温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2021 静岡県知事選挙の行方・・・

2021-05-11 07:06:15 | 気になるニュース
もう告示日前1か月を切った今の段階で、ようやく静岡県知事選の前哨戦がにわかに動き出した。
とはいっても、有権者にとっては、次の任期を預ける候補者の人柄、信条、そして静岡県政に対しての心強いリーダーシップを判断するには、さすがに乏しい選挙期日までの日と情報量。

それにしても、岩井候補の経歴はある程度わかっているが、国会議員としての地元への貢献度がよく見えない。
比べるのも失礼かもしれないが、同じ静岡県選出の参議院議員牧野氏や衆議院議員井林氏は、こんな片田舎でもよく顔を見かけるし、1週間ほど前では、井林氏は国道150号線の吉田町の交差点で、政局報告を一人でマイク片手に演説していた。

岩井氏は国交省の副大臣、国の要職であるが故の地元への疎遠は頭から差し引いても、さすがに地元の議員との印象は私にはない。
ただ、今までの功績より、私の1票の判断は、今後の静岡県をどうするのかという明快な政治姿勢をまずは見たい。

首都圏と中京、関西に挟まれ、いや同じベルト地帯に位置する静岡県が、それでも感染者数が比較的少ない状況をどう見て、次の対策をどう打つのか。

そして、リニア新幹線建設問題にどう岩井議員は言及するのか・・・。
最新の岩井議員のリニアに関するコメントでは、国交省要職であるが故のリニア新幹線問題の選挙の争点化からは避る論調であり、あるいは、国交省要職以外の過去の要人とした豊富な経歴を基に、リニア問題はあくまでも県政課題の中の一つと、リニアを争点でとの川勝知事の誘い水に応じない姿勢を示す。

そしてとどのつまり、地元の理解が得られなければ、工事は進むことはできないと優等生の回答をする。
これは、県政を大所高所からの俯瞰で議論し、決して一些末的な課題で選挙を戦うことはしないとの言い分のようだが、さすがに私から見れば、試合放棄・・・。

このコメントが、選挙戦で終始語り続けるのなら、やはり静岡県知事としての資質にふさわしいかどうかを判断せざるを得ない。
優等生の言葉は、有権者の心に伝わらない、ただの美辞麗句。

どんなに汗をかき、どんなに泥を顔に塗られようと、リニアに関し、県民の立場からの物言う知事として、矢面に立つぐらいの意志を見たいものだ。

今県政で重要な課題をしっかりと把握し、それに対してどのような認識でいる、どんな行動を起こすかということを選挙期間中明確にしない限り、岩井氏は及び腰、県民が抱く不安に寄り添っていないとのレッテルが張られる。

リニア問題が静岡県の最大の課題だとは思わない、他にも製造業をはじめとする経済の活性、雇用の安定、また、サクラエビをはじめとする海の資源の枯渇、そして津波地震への災害対策など、数限りがない県民が心を痛める課題が山積する。

これをいかに汲み取り、一つひとつトップとしての政策を打ち出し、行動に移せるかの体現を感じさせることができるかどうかが、知事選当落の分岐点だ。
その課題の一つがリニアで、これに対しての丁寧な説明、対応策を論じることからの逃避は、さすがに知事として県政を付託していいものか躊躇してしまうのだが・・・。

さあ今日も頑張っていきましょう!
コメント
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