「森の学舎」の日々のできごと

学習塾「森の学舎」の日々のできごとや、“おかさん”の感じたことなどをつづっていきます。

いじめ。

2005-09-27 22:13:08 | Weblog
いつものことではあるけれども、今日の夕方は特に四郎のけたたましい叫び声がすごい。一度や二度ではなく、大きな声で泣き叫びながら小屋の中を走り回っているようである。

仕方が無いので、小学生の授業中であったにもかかわらず小屋を覗きに行きました。そしたら、ご覧のとおり、四郎が一郎くんにいじめられて、卵を産む部屋の下の隙間に隠れているではないですか。そして、そのかくれている四郎のお尻の部分を相変わらず一郎が突っついて四郎を鳴かせています。羽も割りと抜けてしまっています。

                   

「子どもの喧嘩に親」ではないけれども、そのいじめの現場を目の当たりにして、思わず一郎を小突いてしまいました。すぐにしまったと思いましたが、後の祭りです。これで一郎のストレスが増大し、四郎へのいじめがさらにエスカレートしてしまうのではないかと心配です。

とにかく、鶏の世界に人間である“おかさん”が首を突っ込むのはよくないことだと思いながらも、住宅密集地での飼育なのでどおしても口出し手出ししたくなってしまいます。困ったものです、本当に。

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生傷が絶えません。

2005-09-25 20:39:15 | Weblog
先日から、雄鶏の朝早くからの「時告げ鳴き(コケコッコー!)」を防止するために、雄鳥だけ夕方小さなダンボールの箱に押し込んでいる。

かわいそうなのだが、彼の体がぎりぎり入る大きさの箱なので、彼は首を伸ばすことができず残念ながらコケコッコー!ができない。

このダンボールへの夕方の引越しと、朝の鶏小屋への戻りの時が一大騒動になる。当然、小さな箱に入れられたくない雄はできるだけ入れられないように最大限の抵抗をする。うまくやらないと腕や手に引っかき傷がたくさんできてしまう。

ただ、“おかさん”は肌への傷でよいのだが、“おかさん”が彼を捕らえるのに時間がかかったり、彼が大声で「助けてー!」と叫ぶのを防止できないと、彼はもちろん、残りの3羽にも相当のストレスを生んでしまうらしい。

そのことがここ2,3日の観察などでわかったので、この作業はかなり慎重に行なって短時間で静かに済むように心がけている。

ただ、朝小屋に戻った彼が興奮していて、周りの鳥たちを蹴散らすのだけは未だどうしようもない。このため、彼を小屋に戻そうとすると、他の3羽が小屋から逃げ出そうとするので、この戻し方もちょっと工夫がいる。

もっともっと、彼らをよく知りお互いが平和に暮らせる方法をうまく見出していかなければ・・・。
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綿飴製造機つくり

2005-09-23 21:47:51 | Weblog
今日午前中、小学生達と「綿飴製造機つくり」を行ないました。各人が、力仕事と緻密で根気のいる作業とを行なって、「綿飴製造機」を作りました。幸い、全員の製造機ともOkで、少しではありましたが、しかし、だからこそおいしい綿飴を食べることができました。

            

ひととおり各人の製造機の性能を確認した後、一番性能のよいマシンで綿飴つくりを試みました。しかし、何故か何分か前には調子がよかったのに、いっこうに綿飴ができません。何度も何度も条件を変えて行ないましたがうまく行きません。30分から40分やっても駄目なのでみんなあきらめかけました。

でも、不満げなみんなの顔を見て、どうしてもあきらめきれない“おかさん”はもう一度だけということで、火力をアルコールランプからバーナーに替えて、以前“おかさん”が作ったマシンで実験してみました。

すると見事に綿飴がマシンからはきだされました。どんどん出てくる綿飴に最後はみんな“にんまり”として帰路に付くことができました。疲れたけどよかった。でも、一度はしっかり綿飴ができたのに途中でぜんぜんできなくなってしまった理由はまだなぞのままです。
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覆い=×、箱=○でした。

2005-09-18 09:52:37 | Weblog
鶏の雄たけび調査2日目。小屋全体をびっしりとブルーシートで覆った結果は少しだけ効果がありました。何もしていなかった一日前と比べ、初鳴きが5時15分でした。しかし効果はそこまでで、2回目の鳴きの5時40分ではもう雄鶏の雄たけびを止める効果は全くなく、十数回以上も鳴きやみません。しかも、その雄たけびは弱々しいものではなく立派なオス鳥そのものでした。


そこで、これではいくらなんでも近所の方に申し訳ないので、雄鳥(次郎)を小さな箱に押し込んでしまうことにしました。これはさすがに効果があり、2時間くらい箱の中でウンデモスンデモありませんでした。

         

しかし一方で残された一郎くんや三郎くんはというと、「コーコッコ、コケーコッコ!」とわりと大きな声で鳴き出したり、四郎くんをいじめて四郎くんの悲鳴が響き渡ったりと、しばらくはやはり大変でした。

              
           仲の悪い一郎(右)と次郎(左)。当面の問題児は次郎くんです。


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連泊。(鶏の雄たけび調査)

2005-09-17 23:53:46 | Weblog
昨日に引き続き、今日も泊り込みの調査をしようと思います。ただ昨日と違うのは、夕方5時に鶏小屋を厚手のビニールシートで完全に覆ってしまったことです。

そのおかげか、昨日は夕方5時過ぎから6時くらいまで断続的に続いていた雄鶏の雄たけびが今日は一切しませんでした。ひょっとしたら成功するかも・・・・。と思って、今日も泊り込みです。そして、小屋を真っ暗にする作戦の結果を身をもって確認したいと思います。

結果についてはまた明日ご報告いたします。人工孵化の時も気をもませましたが、育ってからも気をもませます。これは人間の子供も同じかもしれません。それでは。
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朝3時50分でした。(泊り込み調査結果)

2005-09-17 12:10:27 | Weblog
昨夜ここ「森の学舎」に泊り込みました。お酒も入っていましたし、夜は熟睡できるタイプなので、鶏が鳴いても起きないのではないかと心配しながら寝ました。

そして、静かなはずの朝を迎えたのですが、朝3時50分頃、第一声が響き渡りました。3度続けて鳴きました。外はまだ暗い状態でした。しばらく様子を見ていたのですが、その後鳴き止ったのでまた寝床に就きました。

次は5時ちょっとすぎでした。今回は連続鳴きがものすごく、十数回続いてもなきやみません。そこで、小屋全体に厚手のビニールシートをかぶせて中を暗くすることにしました。シートを掛ける時少し騒がしかったものの、掛けてからは静かになりました。効果がありそうなのでまた寝床に就きました。

3回目は朝7時でした。ちょうどぴったりでした。今度も連続鳴きです。シートの覆いの効果は今回はどうやら無効のようです。覆いの効果はあったのやら無かったのやら・・・・。

とにかく、鶏小屋の隣での泊まりこみ調査の結果、近所への迷惑はかなりのものがあることがわかりました。何か次なる対策を立てなければと思います。

今鳴いているのは1羽(次郎くん)だけなのですが、ひょっとしたら一郎くんも雄なのではないかと疑っています。というのは、地鳴きの声がどうもオスっぽいのです。それと、明らかにオスである次郎くんとものすごく仲が悪く、いつも次郎くんにつつかれたりして牽制されています。なので、一旦、現在既に明らかにオスであると判明している次郎くんを自宅に一時隔離し、その時に一郎くんがどのような行動をとるのか観察してみたいと思います。

とにかく「鳴く」という敵が1羽なのか2羽なのかしっかり見極めなければ勝負になりません。その辺が判明し次第、早急に対策をとりたいと思います。(ご近所の方、ごめんなさい。)
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久々にお泊りです。

2005-09-17 00:35:09 | Weblog
一昨昨日くらいから、なにやら騒がしくなりつつある鶏小屋が気になり、今日は急遽「森の学舎」に泊り込み調査をすることにしました。

3週間前くらいから、雄鶏が朝・夕少しだけ「コケコッコウ」を唱え始めたという報告はさせてもらいましたが、昨日、今日と、その度合いが急に高まってきたように思われます。たとえば、今日夕方5時過ぎ15分くらい断続的に雄鶏が雄たけびを上げていました。

それはそれは、もう立派な雄鶏に引けをとらないくらいの大きな声で鳴くのです。これはチョと朝やられたらたまらないかな?と思いました。また、雄鶏だけでなく、それに刺激されてかメスも少し騒がしい状態が続いています。一郎くんと四郎くんが少し雄鶏とは別な騒がしさをかもし出しています。

今日はその辺を泊り込んで調査したいと考えています。結果については、また発表します。
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ヒマワリの収穫(その2)

2005-09-16 21:36:54 | Weblog
今週、火曜日・水曜日と2日連続して小学生の放課後に、「ヒマワリの収穫」を行ないました。放課後のイベントを入れようか入れまいか迷ったのですが、単なる座学だけでない、人・もの・自然とのふれあいも大切にしたいので、あえて多少の座学の時間の実学への振り替えを行ないました。

        
       火曜日のヒマワリの収穫と種を食べている風景です。

        
       水曜日のヒマワリの収穫と種を食べている様子です。

ヒマワリの収穫は、その根がかなり深く広く広がっていて、わりと大変です。この根の広がりの大切さ(基本の土台の大切さ)と、生き物が必死な思いで子孫を残そうとしている姿(ヒマワリが種の頭の部分がとっても重い)など、今はわかるはずも無いけれど、ずっと後になってでもわかってもらえればと思いました。
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オスのニワトリと喧嘩!?

2005-09-12 12:10:58 | Weblog
「森の学舎」での日課は、ニワトリへの餌やりから始まります。今日もいつものように、2階部分に押し込めていた4羽を広い小屋の中に戻すべく小屋に手を入れたら、思いっきりオスのニワトリにつつかれる。

ま、オスだから仕方ないかとその時は我慢したのだけれども、水や餌を取り替えている最中に2度も“おかさん”に立ち向かってくる。一回はとても痛い攻撃をしてきました。これには、少々怒った“おかさん”はそのオスのニワトリを鷲づかみにして、通じるはずの無い説教をそのオスにしてしまいました。

その後二階に上がってやはり日課の「ノートの添削」をしていると、小屋でさっきのオスが雄たけびを何回か繰り返していました。この前聞いたときよりもずっと旨い雄たけびでした。

こっそり小屋を覗きに行くと例のオスが“おかさん”を警戒してずっと見ていました。やがて、何もしないと確認するや餌などを少しついばみ始めました。仕方ないので、仲直りのしるしに、ヒマワリの種を大量にあげました。
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稲刈り・イナゴ試食

2005-09-11 17:00:10 | Weblog
「下田の森」の“稲刈り”に参加してきました。今年は、天候に恵まれ稲の生育がよいので、急遽一ヶ月前倒しの稲刈りとなりました。多くの里山協議会の方々と一緒に稲刈りをさせていただきました。

               
           最初はおっかなびっくりでしたが、やがて慣れた手つきになってきました。


               
                  足元がぬかるみ振り返るのもやっと。


           泥沼との戦い。刈った稲は後方部隊が順次後ろの人に手渡しして陸の上に。


稲刈りが済んで、一段落したところで内緒でイナゴを5匹捕まえました。ここ「下田の森」では、残された自然を後世に残して行くため、昆虫も魚もとってもいいのだけれど、帰るときには元に戻してあげるのが原則となっています。なので、ちょっと内緒です。ただ、子ども達に毎日みんなが、生き物の命をいただいて生きていることを伝えたくて、毎回ちょっとだけ失敬しています。


               
           稲刈りをしている時はたくさんいたイナゴもその姿があまり見られません。

       
      イナゴを熱湯の中に入れて、その後赤くなったイナゴを醤油とお砂糖で味付けしました。

        
         直前まで飛び跳ねていた“虫”を食べるのはちょっと勇気が要ります。
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