「森の学舎」の日々のできごと

学習塾「森の学舎」の日々のできごとや、“おかさん”の感じたことなどをつづっていきます。

針の先が丸いコンパス(子どもから危険を奪う社会)

2010-05-29 14:45:00 | Weblog

先日、小学3年生の生徒が持っていたコンパスに驚かされてしまいました。針の先が1mmちょっとしかなく、先が少し丸くなっていたのです。

見てすぐ、これは尖った針がついていると危ないからそうしたのだとわかりました。

しかし、その安全性を追求する考え方はよいのですが、そのコンパスの針だと、針の先がうまくノートに固定されずに、まだ手先があまり器用ではない3年生にはうまく円が描けないのです。

さっそく学舎で使用している100円ショップのコンパスを貸してあげました。なんとも間抜けな、馬鹿な話ですよね、『円がうまく描けないように設計されたコンパスなんて。』

これが学舎のコンパスです。真ん中のコンパスは、針のところにカバーがついていて、使用しない時にはカバーをして安全性を高めています。ただこのカバーが意外と円を描くのに邪魔なので、カバーが針を覆えないよう改良(改悪)してしまいました。↑

 

今日、私の手元に届いた「(危険学から社会を見る)危険不可視社会」畑村洋太郎著の中に「子どもから危険を奪う社会」という章がありました。

そのなかで、著者は、『「危険なものをなくす」という安全対策の考え方は、子どもたちから危険と触れる機会を奪うことになります。これでは子どもたちは、遊びを通じて危険や安全について学ぶことが一切できなくなってしまいます。』・・・(中略)・・・『危険を完全に排除して、子どもたちを無菌状態で育てるのは、未来の大事故の準備をしているようなものです。』と書いています。そのとおりだと私も思います。

他にも、危険だということで、排除されてしまった「遊動円木、回旋塔、箱型ブランコ」など遊具についてや、子どもたちの外遊びについての考察など、おもしろいことがたくさん書かれています。興味のある方はぜひお読みください。

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センスオブワンダー(おじいちゃんに連れられた1歳半くらいの男の子)

2010-05-28 15:47:29 | Weblog

今朝、いつもの森を散歩していると、乳母車に乗せられ、おじいちゃんに連れられた男の子が森の中に入ってきました。その様子を見て、ふとレーチェル・カーソンの「センスオブワンダー」という本を思い出しました。

「センスオブワンダー」の冒頭には『ある秋の嵐の夜、わたしは一歳八ヶ月になったばかりの甥のロジャーを毛布に来るんで、雨の降る暗闇のなかを海岸へおりていきました。・・・』とあります。

 

大げさではありますが、それと同じような感じをこの2人に感じました。見るものすべてをそのまま丸ごと吸収してしまう力がある、この小さな時期に触れた空気を、この子は一生忘れないだろうと思いました。

そして、今日味わったこの森の空気や景色は、この子に生涯に渡って心地よさを提供するものになるだろうな。とそんなことを感じました。

 

環境保全や自然保護の大切さなどが、学校教育の中でも大きく取り上げられているようですが、その前に各家庭で、子ども達がとても小さな時期に身近な自然に触れる機会を増やしてくれたら、もっともっと効果があるのに。と、思いました。

 

 

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漢検本番まであとわずか(尻に火がつかないと・・・)

2010-05-27 21:45:35 | Weblog
あさって29日に学舎としては初めて「漢字検定試験」を行います。当塾では17名の生徒が、7級~3級それぞれの級に挑戦します。

挑戦する生徒には何週間か前から、模擬問題への挑戦などをしてもらい、その準備を進めてきました。そのお陰で、ほぼ全員が合格圏には入ったものの、ギリギリのまま点数が伸び悩んでいます。

合格点をちょっと上回った生徒が大半ですが、中にはまだ、合格点をほんのちょっと下回ったままの生徒もいます。

おかさん”もそうですが、学舎の生徒達のほとんども、自分の尻に火がつくまで、のんびりしたままの状態で困ってしまいます。しかし勝負はこれからです。尻に火がついてしまった今からは、がむしゃらにラストスパートをしてもらって、是非とも全員に合格してもらいたいと思います。
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満10歳になりました。(13年前の事業計画書?)

2010-05-26 15:32:23 | Weblog

13年前(?)に、東京都が主催した「起業家セミナー」で、第2ステップに上がる際提出を求められた「事業計画書」です。↑

「未来の創造者つくりを目指す!」とたいそうなことが書かれています。↑

 

かなり幼稚な「事業計画書」ではありますが、これが、脱サラして10年前に「森の学舎」を起こした原点であることは間違いありません。

今考えると、全くの素人が、単なる思い付き程度に学習塾を始めてしまいましたが、そんな私を受け入れてくれる、何人もの人が集まり、支えてくれました。

今も素人の域を脱していない私ですが、逆に、それが「森の学舎」のよいところ(特徴)なのだと思います。

これからも、支持してくださる方達が少しでもいる限り、この学舎を続けていこうと思います。これからも、ご支援どうぞよろしくお願いいたします。

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キャベツとオクラの定植(池ではトンボの羽化が始まりました。)

2010-05-25 14:46:26 | Weblog

昨日、双葉が割と大きく育った「キャベツ」と、遅ればせながら芽を出した「オクラ」を全部で14個の鉢に定植しました。

オクラは先日やっと芽を出したと報告しましたが、その成長は早くすくすくと伸びています。どうやら、一番最初に撒いた種からも芽が出てきたようで、その数は大量です。

鉢植えに載せられないものは、自宅の庭に定植しようと考えています。水遣りなどを欠かさぬように大事に育てていきたいと思います。

鉢に植え替えられた苗↑

定植作業の合間に池を覗いてみたら、今年もトンボの羽化がいつの間にか始まっていました。昨年見つけたものと同じ種類のようです。去年は、5月6日に羽化を確認しています。↑

上の抜け殻と同じ個体かどうかわかりませんが、一匹は無残にも大空に旅立てなかったようです。↑

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6月の学舎のイベント(ザリガニ捕り)

2010-05-24 12:04:30 | Weblog

6月のイベントは、久々に東京都の水元公園にて「ザリガニ捕り」を行おうと考えております。

雨の多いこの季節ですが、過去2回の開催では、好天に恵まれております。

木々の緑と、池や川の青とがとてもきれいなコントラストを見せる公園で、のんびりとザリガニたちと戯れたいと思います。

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たくさんの孫たちに囲まれて(5月の「あそぼうよ」)

2010-05-23 18:15:53 | Weblog

5月22日(土)、松戸市の金ヵ作自然公園にて定例の「あそぼうよ」を行いました。ただ、近隣の小学校のほとんどが運動会だった為、参加した子どものほとんどが、小学校入学前の小さな子どもたちとなりました。

そんな、“おかさん”の孫といってもおかしくないような子ども達と、今回も楽しく遊ばせていただきました。

今回は地上1.5m位のところに張った「ジャンボトランポリン」と「2m×4mのロープネット」とを接続しました。これだと、幼児も簡単にトランポリンによじ登れます。↑


朽ちた木の枝に這う蟻や虫を見ている幼児がいたので、一緒にその皮をはいで遊びました。私はどうやら遊ぶ相手の子どもと全く同じ目線で、目の前の世界を覗くことができるようです。子どもと同じように、皮をはぐと出てくる虫などに一喜一憂しました。↑

 

「三樹の会」さんからお借りしたリヤカーを電車ごっこで使ってしまいました。「三樹の会」の方ごめんなさい。ただ、楽しそうに遊ぶ子ども達の姿を見ると、「このリヤカーも、活躍の場が増えて本望かな。」と身勝手な思いを膨らましてしまいました。↑

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オクラも芽を出しました。(先人の知恵は確かでした。)

2010-05-22 21:37:18 | Weblog

「オクラ」は「一晩水に漬けておくと発芽しやすくなる。」ということを知ったので、試してみたら、今度は確かにいくつか発芽しました。

まだ、小さな芽が出たばかりなので、ぬか喜びをしている時ではありませんが、第一歩を踏み出せたことは事実です。うまく育ってくれることを祈りながら、見守っていきたいと思います。

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これって何?(頭の活性化:普段と違ったことをする。)

2010-05-20 16:04:28 | Weblog

「脳の活性化のためには、普段とは違ったことをするとよい。」とよく言われています。そこで最近、少し慣れないことをするようにしたり、普段と違った情報収集を行ったりしています。

そんな中で、昨日買った「DIME」という雑誌の裏表紙に目をひかれました。こんな写真が載っていました。



以前にも一度目にした事があったのですが、何であったか忘れていました。そう!これは、あの掃除機で有名な「ダイソン」さんが昨年出した扇風機だそうです。どう見ても、扇風機には見えませんよね。

うちの奥さんや娘には試したのですが、今日来る子ども達にもこれが何であるか聞いてみようと思います。みんなの頭の中も活性化されること間違いなしだと思われます。

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放課後のスライムつくり(小学生&中学生)

2010-05-18 15:41:17 | Weblog

日曜日に行った「スライムつくり」の材料が中途半端な形で残ってしまいました。そこで、月曜日に来た小学生、並びに中学生の放課後を使って、それぞれスライムつくりを行いました。 


小学生は「知的Game」を半分にしてスライムつくりをしました。


中学生とは9時過ぎからスライム作りを行いました。



こんな感じで、顔マスクにしてみたり・・・・・、

でかい「べろ」にしたりしておどける生徒もいました。


それにしても「スライムつくり」の子ども達の人気は根強いものがあります。「キモイ!気持ち悪い!」といいながら、笑顔でこねくり回しています。おかげさまで、中途半端に残った材料もきれいになくなりました。

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