「森の学舎」の日々のできごと

学習塾「森の学舎」の日々のできごとや、“おかさん”の感じたことなどをつづっていきます。

はてしない物語(久々に小説を読む)

2011-02-13 11:16:37 | Weblog

ここのところ小説というものを読まなくなって久しくなります。たまには、小説を読んで“おかさん”はなく、別の人物の人生、生き方も味あわなくてはと思い、いくつか試してみました。

2ヶ月くらい前のこと、ぶらっと本屋で、その帯に書いてあった「何でもありの世界」という言葉にひかれて、山田風太郎の「伊賀忍法帳」を購入しました。以前「魔界転生」という彼原作の映画を見たことがありますが、死んでしまった昔の剣豪達を取り揃えての、ハチャメチャな剣豪物語はとても面白かったからです。しかし、今回の物語は、始まってすぐのところに、下品でエロチックな文章があるのですが、それが“おかさん”に合わず、すぐに放り出してしまいました。

(決してエロチックな表現が嫌いというわけではないのですが・・・・・。もう何年も前に読んだ、半村良さんの「妖星伝」も「何でもありの物語設定」で、この本もご他聞にもれずエロチックな表現が多々ありました。でも、全く気にもせずに、むしろ楽しく読ませていただきました。)

しかたがないので、今度は“おかさん”の好きなSF小説集を手にとって読みました。しかし、こちらも、10篇くらいある短編集のうちの、2編目の途中で飽きてやめてしまいました。面白くないわけではないのですが・・・・。なぜか、貴重な時間を使ってまで読む気にはなりませんでした。

そんな“おかさん”が、先日ここにも紹介したことのある「ミヒャエルエンデ」さんの「はてしない物語」を読み始めました。お風呂での読書には、ちょっ大きすぎるので、控えていたのですが、他に面白そうなものが見当たらなかったので読み始めました。

 

映画の中で登場する「アウリン」の模様がついた「はてしない物語」↑

この小説の登場人物の「バスチアン・バルタザール・ブックス」でなくとも思わずこの本の扉を開きたくなってしまいます。

 

この物語は、子供向けなので読みやすいし、以前子ども達と見たことのある映画「ネバーエンディングストーリー」の原作なのだそうで、その時の情景が目に浮かんできます。それにしても読者の視覚に訴える作者の情景描写は端的で、まさに目の前で映像が浮かんできます。まだ、最初の6分の1くらいしか読み終わっていませんが、最後が楽しみです。

というのは、映画化された「ネバーエンディング・ストーリー」のエンディングはミヒャエルエンデさんの意にそぐわず、彼が訴訟まで起こしたといわれているからです。映画の方は、とてもわかりやすいハッピーエンドでしたが、原作の方は果たしてどうなるのやら。終わりが楽しみです。

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