田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

スペンサー ダイアナの決意(SPENCER)

2022年10月31日 16時48分05秒 | 日記

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 1991年のクリスマス。ダイアナ妃(クリステン・スチュワート)は、クリスマスを祝うために王族が集まるエリザベス女王の私邸サンドリンガム・ハウスへ向かう。チャールズ皇太子との関係は冷え切っており、不倫や離婚がうわさされているにも関わらず、周囲は平静を装っていた。ダイアナは、外出しても他人からの視線を感じ、自分らしくいられる場所がないことに追い詰められていき、やがて限界に達した彼女は、ある決断を下す。(yahoo!japan 映画より)

 

 

<2022年10月30日 劇場鑑賞>

 都会では、この作品と同時に、ダイアナ妃のドキュメンタリーも上映されているようなのですが、悲しいかな、田舎ではこちらだけしか公開されていません。しかし、この作品は、すでにダイアナ妃がかなり限界が来ている状態の、本当に離婚する一歩手前の時を描いたものなので、ここまでの詳しい経緯をちゃんと知らないと、退屈に感じてしまうのではないかと思います。私も、通り一遍のことしか知らないので、もっと詳しいドキュメンタリーの方を先に見たかったですね。今からでも降りてこないかな。

 ダイアナ妃を演じるクリスティン・スチュワートは、とても美しかったです。もうかなり長いこと女優をやっているから、19や20じゃないと思うのに、肌や手足の美しさは、どう!どんなアップにでも耐えられる、本当に美しい人だと思いました。また、皇太子の不倫は知っていたにしても、妻と愛人に同じ真珠のネックレスを贈るなんて、皇太子も最低!すぐわかる近さなのに。そんな気遣いすらできない男と結婚している必要はありません。気づかなかっただけかもしれませんが、同じことです。しかも自分は平気の平左。跡取りさえ産めば後は用なしだなんて。「皇室なんだから、公私で二つの顔を使い分けるのは当然。父だって母だってそうだった」と冷然とダイアナに言ってのけるチャールズ。言い返さないダイアナに「フィリップ殿下は愛人なんて作らなかった。女王を生涯愛した」と言ってやりなさいよ!と思いました。

 貴族の出とは言え、まったく違う世界に飛び込んだのだから、守ってくれるべき夫に愛されなければ、居場所なんてあるわけありません。日本でも、ご自身も抜きんでて優秀で、なおかつ愛し守ってくれる皇太子がいらっしゃった雅子さまでも、一時体調がすぐれなかったのですから。もちろん、皇太子さまが天皇陛下に即位なさってからは、元気なお姿を拝見することも多く、私は少し安心しているのですけど。

 それほどカミラさんを愛していたのなら、最初から周りを押し切ってでもカミラさんと結婚するべきだったんじゃないでしょうか。そうすれば、一人の女性をこんなに不幸にすることなかったのに、と強く思いました。

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海底47m(47 Meters Down)

2022年10月28日 16時28分18秒 | 日記

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 水深47メートルの海に沈んだ檻の中で、人喰いザメの恐怖と対峙する姉妹の姿を描いたシチュエーションパニックスリラー。メキシコで休暇を過ごしていたリサとケイトの姉妹は、現地で知り合った男から、海に沈めた檻の中からサメを鑑賞する「シャークケイジダイビング」に誘われる。水深5メートルの檻の中からサメを間近に見て興奮する2人だったが、ワイヤーが切れて檻が一気に水深47メートルまで沈んでしまう。無線も届かず、ボンベに残された空気もわずかという極限状態の中、サメの餌食になる危険におびえながら、2人は生還を目指すが……。「塔の上のラプンツェル」で声優を務めたマンディ・ムーアと、テレビシリーズ「ヴァンパイア・ダイアリーズ」などで知られるクレア・ホルトが主人公姉妹を演じた。監督は「ストレージ24」のヨハネス・ロバーツ。(映画.comより)

 

 

<2021年8月14日 録画鑑賞>

 息子と二人で「海底47m 古代マヤの死の迷宮」つまり「2」を先に見てしまっていた私。この「2」もかなり怖くて、逃げても逃げてもサメに襲われる、これでもかというしつこい展開に「心臓が持たない」と思ったものでした。その後「1」があることを知ってからは、同等に怖いのか、あるいは「2」はパワーアップしていたから「1」はもっと見やすいのか、などと逡巡していたところ、wowowで遭遇。早速息子と鑑賞しました。

 サメネタは同じ。主人公は例によって若い女性二人。まぁ人生、いろんなことがあるから、それを振り払いたくて、あるいは誰かを見返したくて、思い切った行動に出る、というのはアリだろうけれど、昨日や今日知り合ったチャラそうな男二人に誘われて、あんなボロボロの船とボロボロの檻で、しかもダイビングの経験もないのに(姉の方ね)あるとウソを言ってまでサメ見物に出かける、というのはいかがなものかと。船を出してくれた船長は誠実そうな人で(これがマシュー・モデイン!昔よく映画を見ましたよ!会えて感激!)まぁわからんでもないんだけれど、やっぱり無茶だと思いました。

 で、つまらないことに気が付いたんだけど、最初にチャラ男たち二人が檻に入って様子を見に行くシーンでは、彼らは全身潜水スーツを着てるのね。それなのに女性たちは、スーツはボディだけで足や腕は露出したままなのです。きれいな足、サービスが過ぎる?現実はどうなんでしょうね。この格好でもOK出すのかな。

 個人的には、やっぱ「2」のほうが怖かったかな。ストーリーに継続性はないけれど、「1」がヒットしたから「2」は確か有名俳優の娘ちゃんたちが出てたのでしたね。でもやっぱり、若い女性は、サメ見物なんて行っちゃいけません(笑)。

 

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イップ・マン 葉問(葉問2 Ip Man 2)

2022年10月27日 16時02分39秒 | 日記

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 ブルース・リーの師匠として知られる詠春拳の達人イップ・マン(葉問)の半生を描く伝記アクション。1949年、家族を連れて香港に移住したイップ・マンは、詠春拳を広めるため、とある新聞社の一角に道場を開く。様々な流派の道場主たちとの対決を通してイップ・マンの名は広く知られるようになり、彼のもとに多くの弟子が集まってくるが……。ハリウッドでも活躍する香港のアクションスター、ドニー・イェンが主演を務める。(映画.comより)

 

 

<2021年8月12日 Netflix鑑賞>

 「イップ・マン 序章」の続編。オリジナルは「葉問」続いて「葉問2」と題がついているのに、なんで日本で公開するときは「イップマン 序章」「イップマン 葉問」となるわけ?わかりづらいことこの上ない。「葉問」名打ってるから「1」かと思ったら「2」だったりするし、役者さん同じだし、ややこしすぎるだろ!

 すみません、私の頭が悪いだけです。映画はとても素晴らしいものでした。私的なことを書くと、このまま続けて「3」を見ればよかったものをつい、先延ばしてしまったために、はっと気づいたころには3作目はNetflixから消えていたのでした・・・。レンタルするしかない。アホな私。

 さて、この作品は「1」のラスト、仲間の工場長がイップ・マン一家を香港へ逃したあのシーンのすぐ後から始まります。なので、全編香港が舞台。現地で道場を開くも、最初は閑古鳥なイップ。しかし、ある血気盛んな若者をギャフンと言わせたことで、生徒が集まり始めます。しかし、香港では道場を開くにあたっての掟が存在していて、生徒が増えて目立ってきたことで、それを守るように言い渡されます。それは、既存の道場主たちと勝負して勝たなければならないというもの。そしてその道場主たちの頭(かしら)こそ、我らがサモ・ハン・キンポー。やっぱり、ジェッキー・チェン世代の我々には、彼の登場はうれしい限りですね!!よく3人の映画を見ました。ユン・ピョウは、今どうしているのでしょうか。一番若かったけれど。

 ドニー・イェンとサモ・ハンの組手は、息をつめて見守りました。どちらも応援してしまいます。どっちが負けるにしても、ボロクソな負け方は見たくない、とか、引き分けだったらいいのに、とか、いろいろ考えました。単純な勝ち負けではなく、この試合は美しく仕上げてありました。さすがです。

 当時香港はイギリス統治下にあったので、白人たちの横暴さ・粗暴さが描かれてました。つい最近見たインド映画でのイギリス人たちみたいです。なんでアジア人をバカにするのでしょうね。白いだけでそんなに偉い?!で、彼らの仕組んだ試合で、西洋人ボクサーと戦わなければならなかったイップ。元来、不本意だったのでしょうが、この試合に勝つところは爽快でした。そして、ラストには少年のブルース・リーが。「3」も見るぞ。

 どうでもいいことなのですが、この作品には、「1」で出てきた工場長や”ならず者”だった青年、中国にいた他の師匠まで登場するんだけれど、そんなにみんな香港に移住したのかな、と思いました。イギリス領は先進国だから、夢を抱いて移ってきたのかな。応援に来てただけかな。

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RRR(RRR)

2022年10月25日 15時19分23秒 | 日記

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 日本でも大きな話題を集め、ロングランヒットとなった「バーフバリ」シリーズのS・S・ラージャマウリ監督が、英国植民地時代の激動のインドを舞台に、2人の男の友情と使命がぶつかり合う様を豪快に描くアクションエンタテインメント。

1920年、英国植民地時代のインド。英国軍にさらわれた幼い少女を救うため立ち上がったビームと、大義のため英国政府の警察となったラーマ。それぞれに熱い思いを胸に秘めた2人は敵対する立場にあったが、互いの素性を知らずに、運命に導かれるように出会い、無二の親友となる。しかし、ある事件をきっかけに、2人は友情か使命かの選択を迫られることになる。

「バードシャー テルグの皇帝」のN・T・ラーマ・ラオ・Jr.がビーム、ラージャマウリ監督の「マガディーラ 勇者転生」にも主演したラーム・チャランがラーマを演じた。タイトルの「RRR」(読み:アール・アール・アール)は、「Rise(蜂起)」「Roar(咆哮)」「Revolt(反乱)」の頭文字に由来する。(映画.comより)

 

 

<2022年10月23日 劇場鑑賞>

 やってきました、待ちに待ったインド映画。今回の作品は、現地でも大ヒットしたからとか、日本で「バーフバリ」以来インドブームだから、とか、いろんな理由が重なって、日本でも結構な数で全国公開。予告映像や本編映像も出回って、盛り上がってましたね(私だけか)。

 本編だけで2時間58分。途中、intervalの文字が入ったけれど、日本ではそのまま上映続行。私個人的には、あそこで一旦休憩でもよかったと思う。内容も濃かったし。

 舞台はイギリス統治時代のインド。1920年とされていました。インド人を「褐色のサル」などと侮蔑し、人として扱わない統治姿勢に、現地では独立の機運が少しづつ盛り上がってきている時代でした。だからこそ、イギリス総督も取り締まりを強めていたのでしょう。冒頭、大群衆のデモにビビるイギリス警察と、その中から果敢に飛び出し、デモの中心人物をどこまでも追い詰めて捕まえる警官ラーマ(ラーム・チャラン)が映ります。でも、彼はインド人。どれだけ武功を挙げても、表彰からは漏れるのです。

 一方、総督の妻は、手の甲に美しいアートを描く才能を持った現地の少女マッリを見染め、「あの子を暖炉に飾りたいわ」の一言で、屋敷に連れ帰ってしまいます。部下は、代償に2枚ほどの小銭を投げただけで、追って来た母親を木片で殴る野蛮さ。まったくあきれるばかりです。しかし、その少女マッリは、ある結束の固い部族の子供でした。普段はおとなしい部族も、子供がさらわれたとなると黙っていません。最強の戦士ビーム(NTR.Jr)が立ち上がります。

 ラーマとビームは、実在した「独立運動の勇者」なんだそうです。でも、現実には二人が出会ったことはないらしいのですが、映画では、お互いに立場を知らずに出会い、固い友情を結ぶ物語になっています。実年齢は、ラーム・チャランのほうが少し若いのですが、チャランが”兄貴”と呼ばれています。ビームは少女奪還を成し遂げるため、虎視眈々と総督府を観察しています。一方のラーマは優れた警官なのですが、その心に秘めたある決心と、そのいきさつが徐々に描かれていきます。

 画像がとにかく圧巻。時には野獣や神様まで取り込み、全編あり得ない画の連続。主演の二人も不死身すぎるし、解毒剤のないはずの蛇毒でも、致命傷な深手でも、その辺に生えてる葉っぱをちぎって煎じればあっという間に元気に(笑)。しかし、その潔い「ザ・エンターテイメント」がなんとも爽快。これぞ娯楽!素晴らしすぎる!また”ダンスは折り紙付き”の主演二人が繰り広げるナートゥ・ダンスの素晴らしいこと!これは言葉では説明できません。この二人でないと成し得なかったとしか言えないダンスシーンです。

 3時間はさすがにあっという間ではなかったけれど、これほど怒涛の展開の映画、久しぶりです。さすが、インド映画の底力を見た気がします。体力があって、底抜けのエンタメを見たい人におすすめです。

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家族の肖像(Gruppo di famiglia in un interno)

2022年10月21日 16時28分40秒 | 日記

Conversation Piece (1974) - Filmaffinity Gloria C. on Twitter:

Gruppo di famiglia in un interno (L. Visconti) | Dorian gray, The godfather  part iii, Exploitation film

 イタリアが誇る巨匠ルキノ・ビスコンティが1974年に発表した作品で、ビスコンティ後期の傑作ともうたわれる一作。全編が室内で撮影され、主要な登場人物は5人という限られた空間で繰り広げられるドラマを描いた意欲作。ローマの豪邸にひとり静かに暮らす老教授。その邸宅には、18世紀イギリスで流行した「家族の肖像」という家族の団らんを描いた絵画が飾られている。そこへブルモンティ夫人とその愛人、夫人の娘らが転がり込んでくる。当初は平穏な生活を阻害されたと感じた老教授だったが、次第に彼らに興味を抱き始める。「山猫」のバート・ランカスターが老教授を演じ、ヘルムート・バーガー、シルバーナ・マンガーノら、ビスコンティ作品おなじみの俳優たちが出演。脚本にも「山猫」「ルートヴィヒ」のスーゾ・チェッキ・ダミーコが名を連ねる。日本では78年に初公開され、日本アカデミー賞最優秀外国作品賞やキネマ旬報外国語映画ベスト・テン1位など多数の映画賞を受賞。2017年2月、デジタル修復版で39年ぶりに公開される。(映画.comより)

 

 

<2022年10月16日 劇場鑑賞 午前十時の映画祭>

 ヴィスコンティ監督の映画を大画面で見るのは初めてかも。ごく若い頃に「イノセント」という映画をテレビで見たことがあります。そのときも、何とも言えない印象を持ちました。確かに”イノセント”なのですが、でもやっぱり悪意はあって。でも、貴族の人たちはみんないい人で。なんだか「う~~ん」とうなったのを覚えています。すごい映画だなぁと思いましたね。

 そして、本作。ルキノ・ヴィスコンティ監督は本当の貴族だとは聞いていたけれど、さりげなく登場している屋敷や調度品なんかがすごく豪華で、全然さりげなくない(笑)。でもそこに住まう教授(バート・ランカスター)とは調和していて、教授も上品で佇まいも素敵でした。そこへ乱入したリッチな夫人。後に娘や友人も混ざって来るから、リッチな家族、と言うべきか。ともかく、金持ちは何してもいいと思ってるんじゃないか、と思えるほどの傍若無人さ。小市民の私は本当にびっくりしました。私なら、さっさと警察でも呼ぶか、次の機会までに用心棒でも雇って締め出すか、とにかく関わりたくないと思うと思うのですが、教授は大きな声も出さないような紳士なのです。でもやっぱり、どんな人にも事情や優しいところ、それなりの常識なんかがあって、押される形で渋々交流していた教授も、そのうちなんとなく仲良しに。夫人が、その美貌と経済力で囲っている青年もすごい美形。若いし、話してみると意外に教養もあって、教授も目をかけるようになります。

 しかし、やはりいろいろと問題が出てきます。青年の出自にもよるのか、暴力事件が起きたり。一人で静かに暮らしていた教授はしかし、いろいろなことに巻き込まれていってしまうのです。

 話の途中で、たぶん教授の過去?奥さんだった人か、娘か、よくわからないけれど、切れ切れに華やかな格好をした美しい女性の映像が挟まれます。でも、説明がないので、そうかなと思うだけで、わかりません。話の筋としては、そのシーンが必要だったのかな、と思わないでもないのですが、当時の貴族の雰囲気を知るのにはよい映像だったかもしれません。

 それにしても、あの時代の大金持ちの貴族って、何してるんでしょうね。あんなに気楽に好き放題遊びまわって。今日はロンドン、明日はパリ、まるで近所の遊園地にでも行くのかと思うほどの気楽さで、世界の都市を巡って仲間と過ごしてる。まぁあれはあれでしんどいかもしれないけれど、私のような小市民には、想像することすらできない世界です。話より、その雰囲気に圧倒されまくった映画でした。もちろん、バート・ランカスターは渋くてカッコよかったですけど。

 

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