リーアム・ニーソンが、推理小説の巨匠レイモンド・チャンドラーが生んだハードボイルドヒーロー「私立探偵フィリップ・マーロウ」を演じたミステリー映画。ブッカー賞受賞作家ジョン・バンビルがベンジャミン・ブラック名義で執筆し、チャンドラーの傑作「ロング・グッドバイ」の続編として本家より公認された小説「黒い瞳のブロンド」を原作に、「クライング・ゲーム」のニール・ジョーダン監督がメガホンをとった。
1939年、ロサンゼルス。私立探偵マーロウのもとに裕福そうなブロンド美女が現れ、姿を消した元愛人を捜して欲しいと話す。依頼を引き受けたマーロウは捜索を進めるうちに、映画産業が急成長するハリウッドの闇に飲み込まれていく。
共演は「女は二度決断する」のダイアン・クルーガー、「トッツィー」のジェシカ・ラング。(映画.comより)
<2023年7月9日 劇場鑑賞>
今までフィリップ・マーロウの映画を見たことはありません。原作も読んでません。なんの予備知識もなく鑑賞しましたので、素人の目には、”リーアム・ニーソンの映画”と映りました。具体的なマーロウ像を持っていたなら、また感想も違ったかもしれません。しかし、彼に迫ろうとする美女にも「君は僕の半分の年齢だ」とさらりとかわすなど、リーアムの年齢が大前提になっていて、先日見た「ブラックライト」を彷彿とさせる展開で、なんだか”リーアムシリーズ”を見たような気分になったのでした。
話はそれなりには複雑だったのですが、まぁよくある「ハリウッドの闇」です。クスリが飛び交う、お金が飛び交う。そのためには身代わり殺人も厭わない、と言った感じの。ジェシカ・ラング演じる大女優と、美貌の娘ダイアン・クルーガーとの間に、もっと確執があるのかと思ったけど、それほど描かれてはいなかったし、個人的には、なんかゆるい感じの映画だったと思いました。結局なんだったのかな、と思ったほど。アホですみません(笑)。
ただ、ニール・ジョーダン監督だったのがうれしかったし、懐かしいアイルランド系やイギリスの俳優さんを見れたのがとてもうれしかったです。コルム・ミーニー(!)とか、イアン・ハート(!)、アラン・カミングなど。若い頃、イアン・ハートの映画、いくつも見たなぁ。アラン・カミングは、わりと見るけど、でも結構久しぶりだったかも。いつもおしゃれさんですよね。そんな楽しみ方もあるかな、と思います。
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