田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)

2016年02月28日 18時30分55秒 | 日記

 

 

「スラムドッグ$ミリオネア」のオスカー監督ダニー・ボイルが、アップル社の共同設立者スティーブ・ジョブズの生き様を描いた伝記ドラマ。ジョブズ本人や家族、関係者へのインタビューを中心に執筆された伝記作家ウォルター・アイザックソンによるベストセラー「スティーブ・ジョブズ」をもとに、「ソーシャル・ネットワーク」でアカデミー脚色賞を受賞したアーロン・ソーキンが脚本を担当。1984年のMacintosh、88年のNeXT Cube、98年のiMacというジョブズの人生の中で最も波乱に満ちていた時期に行なわれた3つの新作発表会にスポットを当て、人々を魅了した伝説のプレゼンテーションの舞台裏を通し、信念を貫き通そうとする姿や、卓越したビジネスセンスを浮かび上がらせていく。さらに娘リサとの確執と和解といったエピソードも盛り込み、ジョブズの素顔を浮き彫りにする。「それでも夜は明ける」のマイケル・ファスベンダーがジョブズを熱演し、共演にも「タイタニック」のケイト・ウィンスレット、「グリーン・ホーネット」のセス・ローゲンら豪華キャストが集結。(映画.comより)

 

 

 

 私はITに詳しくないので、スティーブ・ジョブズの偉大さを漠然と知ってはいても、「マッキントッシュを発売した頃」とか、そんな細かいことは全く知りませんでした。それで、この映画は彼の人生の3度にわたる転機を描いたもので、上にあるとおり、それぞれ84年、88年、98年と本人の髪型や映像のざらつきにより、その時代を感じさせながら表現したものとなります。

しかし、素人目にはその出で立ちが違うだけで、それぞれ何が違うのかはあまりわかりません。もちろん、詳しい人には楽しめると思うのですが、いかんせん私のような技術に疎い女には、理屈ばかりが先に立っているジョブズの姿しか印象に残りません。

それぞれ、ものすごい技術の革新だったのでしょうが、凡人な私は、こんな男とはまともにおつきあいなど絶対にできません。やはり世界を変えてゆく人材って、非凡なんですね。すごいなぁ、と思います。

その分、多くの敵も生み出すこととなりますが、本人に生きづらさなどないように見えます。また、彼にどれだけ愛想を尽かせても、やっぱりその実力に従うしかない人々も描かれているのだと思います。だって、本当にイヤな奴ならすっぱりつきあいを絶てばいいのです。なんだかんだ言っても、やっぱり彼の周りにいるしかない人たちって、それが自分の利益になるからなんだと思います。それを意識してる、していないに関わらず。

才能のある人って、違うんだな・・・そんなことを実感した映画でした。そうそう。ファスベンダーがジョブズに似てないとか言われてるみたいだけど、そうかなぁ。けっこう似た雰囲気は出していると思いました。

コメント   トラックバック (1)

オデッセイ(The Martian)

2016年02月18日 07時37分29秒 | 日記

 火星にひとり取り残された宇宙飛行士のサバイバルを緻密な科学描写とともに描いた、アンディ・ウィアーのベストセラー小説「火星の人」を映画化。極限状態の中でも人間性を失わず、地球帰還への希望をもって生き続ける主人公マーク・ワトニーをマット・デイモンが演じ、「エイリアン」「ブレードランナー」などSF映画の傑作を残してきた巨匠リドリー・スコットがメガホンをとった。火星での有人探査の最中、嵐に巻き込まれてしまったワトニー。仲間たちは緊急事態を脱するため、死亡したと推測されるワトニーを置いて探査船を発進させ、火星を去ってしまう。しかし、奇跡的に死を免れていたワトニーは、酸素は少なく、水も通信手段もなく、食料は31日分という絶望的環境で、4年後に次の探査船が火星にやってくるまで生き延びようと、あらゆる手段を尽くしていく。(映画.comより)

 

 

 

 今回は珍しく吹き替えで見ました。で、3D。立体映像は久しぶりです。自分はメガネを懸けて鑑賞するので、3Dは基本苦手なんで。

さて、映画です。物語は単純でわかりやすく、またハッピーエンドであるため、エンタメとしては申し分のない出来だと思います。NASAが全面的にバックアップしていることもあって、取り残されたマット・デイモンが、いかにサバイブしてゆくかというところの科学的な考証もなされているようだし(詳しいことはわかりませんが、素人が見ても「なるほど」と思えるほどきちんと一つ一つクリアしてゆく)、取り乱さずに対処してゆくところなどは、さすがに訓練された宇宙飛行士なんだな、って感じでした。絶望の淵でもポジティブなところは、ちょっと「127時間」のジェームズ・フランコを想起しました。

また、チームリーダーのジェシカ・チャスティンも似合ってる!すごく信頼できる感じが出てました。あと、火星でもソーラーパネルを使うんですね。まぁでもなるほど、って感じですよね。

ともかく、難しいことは抜きにして(抜くのか・笑)楽しい映画です。キウェテル・イジョフォーやショーン・ビーンも出てるし、マイケル・ペーニャも出てたように思います。予告に出てくるジェフ・ダニエルズは当然として、なにげに豪華な布陣ですし、オススメです。

コメント   トラックバック (1)

ザ・ガンマン(THE GUNMAN )

2016年02月15日 07時28分22秒 | 日記

 2度のアカデミー賞に輝く天才俳優ショーン・ペンが、『96時間』のピエール・モレル監督と組んだアクション。肉体を極限まで鍛え上げ、血塗られた過去を抱えた元特殊部隊のスナイパーを熱演。ハビエル・バルデム、イドリス・エルバら旬の演技派たちを共演者に迎え、アフリカ、イギリス、スペインを駆け巡るスリリングなストーリーが展開する。

元特殊部隊のジムはコンゴでの隠密作戦で現地の大臣を暗殺して以来、すべてを捨てて隠遁し、恋人の前からも姿を消した。ところが数年後、突如何者かに命を狙われ始める。さらに暗殺作戦に参加した仲間たちも次々と殺されており、自らを守るために再び銃を取る。(映画ナタリーより)

 

 

 

 この映画、知らなかった!休日に近場の映画館で、と探していたら「なにこれ?!」しかもショーン・ペン。映画ヲタクなのにこんな有名俳優がずらずら出ている映画を知らなかったなんて(とマジで思っていたのですが、後にチラシを持っていることを発見。自分の記憶力の拙さにショック・・・)。

お話は、「96時間」の監督だけあって、隠居していた元傭兵のショーン・ペンが、突然何者かに命を狙われ始め、何が起きているのか探り始める・・・という、設定はリーアム・ニーソンで出来事はブルース・ウィリス(RED)みたいな、どこを取ってもどこかで何度か見たような物語です。なんで、これだけの人たちが今更こんな映画を撮ろうと思ったのか。脚本だけ読むと斬新なお話に見えたのか。あるいは、50代のショーンが、ここに来て筋肉ムキムキに路線変更しようと思ったか(笑)。彼が上半身をさらしたときに「!」と驚いたのは私だけではなかったはず。いつかのミッキー・ロークに等しいほどの衝撃でした。

役者は他にもハビエル・バルデム、イドリス・エルバ、レイ・ウィンストンなど実力俳優が並びます。しかしながら、ハビエルなんか出てきたときからうさん臭くて怪しすぎるし、イドリスはチョイ役(?)だし、な~んかもったいない映画でした。いえ、みなさんうまいんですけどね。

で、お話の主題は、政府の陰謀だ、裏計画だ、というものではなくて、男女の愛憎ですね。と言っても、最初からショーンと彼女は相思相愛。ハビエルの横恋慕は最初からミエミエで、まぁ手段を問わず、といったところでしょうか。

とにかく、役者は揃っています。監督もあの「96時間」の監督。なぜ「96時間」のように楽しめなかったのか、素人には不思議なのですが、なんか物足りなく仕上がっていたように思います。まぁでも、長い役者生活、こんなこともあるのでしょうね(って、上から目線ごめんなさい)。

コメント

ザ・ウォーク(The Walk)

2016年02月08日 07時34分58秒 | 日記

 

 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「フォレスト・ガンプ 一期一会」など数々の名作を送り出してきたロバート・ゼメキス監督が、米ニューヨークのワールドトレードセンターで命がけの綱渡りを敢行した男の物語を3Dで映画化。1974年8月7日、当時世界一の高さを誇ったワールドトレードセンター。フランス人の大道芸人フィリップ・プティは、地上から高さ411メートル、110階の最上階で、そびえたつツインタワー間をワイヤーロープ1本でつなぎ、命綱なしの空中かっ歩に挑む。主人公プティ役は「(500)日のサマー」「インセプション」のジョセフ・ゴードン=レビット。プティの綱渡りの実話は、アカデミー賞を受賞したドキュメンタリー映画「マン・オン・ワイヤー」でも描かれた。(映画.comより)

 

 

 

 ドキュメンタリー映画の方は見てません。その頃は「そんなことをするなんて・・・」と思っていました。しかし、あれから何年も経ってまた映画が作られるって、やっぱりすごいです。

今回の主演はジョゼフ・ゴードン・レヴィット。彼がフランス人?って、少し奇妙な感じもするけれど、見かけが、いつかの「ルーパー」のブルース・ウィリスよりはプティ本人に似ていたような気がします。若~い頃のプティの役もこなして(不思議にハマってた)、なかなかのフレンチアクセント・イングリッシュでした。

それにしても、すぐれた身体能力だけではなく、かなり頭脳を駆使するのに驚きました。よく考えると当たり前なんですが、用意の周到さ・緻密さは凡人にはまねできませんね。もちろん、彼がやったことは違法です。両方のタワーにお巡りさんが駆けつけるのも、彼が逮捕されたのも当然です。まったく危ない!彼の綱渡りの師匠パパ・ルディ(ベン・キングスレー)も、「私の息子たちも優れた綱渡り師だが、こんなことは絶対に許さない」と言ってましたし、成功したからヒーローになってますが、やっぱり無謀すぎると思いますね、個人的には。

それでも、夢を追い続けるのが人間というもの。ましてや人並み外れた才能があるのであれば、なおのこと。仕方がなかったのでしょうね。

もう一つ真剣に驚いたこと。それは、彼がこちらからあちらへと移動したのは一度ではなかったこと。これは知らなかった!さぁ着くぞ、というころには警官の姿。思案したプティはくるりとUターンします。しかし、折り返して着く頃にはもう片方のビルの屋上にも警官。あっちからもこっちからも「こちらへ来なさい。ゆっくり来るんだ。さぁ」と言われて思案。うろうろした挙げ句、真ん中に座ったり、しまいには仰向けに寝転がったり。さすがに怖い!怖すぎる!手に汗握るなんてもんじゃありません。心臓バクバク。この映画、IMAXで見なくて本当によかった~。

その偉業を讃えられ、世界貿易センターへの終身パスをもらったプティが、うれしそうに見せてくれる姿が切ないです。

おもしろかったです、確かに。でも、心臓の強い人のみで。

コメント   トラックバック (2)

黄金のアデーレ 名画の帰還(Woman in Gold)

2016年02月04日 07時46分27秒 | 日記

 グスタフ・クリムトが描いた世界的名画「黄金のアデーレ」をめぐって実際に起こった裁判と「黄金のアデーレ」に秘められた数奇な物語を、アカデミー賞女優ヘレン・ミレン主演で描いた。アメリカに住む82歳のマリア・アルトマンがオーストリア政府を相手に裁判を起こした。世界中を驚かせたその裁判は、クリムトが描いたマリアの叔母アデーレの肖像画「黄金のアデーレ」の返還要求だった。ナチス統治下のオーストリアで、ナチスによって奪われたその名画には、マリア自身と彼女を取り巻く人々のさまざまな記憶が詰まっていた。マリアとともに裁判を起こす駆け出し弁護士役にライアン・レイノルズ。ダニエル・ブリュール、ケイティ・ホームズが脇を固める。監督は「マリリン 7日間の恋」のサイモン・カーティス。(映画.comより)

 

 

 随分前にはなると思うのですが、ジョン・マルコビッチがクリムトを演じた映画を見たことがあります。そう言えば豪華な絵を描いてたかも・・・くらいな記憶ですが。

主人公マリアの両親とその兄は、オーストリアで懸命に働き、一代で財を築いた成功者でした。裕福な生活を送っていたマリアの家は、著名人・知識人たちのサロンとなることもあり、クリムトが叔母をモデルに「黄金のアデーレ」を描いたのも、そんな一環からでした。

子供がなかった叔父・叔母夫婦、とりわけ叔母にかわいがられて育ったマリアは、子供の頃からその絵を見ながら大きくなりました。が、オーストリアがナチスドイツによって侵入・併合され、ユダヤ人たちはいよいよ迫害されるに至り、先に叔父夫婦、次にはマリア夫婦と国外へ逃亡したのでした。マリアの両親は体調を崩した父のため、母国に残ります。

そしてナチスにより行われた美術品の略奪。「黄金のアデーレ」とて例外ではありません。母国を逃れ、長らくアメリカに住むマリアは、仲良しだった姉が亡くなったのをきっかけに、叔母の「アデーレ」を思い出します。当初、悲惨な思い出が残る母国に帰るつもりはなかったマリアですが、同じくオーストリアにルーツを持つ若手弁護士ランドル・シェーンベルク(演じるはライアン・レイノルズ)の助けを得て、この絵を「国宝」と称して手放さないオーストリア政府と戦ってゆくことになります。

著名な作曲家アルノルト・シェーンベルクを祖父に持つランドルもまた、コンプレックスを抱えた若者で、彼女のこの裁判にとことんつきあうことによって、自分のルーツと向き合うことになり、大きく成長してゆくのです。

戦争など忘れたかのような時代に、突然82歳の女性に裁判を起こされ、「国民的財産だ」と言い張る政府の気持ちもわからんではない。しかし、ナチスの略奪さえなければ、そのまま個人の所有だったはずなのだから、元の持ち主の言い分ももっともな気もします。叔母の「寄贈する」の遺言書も瑕疵があったりして、結局裁判は長引いてしまいます。

今年は戦後70年だからか、ナチス絡みの映画がよく来るように思います。マリアの回想シーンで描かれるユダヤ人家族の生活は、華やかな結婚式も相まって豪華きわまりないものでしたが、その後の言われない迫害は、やはり心が痛むものでした。

裁判の結果は史実なので、みなさんご存じでしょうが、私個人的には、アメリカに移すことが正しかったのかなぁ、という気がします。歴史的背景も絡む複雑な問題だっただろうから、部外者は余計なこと言っちゃいけないんだろうけれど。

ライアン・レイノルズを見直しました(笑)。

コメント   トラックバック (1)