「森の学舎」の日々のできごと

学習塾「森の学舎」の日々のできごとや、“おかさん”の感じたことなどをつづっていきます。

何だコリャ?(バラハタマバチによる虫こぶ。)

2014-05-29 11:26:49 | Weblog

まずはこの写真を見てください。

庭の野ばらの木の葉に何か丸いものがついています。

上の写真では葉の裏側になってしまい見えませんが、何十個もの丸い玉が葉っぱの裏についていました。

 

子ども達に「これなんだと思う?」と聞いてみました。

すると小学生も中学生も「何かの実?」、「食べられる?」などという声が返ってきました。

 

“おかさん”も10年前くらいにこれに出会ったときはびっくりしました。

「これは何だ?」と、

 

調べてみると「バラハタマバチ」という蜂がバラの葉に産んだ、子ども育成器だということがわかりました。

バラの葉がまだ開く前に親の蜂が葉っぱのあちこちに卵を産み付けます。

やがてバラが成長し葉を広げると、人間が蚊に刺されるとその部分が腫れるように、その卵が産み付けられた場所が瘤(コブ)状になります。

その中に卵があって、やがて卵から孵った幼虫はこの瘤の中身を食べて大きく成長していくというのです。

 

試しにいくつか、子ども達とこの瘤(こぶ)を割ってみました。

 

中には小さな空洞があり、そこに小さな小さなうじ虫状の虫がいました。

中学生の何人かには各自にこの瘤を割ってもらいました。

「気持ち悪い!」という声も一部にありましたが、みんな一様に、この不思議な自然界の出来事を愉しんでくれました。

 

「タマ(玉)バチ」が学び舎に来るのは何年かに一回のようです。

なので学び舎生活15年の中で、まだ数回しか見ていないような気がします。

 

 

学び舎の池では、昨日も何匹かトンボが飛び立って行ったようです。↓

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

月・日(太陽)・星ホイホイホイ。サンコウチョウのメスに出会いました。

2014-05-29 11:02:33 | Weblog

昨日見たガガンボの種類を特定しようと今日もコナラの樹に立ち寄りました。

居ました。

ガガンボが。

昨日同様飛び回っていたので止まるまで待って写真を撮りました。

すると、その写真のシャッターを押している、ちょうどその時、聞こえてきました。

 

ものすごく懐かしい「月・日(太陽)・星ホイホイホイ」という声が。

(ユーチューブにその声をアップしてみました。最後の所に小さな声でその美しい鳴き声が記録されています。たった5秒です。聞いてみてください。)

 

鳴き声が三つの光る天体の名前のようなので、「3つの光の鳥」=「三光鳥」と呼ばれている鳥です。

肉眼でしか確認できませんでしたが、割と小ぶりでした。

尾が短かったので、“おかさん”が目にしたのはメスです。

 

5月ももう末です。

この時期にここにいるということは、この近くで繁殖しているに違いありません。

“おかさん”の家の周りの木々がドンドン消えていってしまっていますが、

彼らの立ち寄る場を残す意味でも、もう開発をストップしてくれないかな!と身勝手なことを考えてしまいました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする