話題の映画が都落ちしてきました!早速喰らいついた私です(笑)。
実はオリジナルも未見なんです。興味があるだけにとても残念なのですが。
さて、このハリウッド・リメイク版は、しかし、想像していた以上にグロテスクでした。オリジナルはどうなのかなぁ・・・。
最初、娘と行こうと思っていたのにR15+であることに気がついたのです。主人公も子供なのに、なんで?と思っていたのですが、なるほど少し納得です。
寒々とした田舎町。「フローズン・リバー」を思い出させますね。いじめられっ子のオーウェンは、両親が離婚協議を進めているうえ、体もひ弱でいつも一人です。いじめっ子は(当たり前だが)いつも理不尽だし、一緒に住んでいる母親はいつも電話で父親ともめているし、なんだかおもしろくない人生です。
そんなとき、同じアパートに少女とその父親らしき人が引っ越してきます。父親と言うにはちょっと老け過ぎなその男性はリチャード・ジェンキンス。少女はクロエ・グレース・モリッツです。
しかし、少女は学校にも来ないし、いつも裸足です。雪が積もっているというのに。
それに、アパートのまえの小さな公園、ここでいつも一人で時間を潰していたオーウェンなのに、その少女も一人でいつもいるのです。それで、自然に仲良くなった二人。よくあるお友達同士です。
でも、夜に壁越しに聞こえてくる会話が少し変。それに、この田舎町で怪奇な事件が頻発するようになります。それに関連して「父親」も亡くなってしまいます。
そして、やがて少女の正体を知ってしまうオーウェン。彼女はバンパイアだったのです。「今も12歳。ずぅ~っと前から12歳」
最初はビビるオーウェンでしたが、そこは子供。どこかで彼女の純粋さを受け入れていたりもするのです。やがて、なにかを嗅ぎつけた警部にバレそうになると、彼女をかばってしまったオーウェン。そして警部を襲ってしまった少女。どうしようもなく、他の町に越して行ってしまいます。
恐ろしい、だけど甘い想い出だけを残して二人は離ればなれになるのでした・・・。
<ここからはネタバレ。要注意>
その後。いじめられっ子に、命にかかわるほどの理不尽ないじめを受けていたオーウェン。すると、どこからともなく姿の見えない”殺気”のようなものが現われて、彼らをやっつけてしまいます。それが少女だとわかったオーウェンは、彼女と共に旅に出たのでした。日に当たると焼けちゃう彼女を旅行カバンに入れて。