて、コナラの樹が樹液を吐き出し始めました。

サイズを間違えてしまいましたが、その映像です。↓

樹液のニュースを何処で聞いてきたのかわかりませんが、多くの「オオキノコムシ」と思われる昆虫や映えの仲間たちが群がっていました。

写真の左上の方にキノコムシではないものがいますが、“おかさん”の図鑑では調べきれませんでした。

 

樹液のニュースはもちろん樹液愛好家達にも広がりつつあるようです。

サトキマダラヒカゲが遊びに来ていました。

ここコナラの樹は今年もにぎやかな季節を迎えたようです。

 

話は変って小川の方の状況。

今日は、ウラギンヒョウモン蝶と思われる蝶がいました。

例のカエルも“おかさん”を見るなり元気に川に飛び込んで、その存在をアピールしていました。

ただ、ここ何日か例のカメさんが姿を見せなくなってしまっています。

 

 

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一応、例の謎の水生生物はミカドガガンボであるという結論に達しました。

2014-05-31 11:27:04 | Weblog

2013.11.18.に「ミカドガガンボの幼虫か?(謎の水生生物)」とい記事を書きましたが、

今日、例のコナラの木のそばで、ミカドガガンボの成虫を見つけたので、

例の謎の水生生物は「ミカドガガンボ」だった。と結論付けました。

 

今日見たガガンボはこれです。

大きさや姿かたちからミカドガガンボであると思われます。

 

ただちょっと不思議なのは一昨日の29日に見たガガンボはこんな感じでした。

コナラの木の下にいました。

ちょうどこのとき「サンコウチョウ」が鳴き始めたのでそっちのけにしていました。

このガガンボは大きいけれどミカドガガンボのようながっちりとした体型ではありません。

しかも羽を閉じてとまっています。(?) 

 

そして、このとき樹瘤の水溜りの中には、例の幼虫がいました。

ということで、ミカドガガンボの幼虫だと思いますが、ちょっとだけ「?」マークがついたままです。

 

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スズメバチ &バラハタマバチの幼虫。

2014-05-30 12:02:07 | Weblog

今朝の散歩では大きなスズメバチに出会いました。

コナラの樹皮を強力な顎を使って食べているような動作をしていました。

毎年、このコナラの樹が樹液を出し始める前から立ち寄っています。

 

話は変って、こちらは「バラハタマバチ」の虫こぶを割ったところの写真です。

左端の方に小さな黄色いうじがいますが、これが「バラハタマバチ」の赤ちゃんです。

昨日もこの虫こぶを始めて見る子たちと観察をしました。

 

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点の学習から面の広がりを持った学習。アナログ図鑑の登場。クロバアカサシガメを調べる。

2014-05-30 11:54:19 | Weblog

このブログでは割と多くの昆虫類が登場します。

朝の散歩では主に野鳥を中心に見て回っていますが、野鳥がそれ程いないときなどは、昆虫達に目を向けているからです。

そして、偶然出会った昆虫が何という名前なのかは、インターネットを使って調べることにしていました。

 

インターネット検索はとても便利で、ある程度調べるとそれらしき名前がわかります。

それにその昆虫の特性などもスポット的には知ることが出来ます。

 

ただ、このインターネット検索による「昆虫調べ」は、その対象となった昆虫だけを「点」として学習することになります。

なので、今まで既に、いろいろな種類の昆虫のことを勉強してきましたが、まだ体系的には全く整理がついていません。

どの昆虫とどの昆虫が仲間なのか?

この一族はどんな特性を持っているのか?

などほとんどわかりません。

表層的な学習となってしまっているのです。

 

これでは面白くないな!と思いました。(ここのところずっとそう考えていました。)

そして、学び舎には全14巻にもわたる立派な図鑑があることを思い出しました。

これです。↑

1974年に発刊された学研の図鑑です。

 

その内の2巻(昆虫Ⅰ・昆虫Ⅱ)を持ち帰り、今朝であった昆虫について調べてみました。

クロバアカサシガメというカメムシの仲間であることがわかりました。

また、昨日ご紹介した「バラハタマバチ」というのが「バラ葉玉蜂」でこの仲間には、栗やナラなどの葉に卵を産むものなどがいることがわかりました。

 

図鑑だと調べていく過程で、他の昆虫達の姿も目にすることになるし、何よりも細かく分類が記載されているのが良いです。

点ではなく、面としての広がりを持った知識習得が出来ます。

 

点での学習も時には必要ですが、そればかりだと面白くないし結局よくわからずじまいに終わってしまうような気がします。

しっかりと面で捉えた学習を子ども達には推し進めていきたいと思います。

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何だコリャ?(バラハタマバチによる虫こぶ。)

2014-05-29 11:26:49 | Weblog

まずはこの写真を見てください。

庭の野ばらの木の葉に何か丸いものがついています。

上の写真では葉の裏側になってしまい見えませんが、何十個もの丸い玉が葉っぱの裏についていました。

 

子ども達に「これなんだと思う?」と聞いてみました。

すると小学生も中学生も「何かの実?」、「食べられる?」などという声が返ってきました。

 

“おかさん”も10年前くらいにこれに出会ったときはびっくりしました。

「これは何だ?」と、

 

調べてみると「バラハタマバチ」という蜂がバラの葉に産んだ、子ども育成器だということがわかりました。

バラの葉がまだ開く前に親の蜂が葉っぱのあちこちに卵を産み付けます。

やがてバラが成長し葉を広げると、人間が蚊に刺されるとその部分が腫れるように、その卵が産み付けられた場所が瘤(コブ)状になります。

その中に卵があって、やがて卵から孵った幼虫はこの瘤の中身を食べて大きく成長していくというのです。

 

試しにいくつか、子ども達とこの瘤(こぶ)を割ってみました。

 

中には小さな空洞があり、そこに小さな小さなうじ虫状の虫がいました。

中学生の何人かには各自にこの瘤を割ってもらいました。

「気持ち悪い!」という声も一部にありましたが、みんな一様に、この不思議な自然界の出来事を愉しんでくれました。

 

「タマ(玉)バチ」が学び舎に来るのは何年かに一回のようです。

なので学び舎生活15年の中で、まだ数回しか見ていないような気がします。

 

 

学び舎の池では、昨日も何匹かトンボが飛び立って行ったようです。↓

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月・日(太陽)・星ホイホイホイ。サンコウチョウのメスに出会いました。

2014-05-29 11:02:33 | Weblog

昨日見たガガンボの種類を特定しようと今日もコナラの樹に立ち寄りました。

居ました。

ガガンボが。

昨日同様飛び回っていたので止まるまで待って写真を撮りました。

すると、その写真のシャッターを押している、ちょうどその時、聞こえてきました。

 

ものすごく懐かしい「月・日(太陽)・星ホイホイホイ」という声が。

(ユーチューブにその声をアップしてみました。最後の所に小さな声でその美しい鳴き声が記録されています。たった5秒です。聞いてみてください。)

 

鳴き声が三つの光る天体の名前のようなので、「3つの光の鳥」=「三光鳥」と呼ばれている鳥です。

肉眼でしか確認できませんでしたが、割と小ぶりでした。

尾が短かったので、“おかさん”が目にしたのはメスです。

 

5月ももう末です。

この時期にここにいるということは、この近くで繁殖しているに違いありません。

“おかさん”の家の周りの木々がドンドン消えていってしまっていますが、

彼らの立ち寄る場を残す意味でも、もう開発をストップしてくれないかな!と身勝手なことを考えてしまいました。

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二階の押入れの整理整頓。中は宝の山です。

2014-05-28 10:34:15 | Weblog

一昨日中2生にカバンの中身を整理整頓してもらいました。

たまたま、チラッと見たら かなり乱雑だったからです。

 

“おかさん”が配布したいろいろなプリント類などが、グジョグジョに入れられていました。

一緒に一つ一つ確認しながら、ほとんどのものを捨ててしまいました。

 

この整理をしながら、“おかさん”も二階事務室の戸棚の中を整理しなければと考えていました。

そして昨日、1時間程度隙間時間が出来たので、押入れを開けてみました。

 

中には今まで学び舎で行ってきた各種イベントで使った道具類が乱雑に収められていました。

そのほんの一部を整理し始めました。

 

すると、出てくるは出てくるは、いろいろな小道具が・・・・。

 

その一つ一つに思い出が詰まっていました。

 

中にはすぐにも使えるいろいろな実験道具類もありました。

たとえばこんなプラズマを起こす機械などは見ていて面白いし、電気の性質を知るのにも役立ちます。

上の写真は小学生の指に電気が流れている様子です。

 

2階事務室の整理整頓はまだ5%くらいしか済んでいません。

また、2階事務室の隣の倉庫には部屋いっぱいに、イベントで作った作品や道具類がこれまた散らかっています。

まだまだめちゃくちゃ多くのお宝が眠っています。

しっかり掘り起こし、適宜小中学生達に紹介していきたいと思います。

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学び舎の庭。池ではヤゴが明日の羽化の準備をしていました。

2014-05-28 10:16:18 | Weblog

昨日、何気なく庭を見てみたら、ミミズの死体を発見。

さっそく近づいて覗いてみると、ダンゴムシと蟻にかなり食べられていました。

ミミズの体の真ん中の部分が途切れています。

そしてその跡にはダンゴムシ君のウンチのようなものが見られました。

ミミズ君も地球のために土の中をせっせと耕してくれるありがたい存在ですが、

ダンゴムシくんや蟻なども、自然界のゴミ掃除当番としてしっかりその役割を果たしています。

彼らを見て、与えられた仕事(役割)をきちんとこなすことはとても偉いことだと思いました。

 

このミミズの死体のすぐそばの池では、ハスの白い花がきれいに咲いていました。

そして、そのハスの葉の上には何匹ものヤゴが乗っかっていました。

    

きっと一夜明けた今朝、池から巣立っていくための準備をしていたのだろうと思います。

5匹くらい準備をしていたと思われます。

こんなにも多いのは珍しいことです。

学習に来た小学生にも見てもらいました。

 

そして、同じくハスの葉の上に、こんな蜘蛛もいました。

アシナガグモという蜘蛛だと思われます。

池の上に簡単な(粗末な)巣を作って生活しています。

 

小さな池ですが、先日報告した微生物くんたちをはじめ多くの生物がたくさん暮らしています。

この夏、小学生たちと一緒に観察していきたいと思います。

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ミカドガガンボか?エナガくんとも出会いました。

2014-05-28 10:06:36 | Weblog

今朝散歩で、コナラの樹に寄ってみると、根元のところにガガンボが4匹飛んでいました。

みんな飛び回っていたので飛んでいる姿を写真に収めてみました。

唯一ガガンボだとわかる映像です。↑

 

ただこのガガンボが樹瘤のたまり水の中に居た「ミカドガガンボ(?)」なのかどうかはわかりません。

しかし、樹瘤のすぐ下で4匹も飛んでいたので、例の幼虫がこのガガンボになったのであろうと推測されます。

もう少し追跡調査してみます。

 

話は変ってこちらは一昨日出合ったエナガくんです。

近くの樹にも飛んできたのですがあいにくうまく写真に撮れませんでした。

8匹くらいの群れだったように思います。

たぶん一家族なのだろうと思います。

これなんかは雛でしょうか?↑

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オオバナミガタエダシャク、アカヒゲヒラタコメツキ、そしてホトトギス

2014-05-25 21:50:56 | Weblog

初夏を迎えるに当たり、昆虫達も鳥達もその活動が盛んになりつつあるようです。

 

一昨日の散歩の際、樹にへばりついているオオバナミガタエダシャクという蛾を見つけました。

こんな感じなので、一周目は気付かず、3周目だったかに見つけました。

まるで忍者のようです。

 

そして昨日の「まつど あそぼうよ」では、コメツキという昆虫を子供が見つけて見せてくれました。

これです。

アカヒゲヒラタコメツキという種類だと思います。

コメツキという名前も見つけた幼稚園の年中の男の子から教わりました。

 

また、“おかさん”を愉しませてくれたのは「ホトトギス」です。

朝のまだ誰もいない時から3時くらいまで、時たま頭上で鳴いて“おかさん”を応援してくれました。

長い間鳥とのお付き合いをしていますが、こんなに間近で、しかも半日近くも一緒にホトトギスと過ごしたのは初めてです。

 

鳴いて血を吐くホトトギス。

卯の花の匂う垣根にホトトギス早も来鳴きて・・・・。(「夏は来ぬ」の一節)

鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス、鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス、鳴かぬなら殺してしまえホトトギス。

 

と、昔から人となじみの深いホトトギスですが、その声を間近に聞いて興奮していたのは“おかさん”1人でした。

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