温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2013水害対策の助っ人

2013-05-26 08:05:47 | 日記・エッセイ・コラム

親父の3回忌と初孫の誕生とゲリラ豪雨が一緒に来た4月6日。
その時の大雨は、私の家に床下浸水をもたらした。
私の家の近くに川が流れているが、普段の水面はこの辺りの土地の高さよりも低いが、一旦大雨になると水面が土地よりも高くなり、ということは、普段川に流れ込む水路などが逆流することとなる。
このためそんな状況になったら水路の川への出口を塞ぐとともに、水路から強制的にポンプで川に雨水を流し込む。
普通の雨量ならこれで特に問題はないが、4月6日のように時間雨量63mmなどというとんでもない雨量の場合は、そのポンプの排水能力を上回る雨水が一気に押し寄せ、地域が冠水する。
この4月6日は、それが予測されていたので、地元の土木業者などに応援を要請して、可動式のポンプなどを使い排水していたが、所詮現場対応の能力のポンプなので、効果が見えなかった。
ところが、あとになって、抜群の排水能力を持つ車載式の排水ポンプが国土交通省の静岡事務所にあることが分かった。
そこで、今後同じような状況となった時、利用出来るよう事前の機器の説明と取り扱いの講習があった。
4本の給水ポンプにより能力は、毎分30トン。
なんと、一昨年のタイ洪水に、この排水車が何台かタイに輸送され、現地で貢献したようだ。
こんな装置が4月6日当日威力を発揮していてくれたら、浸水も程度は軽いものとなっていただろう。
宝の持ち腐れとならないよう、今度はしっかりと利用しなければ。

P1070492

【写真↓:地元小学校のプールを使って実演】

P1070494

【写真↓:可動式のポンプは、大人でも持ち上げられるほどの20Kg。しかしその能力は1台あたり毎分7.5トン。このぐらいの能力のポンプは、普通は人の手では運べないようだ。】

P1070497

写真↓:排水口から勢いよく出る水で、ホースは蛇がのたうちまわるように動く。これでも能力の40%ぐらいしか上げていなかった。】

P1070495

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする