「森の学舎」の日々のできごと

学習塾「森の学舎」の日々のできごとや、“おかさん”の感じたことなどをつづっていきます。

テキストの進み具合

2006-06-27 12:26:36 | Weblog
今月はじめ、小学生の「算数」の学習に使っているテキストの進み具合が全体に遅くて、ちょっと心配になってきました。

進んでいる子は、既にその子の学年の「算数」の内容の、6割から8割くらいも進めてくれています。しかし一方で、基準のラインまで達していない子の方が割合が多くなってしまいました。

今年度の学習のスタートとした、3月の時点で、前年度までの実力があるか確かめる意味で「数検」に挑戦してもらったのですが、ここで、少し時間をとりすぎてしまったようです。

そこで、6月に入ってから、「テキストの各人の進み具合」をグラフに表して貼り出すようにしました。現金なもので、そうしたら、みんな急に頑張るようになりました。今まで、遅れている子のサポートを重点的に行なったり、多少の宿題などを出して何とか盛り返してもらおうともがいていましたが、あまり効果がありませんでした。

このグラフ表示によって、①自分がどれくらい遅れているかが人目でわかる。②他の人の進み具合とくらべてどうなっているかも意識しはじめました。そして、タイムリーにグラフの更新をしてあげることで、頑張った人の棒がそれだけ長くなるので、③頑張った証、結果も一目で、しかもタイムリーに確認することができる。という効果があるようです。

弊害面もあると思いますので、あまりこればかりに頼ってはいられませんが、マンネリ防止にはつながっているようです。とりあえずは、最近の小学生の教室報告でした。

なお、中学生は今月に入り、いろいろな学校で五月雨式に期末テストを行なっているので、とりあえずはその応対に追われています。また、この期末テストがあけると、次は夏休み対策です。特に中学3年生にはこの夏、熱く、燃えていただきたいと考えています。
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巨大ひまわり

2006-06-26 12:43:24 | Weblog
現在「森の学舎」の前の道路沿いに、既に大きくなった「ヒマワリ」があります。去年2m以上に成長した「ヒマワリ」の子ども達です。

この「ヒマワリ」はたまたま庭のプランターに落ちた種が成長したものを移植したもので、既に、私の身長を超えるまでに成長してしまいました。(恐らく180cm強)そして、その頭にはヒマワリのつぼみができていました。この調子で行くと7月早々には立派な花を見せてもらえそうです。

                            

実は、去年の「ヒマワリ」の種は、その時成長の盛りであった「雄のニワトリ達」に食べつくされてしまって、とっておけばよかったとあとで後悔していました。なので、庭のプランターでひそかに成長しているのに気付かず、今年も、種やさんで種を買ってきました。

子ども達と蒔いたそれらの「ヒマワリ」も順調(?5月はぐずつく日が多く、そのため虫が発生し葉をかなりやられてしまいましたが・・・。)に育っていますが、それでもまだ“おかさん”の腰の辺りまでしかありません。これらは、7月後半から8月にかけて咲いてくれるものと思います。

子どもの成長同様、日に日に大きく、たくましくなっていく「ヒマワリ」をみるのが、今年も“おかさん”の夏の日課の一つになりそうです。
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8畳間野球

2006-06-25 18:28:36 | Weblog
小学校6年生男子を中心に、最近、「森の学舎」の放課後には、“8畳間野球”が繰り広げられることが多いようです。おとといも、ばっちりメンバーがそろったらしく、6時少し前くらいから8畳間で大騒ぎが始まりました。

来客用座布団がベース、梱包用テープ製セパタクローが球のようです。6年生の子が中心になって、みんなの意見も聞きながらルールを決めてやっています。中には、この輪の中に入らないで帰ってしまう子もいますが、大半の女の子も男の子もワイワイ・ガヤガヤとやっています。

塾に入ったばかりの子が多く、子ども同士ではうまく輪を作れないような時期には、“おかさん”も遊びに加わったりしますが、基本的に“おかさん”は、子ども達の放課後の遊びを外から見守っています。そうすることで、毎年5月後半くらいから、新6年生がリーダーシップを発揮しだします。なので、この時期を境に、同じ遊びでもルールが変ったり、新しい遊びがはやりだしたりします。

「8畳間野球」の次はどんな遊びがはやるのか、また先が楽しみです。
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傘ラジオつくり本番

2006-06-18 17:09:25 | Weblog
今日、小学生を対象とした「傘ラジオつくり」を行ないました。当初4人来る予定になっていたのですが、2人しか来ませんでした。人数的には、はなはだ寂しいイベントとなりました。

しかし、人数が少なかったことに加え、今回は25mのビニール電線がこんがらがらないように、準備が万端であったせいもあって、スムースに作業が進み、結局予定よりも1時間以上も前にお目当ての「傘ラジオ」が出来上がりました。

さっそく、子どもたちは出来上がった「傘ラジオ」のイヤホンを耳に当ててみました。そして、「・・・」しばらくの沈黙の後の最初の一言は、2人とも「何も聞こえない?!・・」でした。ちょっと緊張が走りました。「エッ、失敗?そんな馬鹿な。」

“おかさん”が「傘を真横にして、いろんな方向に向けてごらん!」というと、しばらくして、「アッ聞こええる!」と、二人とも元気な声を上げました。そして、自分が作った、全くラジオらしくないラジオが放送をとらえ再生してくれるのが、気に入ったらしく、おやつの時間にしたのに、なかなか来ない始末でした。

                         

今回のイベントは、材料の買い揃えや、各人用の電線の準備などがとても大変でしたが、参加してくれた2人が目を輝かせて、「アッ聴こえる!」と言ってくれたので救われました。その後二人は、雨の中「傘ラジオ」をさしながら帰りました。
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公園から木陰が消える??

2006-06-17 17:44:33 | Weblog
先週から、日経新聞の夕刊に「こども=未来(守れるか子ども達)」という連載が始まりました。一回目の記事に驚きました。公園にあった数多くの木が根から切り倒され、しかも残された木々の枝葉はそがれ、裸同然。そんな中で、子どもたちが元気に遊んでいる写真とともに、「公園から木陰が消える!」という見出しがついていました。

記事によると、頻発する子どもを狙った犯罪に対応するため、写真のように公園の木々を切り倒し、見晴らしのよいものにする。とういうことが条例決定され、実際にそのように動き出している自治体がいくつかある。と紹介されていました。

また、街路灯に監視カメラを設置し、何かあったらすぐに通報できるようにしている町と学校の連携の例も紹介されていました。

この記事を見て“おかさん”は、驚きました。そして、わが町、わが県ではこんな愚行をして欲しくない、とおもいました。子どもという、弱いものを狙いうちにする犯罪者こそ憎まなければいけないけれど、先祖代々からその土地を眺め守り続けてきた森の木々を伐採するなど、もってのほかだと思います。

確かに、木々のうっそうとしていて見晴らしの悪いところは、犯罪の起こる場所の一つになっています。ただ、そういう場所での犯罪が特に多いかというと、最近のニュースなどでの報道をみるかぎり、全くそうではないように思われます。人の出入りの多い近代的なマンションでさえ、高い階から子どもを突き落とすなどの事件が起きています。ですから、どこが安全で、何処が危ないかは、そう簡単には答えの出せる問題ではないと思います。

木々がたくさんあって見通しが悪い。→ 犯罪がおきやすい場所。

という考えもあると思います。あっても良いと思います。しかし、逆に

木々の緑があって見通しは悪い。→ しかし、緑に接すると気持ちが癒される。人類の先祖が大昔住んでいた森には、人間を癒す力がある。ギスギスとした現代生活の中では、ぜひとも必要なものである。逆にこの癒しの効果のおかげで、犯罪が減っているかも・・・?

という考えもあります。私は、こちらを支持します。

とにかく、いろいろな考えの方がいるはずなのに、あまり議論もせず、短絡的に、そしてヒステリックに、森の木々を切り倒すなどということはして欲しくありません。

新聞記事にもありましたが、公園での“かくれんぼ”が、遠い昔の話にならないようにして欲しいと思います。いや、人任せではなく、主体的にしていかなければならないと思いました。
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競い合うこと。

2006-06-17 11:41:18 | Weblog
子どもたちは、競い合うことが好きです。これは生まれつき持った人の性分でしょうか?よく、かけっこができるようになったばかりの子どもが、おかあさんやお父さんと、「よーいドン!」といって走って喜んでいるのを見かけます。一人ではなく、お父さんお母さんと競争しながら走るのが楽しいのだと思います。

「森の学舎」でもいくつか競争を取り入れています。たとえば、主に小学生を中心とした「計算100問」などは、各自の速さの自己新記録を目指しての計算ゲームです。このゲームは、自己新記録を出してもらうことを一番の目的にしてはいますが、それだけでなく「森の学舎」記録(今までの誰よりも速い記録)も広くみんなに公表し、その記録を表にして、たたえています。計算レベルによって、5段階に、しかも、四則計算ごとに記録をとっていますので、多くの子どもの名前がそこに登場します。

また、特に競争というわけで始めたわけではないのですが、中学生の「英語」で、教科書の英文を「できるだけ速く、正確に読む!」という時間を設けています。速く正確に読むことで、英文を暗唱してもらうのが狙いです。始めは、一本だった目標時間を最近は、読みの遅い子にも達成できるように、金・銀・銅の3種類の時間設定にしました。これが、何故か好評で、とにかく一番に誰がメダル獲得ができるか、そして、最後には、誰が一番速いか?を競ってくれます。みんな、楽しみながら、読みの練習をやっています。

今の学校では、何十年か前の過度な「受験戦争」を反省し、競争はよくないということで、いろいろな一等賞がなくなってしまいました。運動会でさえ、高らかに一等賞をたたえてくれなくなってしまいました。でも健全な競争は、やっていて楽しいし、社会全体の活力を生むと思います。「森の学舎」では、よい意味の競争はこれからも取り入れていきたいと思います。

                         
                   この時は、金14:00、銀15:50、銅17:00秒で設定しました。

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情報セミナーに参加

2006-06-13 22:00:30 | Weblog
本日、TXに乗って筑波国際会議場で開かれた、塾向けの教材を作っている会社が主催する「学習塾パワーアップセミナー」に行ってきました。

長年、塾で生徒を教え、そして、講師となる新人講師の育成にも相当長い間、当たってきたという講師の話は、『子どもの意欲や成長を促すのに必要な、“ほめる”』ということを、どのように実践していったらよいのかということを中心に、具体的なアイデアがたくさんこめられていました。

久々に外の空気を吸って、まさにパワーアップして帰ってきました。さっそく、今日そのパワーの一部を受け売りのまま子ども達にも分け与えました。今後もう少し“おかさん”流にアレンジしてサービス向上に努めていきたいと思います。

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傘ラジオ試作

2006-06-11 15:24:42 | Weblog
来週の日曜日に「傘ラジオ」つくりというイベントを「森の学舎」で予定しています。まだ、何人の子が来てくれるかもわからない状態ですが、少なくとも2~3人の子が大きな興味を抱いてくれています。

その中の一人が「イベントの日、親戚の法事があって、イベントに最初からは参加できないけど、どうしても作りたい、大丈夫だろうか?」と心配して聞いてきてくれました。今回のイベントは食べ物つくりのイベントと違って、みんなからの反応が少なかったので、とても嬉しく思いました。

そんな何人かの子どもの期待に応えるべく、いつものように試作を行なってみました。5年前に一度試作したとはいえ、すっかりやり方を忘れてしまっていました。手順を思い出すとともに、今回来るであろうメンバーを頭に描きながら、時間の見積もりや、難易度、助っ人の必要人数などを考えながらつくりました。

そして、出来上がったラジオでさっそく視聴してみました。しかし、雨で電波の状態が悪いのか、5年前の時のように、はっきりとは聞こえませんでした。聞こえるのもTBSが主体でNHKがよく聞こえません。まだ何か一工夫が必要なようです。あと本番まで、一週間、微調整をして子ども達の喜ぶ顔を見たいと思います。

                       
                       試作した 黄色い傘ラジオです。
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「英検」「漢検」「数検」

2006-06-10 22:00:42 | Weblog
今週末は、各種検定試験が目白押し。「森の学舎」でも、きょう「英検3級」を受けた生徒や「数検5級」を受けた生徒がいました。そして、明日 日曜日に一般会場でご家族と一緒に「漢検」の各級を受ける生徒(2家族)もいます。

検定試験は「合格・不合格」という、はっきりとした結果が出ます。世の中に数限りなくある“試験”の一つに、受かろうと落ちようと、そんなに目くじらを立てて騒いでもしょうがないと思います。

ただ、これから子どもたちが、世の中でいろいろと出会うであろう、どうしても乗り越えなければならない障害に対して、逃げるのではなく、正々堂々と挑む訓練の一つとして、しっかりと正攻法の学習プロセスを踏んでくれた「森の学舎」の何人かの子には、ぜひとも合格してほしいと願っています。

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食育(しょくいく)

2006-06-06 10:48:54 | Weblog
先日「NHK」のスペシャルの「好きなモノだけ食べたい」~小さな食卓の大きな変化~」という番組を見ました。

子ども達の食事を1週間にわたって、朝・昼・晩の3食写真に撮って調査した小学校の調査結果が紹介されていました。

親子別々のメニューの家庭や、子ども達が好きなものだけを与える家庭などの紹介とともに、その結果起こる「肥満児」や「やせ児」の増加などの問題が描かれていました。

そんな中で、子ども達の給食の残飯が極端に少ない小学校の事例が“おかさん”の興味を引きました。自分達で育てた野菜を給食の素材に使うという、ひどく手間が掛かる教育(食育)です。

「森の学舎」でも以前、「玉ねぎの鉢植え」に挑戦し、収穫された とても小さな玉ねぎを使って、オムライスを作ったことがあります。みんなとてもおいしそうに食べていました。

また、中華まんじゅうつくりや、ピザつくりでは、子ども達が普通嫌うはずの“ピーマン”や“ねぎ”などもふんだんに使います。でも、誰も残したり、より分けて食べようなどとはしません。この他にも、毎春行なう「よもぎ団子つくりやタンポポのてんぷら」なども、道端に生えている草をとって食べるのに、不思議なくらい子ども達に大好評です。

「食育」などというにはおこがましいですが、「森の学舎」ではこれからも、子ども達と一緒に「食」を愉しむ時間を作り、その時間の共有の中で、いくらかでも“おかさん”の心意気が伝えられればと思いました。
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