温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2022 今週の審判(5月第3週)No3

2022-05-23 06:50:10 | 野球審判活動
昨日は、当初聞いていた組み合わせから変わり、相良・牧之原中対島田2中。
前日の雨天から一転、爽快な天候、少し動けば汗ばむ陽気のスポーツ日和。

キャプテンを集めてのトスの際、この最高の天候の中、プレーが掛かったらチーム全員が集中し、元気のいい試合をしてほしいとの要望を伝えた。

ただ、試合の流れとしては、毎回必ず塁にランナーを置く展開、ヒットでの出塁もあるが、フォアも多い、またランナーが出た時に結構様々なルール適用の場面があった。

羅列すると、
☆ カーブボールの投球がバッターに当たったが、その時バッターはボールを打ちに行ったように見えたが、これをスイングとみなすかどうか・・・?
⇒ジャッジは、バッターは向かってくるボールによけようとして身体を回しただけでスイングしていないと判断、ヒットバイピッチで1塁へ。
☆ 2アウトランナーフルベース、ピッチャーのショートバウンドピッチをバッターがスイング、振り逃げのケース、バッターは何も動かず、3塁ランナーはホームに入る、守備側もベンチからの1塁送球指示でようやくフォースアウト。
⇒ホームインを認めず、得点がなかったことを両チームに示す。フルベースの場合でも2アウトは降り逃げのケースとなることを相良中学澤入監督は選手に指導していた。
☆ ランナー1塁、バッターが打った球がチップして一旦キャッチャー前でバウンド、そのあとフェアグラウンドに転がりキャッチャはその球を1塁へ送球して、バッターランナーアウトだが、この時攻撃チームからキャッチャーに当たったとのアピール。
⇒球審の位置からは判断着かないため、親が担当していた塁審を集め協議、塁審側からはキャッチャーにボールが当たったことは認められず、バッターランナーアウトとする。
☆ ランナー3塁の場面でピッチャーがセットアップで一旦止まらず投球したのでボークを宣告したが、その球をバッターが打ちショートへのゴロに、ただ、ショートは捕球したが何もせず、またバッターも1塁へ走っていかず何もしない状態に。
⇒仕方なくショートに対し1塁へ投げるよう指示、1塁手捕球でアウトを宣告したが、ボークを適用する旨3塁ランナーをホームへ行くよう指示し、あらためて打ったボールはノーカウントとして再開。回が終わった後、指導に熱心な相良中学の澤入監督からあらためて確認され、ボークは即ボールデッドになるばかりではないと説明、理解を得る。

ざっとこんなケースのルールの適用があったが、案外こんなことはこれから繰り広げられる中学野球の地区大会、県大会では起こりうるケース。

今のうちに振り逃げ、ボークのルール適用を理解していただきたい。
結構中学生の野球では、ルールを知っているのと知らないのとでは、試合の結果に大きく影響する場合がよく見受けられる。

昨日のジャッジは、そんな起こるべくして起こりうるレアなケースを審判員としても再確認させられたが、やはりこんな場合はえてして試合時間が長引き、2時間ゲームとなった・・・。

さあ今日も頑張っていきましょう!




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