今の若い連中に夏至だ、冬至だと言っても言葉の意味すらも分からず、昨日を普段通り送っていただろう・・・。
しかし私の歳になると四季折々の歳時を表す単語は、普段の生活で気持ちの切り替えとなる。
昨日は冬至、これからは昼間の時間が長くなる・・・、とはいっても寒さはこれからが本番。
地表が太陽に照らされ、これからゆっくりと温められ、春の啓蟄を迎える・・・。
この日差しと気温のずれで地球は本来冷たいものだと知る。
ただ・・・、昔は柚子の1個も風呂に入れて冬至を迎えたが、今ではそれすらもしなくなった・・・。
湯には色がついているが、ゆずの香りの入浴剤だ。
日本の情緒に触れる機会を自ら遠ざけてしまっている・・・。