「森の学舎」の日々のできごと

学習塾「森の学舎」の日々のできごとや、“おかさん”の感じたことなどをつづっていきます。

トノサマバッタを求めて(イベント下見)

2009-10-11 19:38:37 | Weblog

来週行う「トノサマバッタ釣り」の下見のため、今日午後2時30分から手賀沼のサイクリングロードを走ってきました。

天気が良かったので、サイクリングをするの人、散歩を楽しむ人、ランニングに興ずる人、タナゴやクチボソとりに夢中な家族、などなど、大勢の人が繰り出していました。 

たまたま、走りながら撮ったこの写真には、人の姿がありません。 

サイクリングロードを、大津川沿いから約一時間、手賀川沿いまで走り続けました。(上の写真の左端から右端くらいまでの距離を往復走行しました。)

しかし、目指す「トノサマバッタ」の姿は、ほとんど見られませんでした。昨年、奥さんとサイクリングを楽しんだときには、サイクリングロード上に、それこそ避けないと、トノサマバッタを踏んでしまうほどいたのに・・・・・・。

今回は、時期が悪かったのか、台風一過だったのがいけないのか、あるいは、人があまりにも多かったせいなのか、・・・・。

なぜだかわからないまま、一時間も走ってしまいました。この間、3匹のトノサマバッタに出会いました。最初に見つけたのは、自転車の後ろから“おかさん”の自転車の右横に、飛んで草むらに隠れてしまいました。

そして、その直後、大きなトノサマバッタが路上にいるのを見つけました。あわてて自転車を降り、釣り道具を仕掛けました。

あせってはいけないということで、段ボールで作った偽メスバッタを最初、3mくらい離れたところに仕掛けました。そいて、徐々にバッタとの距離を縮めていきました。そおっと、そおっと近づきました。1mくらいまで近づけたでしょうか。

ちょうどその時、前方から2台の自転車が、“おかさん”を怪訝そうな目で見ながら、通り過ぎていきました。「やばい逃げられちゃう!」と思いましたが、何故か、そのバッタは逃げずにそこにいました。よ~く見てみると、なんと死んでいるではありませんか。

あんなにドキドキしながら、段ボールで作った偽メスをバッタの前で、メスらしく演技させていた自分が少しあほらしくなりました。

その後、生きているバッタにもあいましたが、あいにく「偽メス」を用意している間に逃げられてしまったりしました。(やはり生きている奴は活きがいい。)

 

少しあきらめかけて、サイクリングロードの横の道に移動しました。その直後、上の写真のようなアベック(最近の人はアベックという言葉は使わないらしい)、カップルに出会いました。「ああやっぱりいるんだ。」、そして「やっぱり、メスにオスが抱きつくんだ。」と思いました。

そんなことを思いながら、写真を撮っていると、すぐに大きな車が後ろから来て、このカップルともお別れでした。

 

その後、この上のカップルがいたすぐ横の草むらに足を運び、トノサマバッタを探しました。そうしたら、結構多くの「トノサマバッタ」がいました。小さな草むらに十数匹いたでしょうか。ただ、どれもちょっと小ぶりのようでした。ひょっとしたら、まだこの時季、成熟しきっていない個体が多いのかもしれません。きっとそうです。

一週間後の来週は、彼ら彼女らがみんな成熟して、道路上で相手を探す光景がたくさん見られるかもしれません。(草むらの中では、保護色に身を包まれているため、結婚相手を見つけることがほとんど困難です。)あくまでも希望的観測ですが・・・・。 

合計で2時間ものサイクリングとなりました。帰りは、向かい風でとても大変な思いをしました。しかし、久々に見る秋の夕暮れ時の雲は美しく、これを見られただけでも良かったと思いました。

 

コメント
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