温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2019 寸又峡へのドライブ

2019-05-03 07:54:23 | 日記・エッセイ・コラム
実は、寸又峡の「湯屋飛龍の宿」は、私の従妹が嫁いだ老舗旅館。
今従妹は女将さんとして亭主との二人三脚で経営する。

旅館とはいっても、寸又峡温泉の中では、鉄骨造りの規模もトップクラスの旅館。
特に岩をふんだんに使った露天風呂は、山々に囲まれながらの秘湯といった風情を持つ。

そんな従妹の立派な旅館がありながら、このところご無沙汰していた。
そこでこの10連休中の外出をどこにしようかと思案していたところふと寸又峡を思いついた。

もともと、交通渋滞、延々と続く待ち行列は大の苦手、そこでにぎやかなところよりは山奥の温泉郷でも、と思いついて昨日行ってきたが・・・。

寸又峡は南アルプスの入口、またアミューズメント施設などがあるわけではない、自然と温泉を楽しむだけの行楽地だが、このところインスタ映えで有名になった夢のつり橋への関心が高まり、客足が伸びているようだ。

だから、覚悟はしていたが、案の定、あんな山奥で大渋滞。
普段でも、交通は難所の秘境、それでなくても、幹線道路から一歩曲がって寸又峡へ向かう道路は車がすれ違うほどの幅がない、途中待避帯でようやくすれ違うような道。
しかも、寸又峡へはその道1本しかない。
そこに、多くの車が押し寄せるので、このところの盛況で、今この道は途中3か所停車位置を設け、交互通行をしている。
そしてこの停車時間が、10分から場合によっては20分ほども待たされる・・・、でも、この交互通行がなければ、事故や大渋滞で行楽どころではなくなる。

慣れない都会からや高齢者の車も多く訪れている。
そんなドライバーが、狭い道で対向車同士すれ違うことになったら、前にも進めない、バックするにももう後続車が来ているということで、それこそにっちもさっちも行けない大渋滞になる。

昨日の停車時間は、行きの11時前後で長くて15分程度、帰りの15時過ぎは、10分ほど待たされた程度で済んだ。

目的地の寸又峡につけば、少し汗ばむほどの陽気、また大自然の山々に囲まれた山奥の温泉街は、家族連れや若いカップルまで多くの観光客でにぎわっていた。
帰りの道沿いの芝生グラウンドの広い駐車場を見ればほぼ満車。
その数、1000台に近い。それほど多くの観光客があの山奥に来ていた。

そんな車があの1本道に殺到すれば、当然渋滞は覚悟しなければ。
それでも、寸又峡の魅力を満喫すれば、帰りは文句なしだろう。

それほど寸又峡は魅力いっぱい。
今回は夢のつり橋へは行かなかったが、その替わり温泉街を散策したり、飛龍の宿で名物蕎麦料理を食べ、天然温泉風呂に入り、ゆっくりと時間を過ごした。

そういえば、昨日孫を連れていってのドライブであったが、寸又峡は、温泉街の散策と夢のつり橋の他に楽しみは何かと思っていたが、孫も遊べる立派な公園があることに気が付いた。
しかも飛龍の宿のすぐそば。

だから、寸又峡は単に温泉だけの大人の観光スポットと思いがちだが、温泉や夢のつり橋、散策に興味ない孫ほどの小さな子供も、十分楽しめる、オールエイジの観光スポットだ。

久しぶりの従姉との話は、昔の話から今のそれぞれの親の健康の話など、尽きない。
また、ちょうど飛龍の宿の前で地場産品、土産などを売る安竹商店は、私の公務員の時、同じ川根本町の職員で親しくさせていただいた安竹氏の自宅。
彼も今年で退職し、今まさに転職(!?)、店先で五平餅を焼いていた。
彼はもちろん餅を焼く手は休めないが、彼とも次々に五平餅を求める客を横に、しばらく昔話をする。

しばしの観光が、昔懐かしい思いで起しとなる。
ゆっくりと時間を過ごし、また孫とも十分遊んだ寸又峡のひとときは、心身の保養になった。
ただ、滞在時間よりも行き帰りの時間のほうが長い日帰りドライブ、やはり寸又峡を十分楽しむには、1泊以上は必要だろう・・・。

でも、私たちは、平日は2時間もかければ寸又峡に行ける。
いつでも保養と遊びと思いで起しができることに感謝である。











コメント
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