N藤氏から送られてきたカセットテープを聞くために、暑い倉庫の中を探しもの。
陽水ではないが、探し物は何ですか、それより僕と踊りませんか、と蒸し風呂の倉庫の中から一刻でも早く出て、踊りたい(!?)気持ち。
しかし我慢して、片隅に埋もれほこりをかぶっていたラジカセを見つけ何とか動くことを確認した。
そのときにはもう体中汗だらけ。
これほど暑い思いをしてまで聞く価値のあるテープなのか、と疑問を持ったが、ここまできたからには聞くしかない。
早速再生を押すと、例の(!?)「闇夜の国から」が冒頭入っていて、ギターのイントロが聞こえてきた。
「闇夜の国から」のテンポにこだわりつづけ、一向に満足しないN藤氏である。
やはり、冒頭は闇夜からか・・・。
その音は、結構いい音で録音され、これぞN藤氏のギブソンという音であった。
そして聞こえてきた声も、しっかりとした良質な音。
おや、エコーもかかっている。
なんとなくスタジオで録音しているような、雰囲気が伝わってきた。
しかし、N藤氏はスタジオで録音したとは言っていなかった。
しっかりとアンプとマイクを使ったとのことだが、どんな装置なのか。
いずれにしても、今までのラジカセダイレクト録音からすこしは格上げしたようだ。
録音されていた曲は、「闇夜の国から」「限りない欲望」「かんかん照り」とここまでは陽水メドレー。
そのあと、いよいよ「イカのおすし」、そしてなつかしの「110番ソング」、お得意千春の「長い夜」とつづき、最後は今の時期にちょうどあう「しずおか防犯まちづくり音頭」。
陽水、千春の曲は、今一番歌いたい曲を歌ったっていう感じである。
気持ちよく、コードの間違いや音程も気にせず(!?)浪々と歌っている。
ただ、不思議に思うのは、N藤氏は一人暮らし、ということは、借家住まいだと思うが、それにしては隣の部屋も気にせず、大きな声で歌いたいだけ歌いほうけているという感じだが、近所迷惑は大丈夫なのか???
まあ、その後となりの住人や、近所のおばちゃん達から叱られようとも、こちらの知ったことではないが。
ただ、これで、ジョイントの練習ができることとなったことは、いいことである。
一人でベースを弾いていても、すぐ飽きるが、うまい下手(!?)は別にして、N藤氏の曲にあわせベース練習ができることはありがたい。
しばらく飽きるまで、練習曲とするか・・・。
ところで、今回テープの一番の目的の「イカのおすし」と「しずおか防犯まちづくり音頭」であるが、「しずおか・・・」は、以前聞いたことがあるので、なんとなくベースでついていくことができる。
しかし、「イカのおすし」は、これは難解!!??
コード譜が無いので、余計とらえどころの無い曲に聞こえてしまう。
ベース進行を意識してメロディを作ってくれたようだが、字余りの歌詞に何とかメロディをつけた感じで、どこで切るのか、どこがサビでどこが盛り上がりなのかいまいちハッキリしないように聞こえる。
しかし、N藤氏の作品である。過去の曲の時もそうだったが、最初聞いた印象は???疑問符が4つも5つもつき、感想を聞かれても???であった。
しかし、そのうち何回か聞いて演奏していくうちになんとなく味が出てきて、ハマッテいく。
この「イカのおすし」は、子供向けの拐し(かどわかし)防止ソング。
、『知らない人についてイカない。知らない人の車にノらない。オお声で叫ぶ。スぐ逃げる。家の人にシらせる』の全国標語にメロディをつけたとか。また職場の若手職員により振り付けもついているようだ。
第1印象では今一だが、こどもの感覚では大化けする曲かもしれない!!??