2020 静岡県野球連盟榛南支部前支部長逝去

人一倍野球に熱心。
特に、技術とか戦術とかの向上というよりは、選手一人ひとりの成長、チームのパワーアップに力を注いでいた。
そして、榛南支部の発展に、それこそ体も心も疲れ切るまで、精魂を注ぎこんでいた。
そんな榛南支部前支部長山崎氏が先日お亡くなりになった。

大会には、誰よりも早くグラウンドにでて、ライン引き、グラウンド整備をしていた。
また、審判の割り当てがあろうとなかろうと、榛原高校、榛原中学の練習試合などに一早くきて、選手に声をかけ、監督と熱い野球論議を交わしていた。

ここ数年、体調がすぐれず、支部長現役でありながら病魔と闘い、榛南支部の運営に尽力しながらも、体調を考え、支部長の後進探しに腐心していた。

人から見れば、だれかれかまわず声をかける気さくなリーダーとみる方もいれば、強引な言動で、意見を違える方もいた。
私も時には意見を言い争ったこともある。

しかし、今思えば、山崎氏の言動はすべて野球のため、特に、選手が楽しんでプレーするための勇み足。

誰が、山崎氏以上に榛南支部の野球向上を思っていた方がいただろうか。
そしてその気持ちを常に行動に示し、支部の誰よりも人一倍長くグラウンドにいた・・・。

なんとか後任の支部長を選ぶことができ、わずかながらもほっとしたところがあるかもしれない。
しかし、チーム数も年々少なくなり、また、審判員も歳はとるが決して若返ることはない現状を、きっと憂いていただろう・・・。

残る者として、そこを少しでも安心する、前途ある榛南支部と見届けていただいて、山崎氏を送りたかった・・・。

ご冥福をお祈りいたします。