田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

僕らのミライへ逆回転(BE KIND REWIND )

2015年02月23日 07時32分03秒 | 日記

 ビデオテープの中身を消してしまったため、自作自演で名作や旧作映画を撮るハメになったレンタルビデオショップ店員の奔走を描く奇想天外なコメディー。監督は『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー。主人公の店員を『16ブロック』のモス・デフ、彼の人騒がせな友人を『スクール・オブ・ロック』のジャック・ブラックが演じる。『ゴーストバスターズ』など、ヒット映画を手作りで撮ろうとする主人公たちの風変わりな奮闘と、一転してノスタルジックな味わいのラストに注目だ。(シネマトゥデイより)

 

 

 

 久しぶりに撮り置き映画。2008年作品になるんですね。監督がミシェル・ゴンドリーだったのはすっかり忘れていました。というか、最初から知らなかったのかも(笑)。それくらい記憶はあやふやですが、「スクール・オブ・ロック」のジャック・ブラックがおもしろかったので、そのへんを期待して録画してあったのでした。

で、例によりジャック・ブラックはお調子者の迷惑な奴。ビデオ店の店長ダニー・グローバーも、真面目な店員モス・デフに「彼を近づけるな」などと注意するほど。こんなジャックは、「周りは電磁波に侵されていて、自分も脳をやられるかもしれないため、いつもお手製ヘルメットをかぶっている」ような奴。

で、ある時その思想が高じて、本当に発電所に侵入してしまったジャック。本気でブッ壊そうと思っていたんですね。でも、結果的には自分が感電してしまっただけ。自身の触れるものすべてに電磁気を帯びさせてしまいます。結果、友人のビデオ店のビデオが全部消去されてしまったのです。

折しも店長は出張中。留守を預かっている間に不祥事があったことは何としても隠したい一心で、モス・デフも協力して「ウソの映画」をでっち上げてしまいます。その辺にあるもので取り繕って、見よう見まねの「ゴーストバスターズ」、最初はこれだけでした。しかし、どんどんエスカレートしてありとあらゆる映画を作るハメに。

あり得ない展開ですが、作っている男達は必死です。必然的に仲間も増えたりして。

そのうち評判が評判を呼んで、いろんな人がやって来ては「作品を頼む」ように。スタッフも増え、ボロな店の修繕費を稼げるかも・・・ってレベルまで。

この「ボロボロだけど、自分たちで必死に作った手作り映画」というスタンスがウケたようですね。なるほど、「フィールド・オブ・ドリームス」に感動するタイプの「永遠のキッド」にはたまらない作品かもしれません。

しかし、私はノレなかったです。だって、そんなバカな(笑)。町の不良たちが、ジャック・ブラックに言いがかりをつけられて、「特別な映画だから前金20ドルだ」とか言われて素直に払うし。だって20ドルって、単純に1ドル100円としても2000円よ。私だったら、よそのレンタル店へ行くね(笑)。

確かに、あれだけのものでそこそこな映画を撮ってしまうって、すごいことだとは思ったけど、ご都合主義な展開も相まって(そこは突くべきではないんだろうけれど)、終始醒めていた私でした。

この映画に感動した映画ファンのみなさん、ごめんなさい。擦れちゃってるんです、私。そこは悲しかったりもします。もっと心に余裕を持たないとなぁ・・・。

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ミュータント・タートルズ(Teenage Mutant Ninja Turtles)

2015年02月16日 07時53分31秒 | 日記

 

 

 ニューヨークの街を守るため戦うカメの忍者4人組を描き、これまでにもアニメや実写で描かれてきた人気作品を、「トランスフォーマー」シリーズのマイケル・ベイ製作で新たによみがえらせたアクション。悪の組織フット軍団による犯罪と暴力が日増しに激しくなるニューヨーク。フット軍団を追いかけていたテレビリポーターのエイプリルは、ある夜、闇夜に紛れてフット軍団を倒す謎のヒーローを目撃する。その姿を映像に収めることができず、誰にも信じてもらえなかったエイプリルだが、今度は地下鉄の駅でフット軍団が人々を襲撃。そこで再び謎のヒーローを目撃したエイプリルは、後を追いかけ、カメの姿をした4人組の忍者タートルズと出会う。ヒロインのエイプリル役は「トランスフォーマー」シリーズのミーガン・フォックス。「タイタンの逆襲」「世界侵略:ロサンゼルス決戦」のジョナサン・リーベスマン監督がメガホンをとった。(映画.comより)

 

 

 

 若い頃、大好きだった映画シリーズ(テレビは見てない)が目にも鮮やかに描かれ直され復帰。これは見るしかないでしょう・・・ということで、行って来ました。子供たちを連れて。チビ息子がいるので、2D・吹き替え版。

やっぱり画像が美しい!動きもしなやか。当たり前なんですが、技術の進歩には感謝です。彼らとお友達になるのは美人レポーターのエイプリル。名前が変わってないのもうれしい。私は、旧作シリーズの悪役でケン・コスギが出ていたのを覚えているので、向こうの人にはどうでもいいことなんでしょうが、ここでどんな役でもいいからケイン・コスギを出して欲しかったところです。

まぁいい。しかし、エイプリルって、研究者の娘だったっけ?そんなスパイダーマンみたいな設定、前にもあったっけかなぁ、と思いながらの鑑賞。私が忘れているのかな。

そんでカメたちの師匠スプリンター。彼はねずみだけれど、旧作では飼い主が空手の練習をしているのを見て基本を覚えていたと思うのですが、今回はすべて独学だった模様。すごいなぁ。

ともかく、「シンシティ」並みに街を牛耳ろうとする悪者がいて、彼らに対抗するため隠れていたはずのカメたちが立ちあがる、というお話。ウィリアム・フィクナーの出て来た時からのうさんくささも笑えるし(「ドライブ・アングリー」を想起しました)、なにかと楽しい映画でした。

でも、どんなに活躍しても、我らが味方のエイプリルが黙っててくれるから、カメたちはまた闇へと帰ってゆくのです。悪の親玉シュレッダーが、やられたはずなのに、わずかに動くラストシーンからも「シリーズものを成功させてがっつり儲けよう」という意図は透けて見えるのですが、どうでしょうね。単純なお話ですからね。

ショップにカメさんたちのグッズが少ないのにがっかり。筆箱なんか、欲しかったな(笑)。

目で楽しみ、頭を使わずに見れる映画。中途半端な空き時間にはピッタリです。

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エクソダス:神と王(Exodus: Gods and Kings)

2015年02月15日 14時00分26秒 | 日記

 「グラディエーター」の巨匠リドリー・スコットが、旧約聖書の「出エジプト記」に記されたモーゼの奇跡の数々を、最新VFXを満載に3Dで描いた歴史大作。紀元前1300年、栄華を誇るエジプトの王家で養子として育てられたモーゼが、兄弟同然に育ったエジプト王ラムセスに反旗を翻し、たった1人で40万人のヘブライの民を救うため、約束の地を目指す旅を描く。主人公モーゼには、「ダークナイト」3部作のクリスチャン・ベール、ラムセス役には「ゼロ・ダーク・サーティ」「華麗なるギャツビー」などで注目されるジョエル・エドガートン。そのほかベン・キングスレー、シガニー・ウィーバーが共演。(映画.comより)

 

 

 

 初めてのドルビーアトモス体験。サウンドは壮大な場面展開と相まって、確かにすごかった。でも、それと知らずに鑑賞していたら、気付かずに終わったかも(笑)。もともと鈍感なタチなので。

で、お話はよく知られた旧約聖書。そうは言っても、読んだことないんですよね。「モーゼの十戒」とか、学校で習う程度の知識はあっても、だからそれはなんなのか、という根本的な知識はなくて。

 

 栄華を誇る王国エジプトの王家に、養子として育てられたモーゼは、王子であるラムセスと兄弟のように一緒に育ちました。こんな立派な息子が二人もいる王は幸せ者です。しかしながら、血がつながっている方のラムセスより、養子であるモーゼのほうが何かにつけて少し賢明であったのでしょう。そこへ、女性預言者の言葉。そして、預言者の言葉通り、戦場にて窮地に陥ったラムセスをモーゼは救ってしまうのです。王を救ったものは、やがて人々を率いるものとなる、と言われていたのに。

「同じ立場だったなら、俺だって同じことをしたさ」と言ってくれるラムセス。彼だって、本当はいい奴なんです。でも、心のモヤモヤは消えません。予言は信じられていた時代ですから。

折しも長年奴隷として働かされていたヘブライ人たちが、自由を求めて立ち上がりかけていた頃。「二人が仲違いしないように」と心を砕いていた父王(ジョン・タトーロ!)が亡くなると、一気に表面化します。

ハナからコンプレックスを持っていただろうラムセス。風貌高貴な老人ヌン(ベン・キングスレー)に生い立ちや指導者として生まれついていることを説明されたモーゼ。出世欲に目が眩んだ部下のあらぬ進言もあり、とうとうモーゼは国を追放されてしまいます。

神に選ばれた存在であるモーゼは、神の化身(子供の格好をしている)と対話します。もちろん、他の人には見えません。神は、圧倒的な数で勝るエジプト軍に勝てるよう、数々の奇跡を起こすと告げます。

しかしね、この「10の災い」が映像として具現化されると、本当にえげつないんです。本当にこんなことがあったのかどうかはさておき、これはどうなんでしょうね。だって、王が無謀で浅はかであったとしても、兵士たちは命令に逆らうことはできません。また、下々に至るエジプトの一市民に責任はありません。しかして、エジプトを襲った天災の数々。ワニやブヨが大挙して押し寄せる、カエルは大量発生する、「ハムナプトラ」並みに虫は湧き出る。

最後の最期は、モーゼも「それはあんまりだ」と拒絶するほどの仕打ちが。それを避けたかったモーゼはラムセスに進言に行くのですが、ラムセスだって、今さら折れようもありません。これはあんまりです。いくら神様でも、やっていいことと悪いことがあるはずです。もちろん、先帝の蛮行に起因しているのはわかるのですが、それにしてもあんまりです。エジプトの市民やラムセスがやったことではありませんし。

よくわかりません。元々、私は神様を信じていない人間なのですが、どうなんでしょう。旧約聖書を読んである人には納得できるのでしょうか。

しかしながら、映像はすごかったし(2Dだったけど)、「モーゼの十戒」くらいしか知識がなかった私には、勉強になりました。王として生きるのも、奴隷として生きるのも、どちらもつらいですね。人々を率いるのも、才能。クリスチャン・ベールのような風貌も必要になってきますしね。「ガンジー」しかり(笑)。

それにしても、モーゼの奥さんは美人だったな。美人すぎたな(笑)。

あと、ラムセス役のジョエル・エドガートンがわからなかった。私、「キンキー・ブーツ」も「ゼロ・ダーク・サーティ」も見てるのに!「グレイト・ギャツビー」は見逃したけど。髪型って大事なのね。

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アマゾン大冒険 世界最大のジャングルを探検しよう!(Amazonia)

2015年02月10日 18時15分02秒 | 日記

 南米に広がるアマゾンの熱帯雨林と、そこに生きる野生動物たちをとらえたネイチャードキュメンタリー。一匹の小さなフサオマキザルを主人公に、人に飼われていたサルが大自然の中でさまざまな発見をしていくというアドベンチャーストーリー仕立てで描いた。ブラジルに住む少女に飼われていたフサオマキザルのサイは、ある日、飛行機事故でアマゾンの密林に放り出されてしまう。都会育ちのサイは、これまでと全く異なる環境の中、さまざまな動物や昆虫、植物に触れ、厳しい大自然を生き抜くための知恵を身につけていく。やがてサイは、自分と同じ野生のフサオマキザルの群れと出会う。「ホワイト・プラネット」のティエリー・ラコベール監督とスタッフたちが、2年の歳月をかけてアマゾンでの撮影を敢行し、作り上げた。日本版にはココリコ・田中直樹によるオリジナルのナレーションがつく。(映画.comより)

 

 

 

 うふふふ。実はいい歳をして動物が大好き。若い頃から動物園が大好きだった。かと言って、どこかへ探検に行く勇気はなかったけれど、それなりに興味は持っていました。

動物園で好きだったのは鳥たちかな。キバタンとかオオバタンとか、ルリコンゴウインコなんかが好きだった。今回、ルリ(瑠璃色のルリね)コンゴウインコが登場していました!アマゾンの鳥だったのね。

という具合で、今回、チビ息子もいないと言うのに、1人で行ってしまいました。短い上映時間もみやすいポイント。この辺ではイオンシネマ限定公開になってます。

さて、お話は、ざっくり言うとよくある展開。小さな女の子にかわいがられていたフサオマキザルのサイ(サルだけどサイ。ややこしい!)が、荷物として乗せられていたプロペラ機が悪天候のため密林に不時着。パイロットさんたちは助かったようなんだけど、サイは置き去りにされちゃいました。ここで、「連れて行けよ!」って思いました。だって、小さなプロペラ機。荷物なんてサイとおもちゃしか積んでない。ちらっと見ればわかる程度なのに、生き物を放置するなんて。契約はどうなっているんでしょうね。

まぁいい。ともかく、そこはアマゾンの真っ只中。ヒトに飼われたことしかないサイは、生き抜いてゆくことができるのか?!というお話。

結論から言うと、生き抜きます。主役ですから。でも、いろんな生き物が紹介されるほか、子供のサルがオオワシにあっさり連れ去られたりと、厳しい現実も直視されてます。

アマゾンカワイルカって、イルカなのにうっすらピンクなのね、とか、実はなまけてないナマケモノ、「ミツユビナマケモノ」だと思っていたけど、「ミユビナマケモノ」なのね、とか「おぉ!アルマジロ!若い頃、何故かはやってたなぁ。懐かしい」とか、いろいろ思うところがありました。感動と言うほどのことはなく(笑)。

ちなみに他に誰もいなくて、たった1人でした。確か席を買ったとき、一つ埋まってたはずなんだけどな。

一人でニヤニヤしていた私は、きっと不審者チックだったに違いありません。おほほ。

 

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チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密(Mortdecai)

2015年02月08日 14時31分06秒 | 日記

 ジョニー・デップが、ちょびヒゲを生やしたナルシストの怪しい美術商に扮し、キリル・ボンフィリオリの小説「チャーリー・モルデカイ」を映画化したアドベンチャー。イギリスでフランシスコ・ゴヤの名画が何者かに盗まれる事件が発生し、英国諜報機関のMI5は、ちょびヒゲがトレードマークの美術商チャーリー・モルデカイに捜索を依頼。チャーリーとは大学時代に恋敵だったマートランド警部補も、嫌々ながらチャーリーの知識と情報網を頼ることに。チャーリーは早速、用心棒のジョックを連れて絵画を探しに出るが、盗まれた名画には世界を揺るがす財宝の秘密が隠されていたことがわかり、事態は大富豪やマフィア、国際テロ組織、警察などを巻き込んだ争奪戦に発展する。共演はグウィネス・パルトロウ、ユアン・マクレガー、オリビア・マン、ポール・ベタニー。「ダ・ヴィンチ・コード」などの脚本家として知られ、デップの主演作「シークレット ウインドウ」でもメガホンをとったデビッド・コープが監督。(映画.comより)

 

 

 

 ふざけてますね~、有名俳優達。なんてくだらないお話!もはや話の筋なんてどうでもいいのでしょう。まぁ、時にはこういう映画も必要なんでしょうね。

こういう「くだらないコメディ」を本当に「くだらない」俳優達がやってしまうと、見れないものに仕上がってしまうんでしょうけれど、実力と人気のある俳優達がさらりとやってしまうと、なんだか笑えるお話に仕上がっちゃうんですね。

ちょび髭のいんちき美術ディーラー、ジョニー(といっても、やっぱり基礎的な知識は持っている。落ちぶれているとはいえ、もともと貴族の出だし)を中心に、なぜかヒゲアレルギーの妻グウィネス(ヒゲに触れるたびゲロる)、そのグウィネスに学生時代から憧れ、いまだに諦めきれないユアン(彼女に対して出す甘え声が「フィリップ」を想起させる)、ジョニーの不死身すぎる用心棒ポール・ベタニーまで、あ、それから富豪の役でジェフ・ザフライ・ゴールドブラムも出てましたね。

とにかく、みながみなふざけてるんです。グウィネスがゲロるたびにジョニーもゲロっと来て、「頼むよ。もらいゲロ体質なんだ」とか言うし。

でもね、いやらしさや下品さは不思議に皆無なんです。いやらしげな言葉は散りばめられてはいますが、まぁ許容範囲でしょう。

はっきり言って、ストーリーはどうでもいいので(笑)、頭をからっぽにして楽しみたい方にはうってつけだと思います。

 

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