1991年のクリスマス。ダイアナ妃(クリステン・スチュワート)は、クリスマスを祝うために王族が集まるエリザベス女王の私邸サンドリンガム・ハウスへ向かう。チャールズ皇太子との関係は冷え切っており、不倫や離婚がうわさされているにも関わらず、周囲は平静を装っていた。ダイアナは、外出しても他人からの視線を感じ、自分らしくいられる場所がないことに追い詰められていき、やがて限界に達した彼女は、ある決断を下す。(yahoo!japan 映画より)
<2022年10月30日 劇場鑑賞>
都会では、この作品と同時に、ダイアナ妃のドキュメンタリーも上映されているようなのですが、悲しいかな、田舎ではこちらだけしか公開されていません。しかし、この作品は、すでにダイアナ妃がかなり限界が来ている状態の、本当に離婚する一歩手前の時を描いたものなので、ここまでの詳しい経緯をちゃんと知らないと、退屈に感じてしまうのではないかと思います。私も、通り一遍のことしか知らないので、もっと詳しいドキュメンタリーの方を先に見たかったですね。今からでも降りてこないかな。
ダイアナ妃を演じるクリスティン・スチュワートは、とても美しかったです。もうかなり長いこと女優をやっているから、19や20じゃないと思うのに、肌や手足の美しさは、どう!どんなアップにでも耐えられる、本当に美しい人だと思いました。また、皇太子の不倫は知っていたにしても、妻と愛人に同じ真珠のネックレスを贈るなんて、皇太子も最低!すぐわかる近さなのに。そんな気遣いすらできない男と結婚している必要はありません。気づかなかっただけかもしれませんが、同じことです。しかも自分は平気の平左。跡取りさえ産めば後は用なしだなんて。「皇室なんだから、公私で二つの顔を使い分けるのは当然。父だって母だってそうだった」と冷然とダイアナに言ってのけるチャールズ。言い返さないダイアナに「フィリップ殿下は愛人なんて作らなかった。女王を生涯愛した」と言ってやりなさいよ!と思いました。
貴族の出とは言え、まったく違う世界に飛び込んだのだから、守ってくれるべき夫に愛されなければ、居場所なんてあるわけありません。日本でも、ご自身も抜きんでて優秀で、なおかつ愛し守ってくれる皇太子がいらっしゃった雅子さまでも、一時体調がすぐれなかったのですから。もちろん、皇太子さまが天皇陛下に即位なさってからは、元気なお姿を拝見することも多く、私は少し安心しているのですけど。
それほどカミラさんを愛していたのなら、最初から周りを押し切ってでもカミラさんと結婚するべきだったんじゃないでしょうか。そうすれば、一人の女性をこんなに不幸にすることなかったのに、と強く思いました。