1973年2月10日。
仮面ライダー1号&2号によりショッカーは全滅し、世界に平和が訪れた…はずだった。
突如現れた謎の戦士、「仮面ライダー3号」。ショッカーが開発していた最強のライダーにより1号&2号は抹殺され、その瞬間、歴史の歯車が狂い出す。
時は流れ2015年、全世界はショッカーの統治下にあり、泊進ノ介(竹内涼真)は仮面ライダーを倒すためにショッカーの一員となっていた。
だが、激しい戦いの中で進ノ介は、子供まで盾にするショッカーの卑劣さを目の当たりにする。
「子供たちの夢を守り、希望の光を照らす。それが仮面ライダーだ!」
身を挺して子供たちを救った仮面ライダーBLACK・南光太郎の言葉が、進ノ介の心に突き刺さる。
「何かがおかしい…」
迷い始める進ノ介の前に、仮面ライダー3号・黒井響一郎(及川光博)が現れる。
正義に目覚めたと言う黒井と共に、進ノ介はショッカーを倒すため動き出す。
だが進ノ介は知らなかった。
3号こそが1号&2号を倒した闇の戦士だということを…。
進ノ介の行く手に、凶悪な罠が待ち受ける。
仮面ライダーたちの運命は?正義の心は失われてしまうのか?狂った歴史は取り戻せるのか?
その結末は、史上初の「仮面ライダーグランプリ」に委ねられる!
ショッカーに属する悪のライダーVS正義に目覚めたライダー。
最強最速を決するレーシングバトルが開幕する!!(東映ウェブサイトより)
うちのチビ息子も、今年はとうとう小学生。しかしながら、まだまだ幼く「仮面ライダー熱」は健在です。今回の「3号」は、早期入場者特典で「4号」のDVDがもらえるとかで、チビ息子は必死です(笑)。公開初日の夕方には映画館へと馳せ参じました。そして無事DVDゲット!映画もそこそこ混んでいました。見事に男の子ばっかり!当たり前か・・・。
冒頭は1号、2号の古~い映像から。ショッカーを壊滅させた1号・2号はその任務を終え、戦いは終わったはずだった。しかし!そこに現れたのは3号。ショッカーはまだまだよりすぐれた悪の改造人間を作っていたのだった。あえなく3号にやられてしまった仮面ライダーたち。えぇっ!・・・と思ったところで舞台は現代へと切り替わります。
世界はショッカーに支配されています。黒装束で行進するショッカーたち。人間たちは彼らが行き過ぎる間、頭を垂れています。言論は厳しく規制され、ショッカーに忠誠を誓う軍人(?)たちが幅を利かせています。
仮面ライダードライブは、相変わらず任務をこなしていますが、なにかがおかしいと思い始めます。そして現れた3号。演じるは我らの世代のヒーロー、及川光博。変身も昔懐かしい”ベルトが回ってから大空へジャンプ、くるっとまわって仮面ライダーで降りて来る”というもの。おぉ!(しかし、後半、洞窟の中で変身する時はさすがに飛ばなかった。ここは、物理学を無視してでも飛んで変身して欲しかったところ)
まぁお話は相変わらず荒唐無稽。前作「昭和ライダー対平成ライダー」の時は1号・2号も生きていたのに、おかしいよね。ということで、実は「時空が二つあった」とか「1・2号ライダーの魂と脳はダウンロードしてあった」とか「トランセンデンス」みたいな展開があったり、「それを実像化するソフトが開発された」とかで1号・2号がちゃんと出てきたり、ラスト近くには「ニンニンジャー」が現れて「忍びなれども忍ばない」と声高に助けてくれたり。
まぁなんでもいいんですが、個人的にはクライマックスに1号・2号のテーマソング「せまる~ショッカー~」が流れてきたりして、大ウケしました。若い親御さんたちは御存じなのでしょうか、このテーマソング。私、この歌を子門真人が違う名前で歌ってた、と初めて知りました。声からして子門さんなのに、名前が違うことに初めて気付いたのです。どうでもいいのですが(笑)。
藤岡弘は現れず、仮面ライダーの姿だけでしたが、声は本当によく似ていました。でも、クレジットでチェックすると、違う人でした。すごいなぁ。
ちなみに、4号のDVDは、この映画の復習から始まって、4号のお話はほんのさわりだけです。「残りはd-バージョン(?)で」とか言って、ネットでのみ別払いで見れるようです。面倒くさ(笑)。
あっそうそう。V3が、記憶よりかなりはっきりした色合いだったのに驚きました。案外カラフルだったのね。
楽しめました。