温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2011静岡県高野連審判講習会終了No5

2011-06-16 21:39:06 | 野球審判活動

最後となる今回の講習会では、自分なりに納得しながら、特に問題となるヘマも無く、指導員の教えていただいた動きを忠実に実践していた、と思っていた・・・が、最後の最後やってしまった。
各塁ランナーを置いての球審での動きの実習で、タイムプレーに対応する場面。

外野への飛球の確認のため前に出た、またその後3塁走者のタッチアップを確認、ここまではいいが、その後の動きが悪い。
タイムプレーを確認する位置取りがもたつき、少し斜めからホームと3塁を見る角度となってしまった。
でも、まあここまでは例年のごとく(!?)であるが、この後の対応で珍プレーの連発が・・・。
まずは、3塁でのタッチプレーによる第3アウトよりも先にホームインしたので、得点を認めるが、このときの文句「スコア」がすぐに出てこなかった。
単純にホームペース前に立ち、本部に向かって1点を指差せば、本番ではそれで許されるかもしれないが、今日は講習会、正規どおりにやらなければならない。
先ほどさんざん指導員から繰り返し教わったコールが、すぐに出ない。

審判ジャッジについては、学習能力が全く欠けているといってもいいほどである。
そして、次であるが、3塁のほうがざわざわしていた。
そのうちにこちらに向かって、アピールがあったぞ、との言葉。
このとき私は一瞬、アピールで今ホームインした3塁走者がアウトになったのかと錯覚し、もしアウトになった場合は、ホームインは認められなくなると頭が回転する。
したがって、アピールの結果を確認しなければならないので、「それでどうなりましたか?」と3塁に向かって大きな声で聞いてしまった・・・!
とその瞬間、まずいと理解した。

つまり3塁のタッチアップは私が見た、だから私にアピールしているのだと。
一瞬間があったが、かろうじてセーフのジェスチャーをしたが、もう後の祭り。
もうこうなると、私の周りでは爆笑、しかもその中でも特に甲高い声でしがない印刷屋審判員が、もう地面をのたうち回りそうなほど。
そして・・・、もう一人私の後ろで影のように張り付いていた(!?)鬼塚指導員は、もうあ然として、あいた口がふさがらないといった感じで、あきれたように私を見ていた。
こりゃあ後から来るぞ!と私はその場をそそくさと退いた。

よくよく考え言い訳ではないが、いつもながら講習会は、人が多すぎる。

プレーヤー、審判員が入り乱れてグラウンドの中にいる。

実技を行う当事者だけなら、それでも相手の動きなどが確認できるが、だれが一緒のクルーで、まただれが余分なのかよくわからないまま実技を行う。

したがって、この3塁のタッチアップのアピールも、当事者だけが3塁付近にいれば、その動きで推測し、これはアピールが来るな、と察してそれなりの対応をする。

しかし、3塁周辺には、余分な選手や審判員がいたために、そのアピールのしぐさを察することができず、単にスコアの1点を辛うじて示したのみであった。

そういえば、この球審のジャッジを島田ヒラ氏が説明する時、最後アピールがないことを確認をした後でスコアのコールを行うようにと教えられたばかり・・・。

最後にやってしまったな、と最後の講習会会場の焼津球場上空のどんよりとした空を見上げていた・・・。

つづく・・・。

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2011静岡県高野連審判講習会終了No4

2011-06-16 07:11:54 | 野球審判活動

静岡新聞の朝刊には、今各高校野球部の戦力紹介のコーナーがある。

昨日静岡市立商業高校が載っていた。

その主要選手の紹介で、凛々しく、聡明な顔の選手が一際目を引いた。

よくよく見ていたら、ひらひら氏のご子息。

1年生からレギュラー出場。

昨年2年生時もベスト8まで勝ち進んだ経験の持ち主。

ただ、昨年父親としては、ご子息の晴れの入場行進を静岡県のメイン球場草薙で見たかったところを、改修工事で止むなく島田球場で見たというひらひら氏の無念さであった。

http://blog.goo.ne.jp/oishi21/d/20100710

しかし、今年は、最終学年の姿を草薙で見ることができる。

開会式、草薙で会いましょう。

今年の講習での一番の驚きは、ランナーなしでの2塁審判の立つ位置。
今までの位置から比べ、10数メートル外野よりに移動。
その位置だと、もうすぐそこは外野手がいる。
その理由は、外野飛球のトラブルボール対策とのこと。
外野手の捕球、落球などをより近くで確認できるよう、最初から外野に位置するためだ。
これはこれで大事なことで、今までの経験でもテキサス性の飛球を複数の選手が一丸となって取りにいった時の捕球の確認、あるいは地面すれすれのライナー性の飛球をダイレクトで取ったのか、ショートバウンドで取ったのかを見極めるのが難しいときがあった。
やはりこのような場合、より近くで見ることができれば、より確実な判断ができると思ったときがあった。

特に脚力が落ちてきて、外野飛球を追っても数メートルしか動けなくなってからは、痛感である。
これで、外野飛球への不安は少しは減ったと思うが・・・、待てよ!ということは、2塁のベースからは遠くなったということ。
これはこれで大問題である!
特に若い審判員なら、2塁ベースへの往き来は苦にならないだろうが、もう引退という老年審判員にとっては、打球1球ごとに2塁まで駆け寄ることは、しかもこれを1回から9回までとおすことは、相当の体力と脚力が求められる。
それでなくても、普段足の張りを気にしながら審判をしている私にとって、そんなものはぶっ飛ぶくらい足への負担が甚大なものとなってくる。
指導員の説明では、高校生と一緒のスピードが求められるわけではない、打者がホームから2塁に来るまでにジャッジのポジションまで来て良い位置取りをすればいい、と簡単におっしゃる。
しかし、今の私にとっては、高校球児の足の速さは、弾よりも早いエイトマンと同じ!(ふるい(><!))
2塁に向かう間で下手に足がもつれ転んで、ジャッジに間に合わなかったらどうしよう。しかもそのときクロスプレイだったら、目も当てられない。
あるいは、ランナーなしと思って定位置まで移動したら、実はランナーがいて、内野まで戻らなければならなかった場合の走っている間の、プレーが一瞬止まるバツの悪さ・・・。
実はこれは実際、この日の最後の受講生が各ポジションについての総合練習で、我々のクルーで起こった。
クルーの中で一番若い、まだ大学生の焼津ユウダイ君がランナーがいたにもかかわらず2塁定位置に向かってしまった。これに気づいた島田SSK氏の呼びかけにも気がつかず(そのぐらい遠い距離だ)、やむなくタイムをかけ、ユウダイ君を内野位置に。
これがこの夏の大会でわずかながらもありうるのでは、と心配する。
こうなると、今回の講習会の冒頭、全国講習会島田ヒラ氏の「選手には迷惑を掛けない審判」に逆行することに。
いづれにしても、大会まであと1ヶ月ほどの中で、審判技術、ルール習得はもちろんのこと、脚力の向上は必須である。

つづく・・・。

コメント (1)
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