田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

ダバング 大胆不敵(Dabangg)

2023年09月29日 22時53分14秒 | 日記

Dabangg - Lifetime Box Office Collection, Budget, Reviews, Cast, etc

Sonu Sood reacts to ego clash with Salman, rejecting Dabangg | Bollywood -  Hindustan Times

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 インド映画界の人気スター、サルマーン・カーンが、粗暴だが正義感にあふれる警察官チュルブル・パンデーに扮し、アクション、ロマンス、ダンスなどインド映画ならではの要素をふんだんに盛り込んで描いたエンターテインメント。悪党から奪った金を我がものにする汚職にも手を染める一方、強きをくじき弱きを助ける正義感に燃える警察官チュルブルは、ある日出会ったラッジョーという女性に恋をし、猛アタックを開始する。しかし、ラッジョーはアルコール中毒の父親が心配で、「父が生きている限りは結婚しない」と言う。一方、絶対的な権力を手にしようと企む青年政治家のチェーディーは、事あるごとに邪魔をするチュルブルを始末しようと、ある計画を練っていた。(映画.comより)

 

 

<2023年9月17日 DVD鑑賞>

 2010年インド映画。日本公開は2014年7月。本編126分。サルマン・カーンは今でも大スターですが、この頃の彼はスターと言ってもまだ少し粗削りな感じ。警官なんだけど荒っぽくて、時にはマフィアの金をくすねることもあるような、まぁ言えば悪徳警官の一種です。今回のヒロインを見染めた時も仕事中(!)で、ベランダに出てきた美人を見て「ここの娘か?」「はい」「結婚は?」などと公私混同もいいところ。笑える。ひたすら強く、時々強引で、それでも母親を大切にしていて。そんな感じです。話のバックグラウンドとしては、サルマンは父を亡くし、再婚した母親が産んだ義理の弟とも折り合いが悪く、当然だが義理の父親との折り合いも悪い。そんな中、義理の父親は小さな会社を持っていたのだが、出来の悪い弟は仕事もロクにせず、そのくせ一人前に結婚しようとするから、お金がない。サルマンは、悪いお金も含め、大方を母親に預けていたのだが、それが狙われてしまう、という話。盗られたマフィア(青年政治家ということになっているが、要するにマフィアの手先)も当然追って来る。義理の父は弟に目をかけているから、サルマンの悪行ばかりが目に付いてますます仲違いする・・・。

 言ってしまえばどうってことのない話なのですが、それを過剰な(?)アクション、歌と踊りなど、いろんな要素をてんこ盛りにして2時間超えで見せてしまいます。強すぎる男サルマン。何事に対しても強引すぎて笑ってしまうんだけど、それでも結果を含め全部自分で引き受けてしまうから「まぁそれもアリかも」と思ってしまいます。お金を取り戻しに来る青年政治家役でソーヌー・スード。彼は「カンフーヨガ」でジャッキー・チェンと共演していました。

 サルマンが踊る”踊りやすいダンス”がちょっとウケました。彼はダンスがうまいほうではないらしくて、でもみんなで踊る”単純なダンス”がなんだかとってもかわいくて、ベルトを上下させるだけのダンスなんかは、インドでも大流行したのだそうです。わかる~。私もマネできるもん(笑)。

 少し前の映画ですが、とにかく楽しめました。頭を空っぽにして見るには少し長いけれど、強すぎるサルマンを堪能しました。おすすめしませんが、こういう映画もあるということで。

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グランツーリスモ(Gran Turismo)

2023年09月24日 18時13分21秒 | 日記

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映画『グランツーリスモ』予告編公開。実話に基づく「ゲーマーからプロレーサーへの道」 | テクノエッジ TechnoEdge

Gran Turismo Movie Trailer Is David Harbour Yelling at Teens

 世界的人気を誇る日本発のゲーム「グランツーリスモ」から生まれた実話をハリウッドで映画化したレーシングアクション。

ドライビングゲーム「グランツーリスモ」に熱中する青年ヤン・マーデンボローは、同ゲームのトッププレイヤーたちを本物のプロレーサーとして育成するため競いあわせて選抜するプログラム「GTアカデミー」の存在を知る。そこには、プレイヤーの才能と可能性を信じてアカデミーを発足した男ダニーと、ゲーマーが活躍できるような甘い世界ではないと考えながらも指導を引き受けた元レーサーのジャック、そして世界中から集められたトッププレイヤーたちがいた。想像を絶するトレーニングや数々のアクシデントを乗り越え、ついにデビュー戦を迎える彼らだったが……。

主人公ヤンを「ミッドサマー」のアーチー・マデクウィ、GTアカデミーの設立者ダニーをオーランド・ブルーム、指導者ジャックをデビッド・ハーバーが演じる。監督は「第9地区」のニール・ブロムカンプ。実在のヤン・マーデンボローがスタントドライバーとして参加している。(映画.comより)

 

 

<2023年9月17日 劇場鑑賞>

 先に結論から言います。すごくおもしろかった!座席から前につんのめるほど(笑)。これが実話なんですね。でも、わかる気もします。シュミレーション・ゲームで世界チャンピオンにまでなるような若者は、きっといろんな可能性を秘めているだろうし、それが実現する(実際に乗れる)かもしれないってことになったら、絶対に燃えますよね。きっと私でもそうだと思います。みんな賢いから、簡単ではないこともわかっているだろうし、現実的に体がそのリスクを負えないと判断すれば、潔く諦めることも必要ですよね。そこも理解したうえで「それでもやってみたい」と思うのなら、チャレンジするべき。映画では、主人公の真面目な父親(ジャイモン・フンスー!)は、あまりな夢物語に、息子を諫めてばかりいたけれど、やっぱり若いうちしか無茶なことはできないし。もちろん、お父さんの言うことももっともで、親としてとても理解できるけれど。

 で、この映画、ハリウッド製とはいえ、イギリスメインの映画だったのですね。そんなこと知らずに行って、舞台がイギリスだったからびっくりしました(レースは転戦ですが)。そして、こんな荒唐無稽な計画を立てたオーリーことオーランド・ブルームは、日産の社員なわけです。この計画を承認してもらうために、冒頭から彼は東京にやって来ます。日産幹部は「ゲーマーをレーサーに?そんなことができるのか」と言いながらも、承認します。ここは、素晴らしい決断だったと思うのですが、元々のシュミレーション・ゲームが日本製だということも大きかったのでしょうね。最初に、これを作った山内一典氏が紹介されます。緻密なデータをきっちり集め、10年かけて本番さながらのシュミレーション・ゲームを仕上げた彼の功績は言葉にできないほど素晴らしい。もちろん、彼、山内氏も日産の一員なわけです。夢はすべてここから始まったのですね!

 そして、才能が有りながらも夢開かなかった元ル・マンのドライバーを監督に迎え、オーリーを始め、目を輝かせた男たち(女性もいたが)の”チーム・ニッサン”のチャレンジが始まるわけです。

 ゲーム(と青年たちは呼ばず、シュミレーションと呼んでました)をしながら、意識がとことんその世界に入り込むと、車全体がシュミレートされて青年の周りに浮かび上がる構図が素晴らしかった。もちろん、現実にそこに車があるわけではなく、あくまで青年の想像なわけですが、でも「わかる~」と思いました。あるはずのない臨場感を感じてしまう、そんなことは誰しも経験があるのではないかと思います。

 レーサーとして実践するため、体を鍛えるトレーニングも、若いからこそ、好きだからこそ耐えれる過酷さ。がんばれ、がんばれ!と思いながら見ていました。好きですね~、こういう話。本当に心が明るくなりました。

 ところで、今回はチーム・ニッサンが主人公ということで、たびたび日本が映ってました。主人公の青年も「いつか東京に行くのが夢」と語っていましたし、実際、夢を実現したタイミングで、彼女と東京にやって来てお寿司を食べていました。もちろん、山内氏と一緒にインタビューを受けたり、そういったこともこなすのですが。山内氏が一貫して日本語を話すのもリアルでした。こういう機敏は、吹き替えで見ているとわかりづらいかもしれませんね。

 元ル・マン・レーサー役の俳優、見たことあるわ~と思っていたら、「ブラックウィドー」でスカヨハ(ナターシャね)のお父さんをやっていた人でした。

 とにかく、ゲームをしない私でも、とても楽しめました。おすすめです。

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狎鴎亭(アックジョン)スターダム(압꾸정(狎鴎亭))

2023年09月23日 18時34分56秒 | 日記

韓国映画「狎鴎亭(アックジョン)スターダム」のあらすじ、キャスト、視聴方法 | 韓国エンタメ広場

狎鴎亭(アックジョン)スターダム – アップリンク京都

狎鴎亭(アックジョン)スターダム – アップリンク京都

 「犯罪都市」シリーズのマ・ドンソクが製作・主演を務め、人生崖っぷちの2人の男がタッグを組んで美容整形業界の頂点を目指す姿を描いたコメディドラマ。

ソウル江南地区の狎鴎亭(アックジョン)で生まれ育ち、何を本職としているのか誰も知らないのに街の住人たちから慕われている“狎鴎亭の主”テグク。ある日彼は、弟分の実業家テチョンが手を組もうとしている天才美容整形外科医ジウが、かつての同級生の弟であることを知る。ジウは何者かに騙されて医師免許を剥奪され、借金まで抱えていた。ジウの技術と容姿を生かした美容整形ビジネスを思いついたテグクは、テチョンを出し抜いてジウを口説き落とし、画期的な手術システムと宣伝方法で成功を収めるが……。

天才美容整形外科医ジウ役に、テレビドラマ「イルタ・スキャンダル 恋は特訓コースで」のチョン・ギョンホ。「守護教師」のイム・ジンスンが監督・脚本を手がけた。(映画.comより)

 

 

<2023年9月10日 劇場鑑賞>]

 待ってました、ドンソク兄貴!今回もアホアホな役を軽快に演じて笑わせてくれましたね。そしてラストにはきちんとホロっとさせる。人情、心得てます。

 話は簡単です。野望溢れる男たちの出し抜き合戦。噓八百に口八丁手八丁。よくもまぁこんなに人を騙せるんだね、みんな。と思いました。金さえ稼げれば何をしてもいいのか!いいんでしょうね(笑)。

 それにしても、韓国の美容業界の凄まじいこと。そんなに皆がきれいになってどうするんでしょうね。もちろん、女性は美しいほうが生きてて得だとは思いますが。男性もね。美容代を払うために働いているのかな。こんなに整形を繰り返して、究極の目的は何なのかな。素敵な男性をゲットしても終わりじゃないのかな。永遠にきれいでいて、それでどうだっていうのかな。もちろん、本人の人生だから、それで幸せならいいんだろうけれど。

 映画はコメディだから笑える展開もあるけれど、騙し騙され、お金が動くとなれば人をハメることなどものともしない人たちに、少し閉口したのでした。

 マブリーことドンソク兄貴は、いつもの兄貴です。着ているファッションがイケてないとは思いましたが、ぶっとい腕を振り回し、歯向かう奴らを殴り倒していました。疲れているときなんかにいい映画かもしれません。

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劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)

2023年09月21日 16時27分38秒 | 日記
劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」2023年秋公開決定 - GAME Watch 
 
映画『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』冴羽獠が最終決戦へ - ファッションプレス
 
劇場版シティーハンター 天使の涙』プレス発表イベント公式レポート | アニメイトタイムズ
 
 
冴羽獠は裏社会ナンバーワンの実力を持つ始末屋スイーパー“シティーハンター”
新宿を拠点にパートナーの槇村香と様々な依頼を受けている。
新たな依頼人は動画制作者・アンジー。その依頼は…何と逃げた猫探し!
獠はアンジーの美貌に、香は高額の報酬に胸を躍らせる。
警視庁の野上冴子は海坊主と美樹の協力を得てバイオ企業ゾルティック社の発明について捜査する。それは謎の組織の依頼で作られた戦場の兵士を超人化する闇のテクノロジーで、かつて獠を蝕み、パートナー槇村秀幸を死に追いやった「エンジェルダスト」の最新型だった。
猫探しに奔走する中、アンジーの命が狙われる。
依頼の真意を語ろうとしないアンジーは動画に映る獠を見つめ、ひとり呟く。
「これがあなたの『最高傑作』なのですか?」
エンジェルダスト」を求めて現れる暗殺者たち。
壮絶な戦いに巻き込まれていく獠たちを遠く見つめる男。
それは獠の育ての親・海原神――
海原がその銃口を定める時、宿命の対決が始まる!(映画公式ウェブサイトより)
 
 
 
<2023年9月10日 劇場鑑賞>

 実はシティハンター世代です。いや、ちょっと上かもしれませんが、私には弟が二人いて、なかでも”上の弟”が大ファンで、毎週必ず見ていたのです。あの時代、シティハンターの物語や歌が入ったCDも持っていました。ついでに私も見ていましたし、詳しい話も聞かされていました。私自身若かったので「”もっこり”ばっかり言って。なんかスケベ」とも思っていましたが(笑)。そんな過去のアニメが数年前に映画化されたときはマジびっくり。そして今回。「ファンって、こんなに多かったのね」と再認識したのでした。

 今回、強くて優しい獠ちゃんを楽しむだけではなく、その物語のオリジンを知る、そんな映画になってました。この話にこれほどのバックグラウンドがあったとは。でも、結論から言うと、悲しかったです。本当に悲しかった。今回のヒロイン、アンジーは多才で美しい女性。人生いろんな可能性があっただろうに、その優れた才能ゆえ、また背負ってしまった境遇ゆえ、こんなに悲しい運命を辿るしかなかったなんて、不運すぎる。小さな少女が、愛してくれる大人を渇望するのは当たり前なのに、それがこれほどの結末を呼ぶなんて。

 人は無制限に強くなるべきではありません。優しい人でいることもまた、強さですし、潔さを持つこともまた、強さなんだと思います。人はどうして”人間兵器”のような強さを求めるのでしょう。それで世界に打ち勝つ?で、次は?

 私にはこんなこと、理解できません。皆で仲良く生きていけばいいのです。なんで争う必要があるのですか。アホなおばさんのたわごとに聞こえるでしょうが、すべての生き物において、望まれる死などありません。無駄に命を失うことはないのです。獠ちゃんの話、まだ続くのかもしれん、と思う終わり方でしたが、次作はもっと楽しい話でお願いします。

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ヴァチカンのエクソシスト(The Pope's Exorcist)

2023年09月20日 14時26分32秒 | 日記

The Pope's Exorcist (2023) - IMDb

The Pope's Exorcist' Review: A Head-Spinning Genre Mash-Up - The New York  Times

Russell Crowe's The Pope's Exorcist movie review

 オスカー俳優ラッセル・クロウがホラー映画初主演を務め、カトリック教会の総本山バチカンのローマ教皇に仕えた実在のエクソシスト、ガブリエーレ・アモルト神父の回顧録「エクソシストは語る」を映画化。

1987年7月、サン・セバスチャン修道院。アモルト神父はローマ教皇から、ある少年の悪魔祓いを依頼される。少年の様子を見て悪魔の仕業だと確信したアモルトは、若き相棒トマース神父とともに本格的な調査を開始。やがて彼らは、中世ヨーロッパでカトリック教会が異端者の摘発と処罰のために行っていた宗教裁判の記録と、修道院の地下に眠る邪悪な魂の存在にたどり着く。

共演は「ドント・ブリーズ」のダニエル・ゾバット、「セーラ 少女のめざめ」のアレックス・エッソー、「続・荒野の用心棒」のフランコ・ネロ。(映画.comより)

 

 

<2023年9月9日 劇場鑑賞>

 エクソシストネタって、すたれませんね。いつの時代も一定の間隔でやって来るように思います。日本では、無神論者も多いですし、民族の根底は仏教かとは思いますが、そもそも欧米のように生活の基盤が信仰の上に成り立っている、ということが少ないと思います。もちろん、日本にも「たたりじゃ~~」なんてことは、あるのでしょうが。子供の頃はアホなことをすると、親に「バチが当たるよ」とよく言われましたし、本当にバチが当たった経験のある人も少なくないと思います。ただ欧米のエクソシズムのように、こんなに目に見えるまがまがしいバチの当たり方(取り憑かれ方)はしないのと、こんなに派手な悪魔祓いをする人も少ない、ということなんでしょうけれど。

 さて、映画です。今回のエクソシストはラッセル・クロウ。「アオラレ」の頃よりまた一回り大きくなって、迫力あることこの上ない。多分僧衣も特注だな。こんな神父に一喝されたら、霊も走って逃げるのでは?と思うほどでした。割と現実的でクールな神父という設定で、「憑依の9割(だったかな?数字、違うかもです)は精神疾患だ」と偉い人との尋問で言ってのけるし、ここは「映画なのに、そんなこと言ってええん?」と思いました。

 しかしそれでも、やっぱり憑依だった、と言うのが映画の筋で、なぜそうなったのかの解明と共に、若い神父と一緒に壮絶な悪魔祓いをやってのけます。意外だったのは、ラスト。ラッセル・クロウのこのキャラで、まさかのシリーズ化?と思わせる感じでした。悪魔祓いしかしないのに、シリーズ化も何もないのかもしれませんが。

 これは、実在するエクソシストの話だとか。しかし、ほんの子供な男の子の顔が、本当にこんなにおどろおどろしく豹変したら、本気で怖いですよね。長く生きて来て、そんなの見たことないけれど。文化の違いって、すごいなぁと思います。

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