田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

犬ヶ島(Isle of Dogs)

2018年06月26日 16時19分25秒 | 日記

 Inugashima Poster

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「グランド・ブダペスト・ホテル」のウェス・アンダーソン監督が日本を舞台に、「犬インフルエンザ」の蔓延によって離島に隔離された愛犬を探す少年と犬たちが繰り広げる冒険を描いたストップモーションアニメ。近未来の日本。メガ崎市で犬インフルエンザが大流行し、犬たちはゴミ処理場の島「犬ヶ島」に隔離されることに。12歳の少年・小林アタリは愛犬スポッツを捜し出すため、たった1人で小型機を盗んで犬ヶ島へと向かう。声優陣にはビル・マーレイ、エドワード・ノートンらアンダーソン監督作品の常連俳優のほか、スカーレット・ヨハンソン、グレタ・ガーウィグ、オノ・ヨーコら多彩な豪華メンバーが集結。日本からも、「RADWIMPS」の野田洋次郎や夏木マリらが参加。第68回ベルリン国際映画祭のオープニング作品として上映され、コンペティション部門で監督賞(銀熊賞)を受賞した。(映画.comより)

 

 

 

 いや~何とも言えない奇妙な映画でしたね。とってもおもしろいんですが、人を選ぶというか。上映時間の都合で吹き替えで鑑賞しました。声優さんの豪華さを見ると、オリジナルで見たかった気もしますが、吹き替えでもよくハマっていました。

妙に日本が舞台なんですが(「メガ崎市」がどうやっても「長崎市」に聞こえてしまいました。これは監督の意図?それとも偶然?私だけ?)、原作小説とかが日本にあるのかな。そう言えば聞いたことあるような、ないような。ともかく、犬インフルエンザなるものが大流行するのです。それで、大パニックに落ち入った人間たちは、「自分じゃない原因」を見つけて、皆で寄ってたかって魔女狩りをするのですね。今回はそれが犬だったわけです。ところが、案外犬たちもしたたかだったのと、どうしても自分の犬を諦められなかった少年が、”犬が島”まで行ってしまうことで物語が動き始めます。彼は自分の護衛犬だったスポッツを見つけることが出来るのか、そもそもこの騒動はなんなのか。絶大な権力を誇ったメガ崎市の市長”コバヤシ”の意図は?病気を研究していた博士の業績は?

本当は「ゴミ島」な犬が島の描写に始まり、”アタリ”という微妙に日本人にはない名の少年がポンコツのプロペラ機に乗っている姿や、かわいい犬たちなど、微笑み(?)を誘うような体(てい)でありながら、時々グロテスクな今回の映画。ラストまでしっかり見ると、ちょっとした感動作になってます。もちろん、あり得ない展開なわけですけど。

少年と犬たちは、当然言語が通じません。それでも、心で会話すればわかりあえるのさ!そんな映画です。言葉にすると陳腐になっちゃいましたが、監督、奇才ですなぁ!

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君の名前で僕を呼んで(Call Me by Your Name)

2018年06月24日 15時05分45秒 | 日記

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1980年代のイタリアを舞台に、17歳と24歳の青年が織りなすひと夏の情熱的な恋の行方を、美しい風景とともに描いたラブストーリー。アンドレ・アシマンの同名小説を原作に「日の名残り」「眺めのいい部屋」の名匠ジェームズ・アイボリーが脚本を執筆、「胸騒ぎのシチリア」などで知られるルカ・グァダニーノ監督がメガホンをとった。第90回アカデミー賞で作品賞ほか4部門にノミネートされ、アイボリーが脚色賞を受賞した。「インターステラー」「レディ・バード」のティモシー・シャラメと「コードネーム U.N.C.L.E.」「ソーシャル・ネットワーク」のアーミー・ハマーが主人公カップル役で共演。83年、夏。家族に連れられて北イタリアの避暑地にやって来た17歳のエリオは、大学教授の父が招いた24歳の大学院生オリヴァーと出会う。一緒に泳いだり、自転車で街を散策したり、本を読んだり音楽を聴いたりして過ごすうちに、エリオはオリヴァーに特別な思いを抱くようになっていく。ふたりはやがて激しい恋に落ちるが、夏の終わりとともにオリヴァーが去る日が近づいてきて……。(映画.comより)

 

 

 

 美しい映画でした。もうそこに尽きると思います。美しいイタリアの避暑地を背景に、(日本では考えられない長さの)夏の休暇を過ごすブルジョアの人々。今回は大学教授とその家族、途中で呼ばれた大学院生ということになっています。もちろん学者ですから、休暇を過ごしているように見えて、実は研究しているのかもしれません。でも、本当にのんびりとしたものです。ひと夏をあんな風に過ごせたら・・・日本にいる限り、あくせく働くしか生きる道はない、とわかっていても憧れてしまいます。もっとも、貧乏性が身に染みついているので、「ゆっくりすること」自体、できないかもしれませんが。

大学教授の17歳の息子と、彼の門下生である大学院生のひと夏の切ない恋。映画で描かれているのはそれだけです。それでも、美青年二人がたわむれているだけで、風景とも相まって美しい。無粋な私は、「君の名前で僕を呼ぶ」あるいは「僕の名前で君を呼ぶ」ことがなんなのかがよくわからないわけですが(少なくとも、自分が異性と恋愛しているときはそんな風にしたい、あるいはしようと発想しなかった)、しかし、そんなことはどうでもいい。そこに美青年がいる、そして惹かれあっている、それで充分な映画なのです。

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アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル(I, Tonya)

2018年06月18日 16時52分51秒 | 日記

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Margot Robbie as Tonya Hardinh

アメリカ人のフィギュアスケート女子選手として初めてトリプルアクセルに成功し、1992年アルベールビル、94年リレハンメルと2度の冬季五輪にも出場したトーニャ・ハーディングのスキャンダラスな半生を、「スーサイド・スクワッド」のハーレイ・クイン役で一躍世界的にブレイクしたマーゴット・ロビー主演で描いたドラマ。貧しい家庭で厳しく育てられたトーニャは、努力と才能でフィギュアスケーターとして全米のトップ選手への上り詰めていく。92年アルベールビル五輪に続き、94年のリレハンメル五輪にも出場するが、92年に元夫のジェフ・ギルーリーが、トーニャのライバル選手を襲撃して負傷させた「ナンシー・ケリガン襲撃事件」を引き起こしたことから、トーニャのスケーター人生の転落は始まっていた。プロデューサーも兼ねてトーニャ役で主演したロビーは、スケートシーンにも挑戦。母親役のアリソン・ジャネイが第90回アカデミー賞の助演女優賞を受賞した。元夫のジェフ・ギルーリー役は「キャプテン・アメリカ」シリーズのセバスチャン・スタン。監督は「ラースと、その彼女」「ミリオンダラー・アーム」のクレイグ・ギレスピー。(映画.comより)

 

 

 

 

 私、運動音痴なのでオリンピックはほとんど見ません。スポーツ(漠然としていてすみません)のルールなんてほとんど知らないし。そんな私でも、ニュースでだったか何でだったか忘れたけれど、トーニャ・ハーディングの名前は知ってて、「ナンシー・ケリガン襲撃事件」のことは聞き知っていました。当時「そんな、誰がやったかすぐわかるような事件、よう起こすわ」と思ったのを覚えています。あまりにあからさまなので「違うのかも」と思ったりもしました。でも、覆らなかったですものね。その後のことは全く知りませんでした。今回、映画を見てみて、その後に彼女が受けた仕打ち(?)も理解したのでした。

普段オリンピックを見ないので、”トーニャは案外ふくよかな体型だったこと”や”アメリカ人女性初のトリプルアクセルを決めたこと”、”オリンピック競技中、涙で靴紐が切れたことを訴えたこと”、すべて映画で知りました。残念!こんなおもしろい内容だったら、オリンピックを見ておくんだった(笑)。

さて、何度も結婚・離婚を繰り返した母親と極貧の生活を送ったトーニャ。小さい頃からスケートの才能の片鱗を見せ、母親はウェイトレスの少ない給料を彼女につぎ込み続けます。彼女なりの愛情はもちろんあったと思うのですが、なにぶん教養もなく極貧。そのスパルタ性は、妙な方向を向いている上、少々下品です。トーニャは抜きんでた才能があるにもかかわらず、言葉使い・素行すべてが下品な女性に育ってしまいます。当然、知り合う男性もそれなりで、結婚したところで暴力の連鎖・罵りあいの連鎖となってしまうのです。それでも、「スケートの選手はイメージが大事だから、人並みの家庭を持って温厚に」などと諭され、よりを戻して生活したり。なんだかかわいそうでした。今はどうか知らないけれど、当時はスケートは”リッチな家庭の子がするもの”だったのかもしれませんね。

とにかく、「下品だ」というだけで疎外されつづけたトーニャ。それでも「見返してやる」という気概の持ち主だったと思うのですが、既成概念の壁は厚かったのと、仕方がないとは言え、つきあう仲間がアホすぎたってことに尽きると思います。映画では、トーニャや夫が知らない間に友人が暴走したということになってますが、今更事実なんてわからないですよね。人の記憶なんて、簡単に塗り変わるし。

結局アメリカ国内でスケートすることを一生禁じられたトーニャ。学校もろくに行かせてもらえずに、スケートばかりやらされていたトーニャは「裁判長。私はスケート以外を知らないし、教育も受けていません。私からスケートを取ってしまったら何も残りません」と涙ながらに訴えますが、却下されます。なんだか、とてもかわいそうでした。もちろん、いろんなことに関してトーニャに責任があるのは当然です。でも、下品なのは彼女のせいではないし、実際ナンシーを襲ってやろうなんて、そんなこと考えてなかったはずです。彼女の母親は、どうして学校までやめさせるようなことをしたのでしょう。両立はできたはずです。才能なんて、学校へ行く時間を惜しんだから花開く、というものではないはずです。惜しい話です。もっとも、環境による”惜しい人材”なんて、山ほどあるのでしょうけれど。

スケートを禁じられたトーニャは一時K-1にチャレンジしていた、とか今はカナダにいて造園業をやっている(そして男の子が一人いる)、とか、その後の人生もなかなか興味深いものでした。とにかく、がんばって欲しい人材です!がんばれトーニャ、めげるなトーニャ!

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ランペイジ 巨獣大乱闘(Rampage)

2018年06月16日 13時59分42秒 | 日記

Rampage Movie Review

poster for Rampage 2018

巨大化した動物たちが暴れまわる、1986年に発売されたアーケードゲーム「RAMPAGE」をベースに、「ワイルド・スピード」シリーズのドウェイン・ジョンソン主演で描くパニックアクション。ある遺伝子実験の失敗によってゴリラ、オオカミ、ワニの3頭が巨大化し、凶暴化してしまう。さまざまな動物の長所を取り入れた遺伝子によって巨獣と化した3頭の動物たちには、軍による攻撃も効果がない。巨獣たちはやがて大都会シカゴへと到達し、街中で破壊活動を繰り広げる。元特殊部隊員で動物学者の主人公デイビス・オコイエをジョンソンが演じるほか、ナオミ・ハリス、マリン・アッカーマン、ジェフリー・ディーン・モーガンらが共演。「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」「カリフォルニア・ダウン」でもジョンソンとタッグを組んだブラッド・オペイトン監督がメガホンをとった。(映画.comより)

 

 

 

 ”大きいもの・凶暴なもの、あるいは危険生物”が大好きな10歳・チビ息子と鑑賞。そんなわけで吹き替え。でも、なんの支障もなかったです。声も下手に芸能人を使ってないのか、うまく合ってました。

お話はどこかで聞いた、欲に駆られた悪徳業者が遺伝子操作に失敗したあげくの顛末、最新技術の影響でどんどん大きくなって行く危険生物、弱小人類はどうする?!というものです。ここでまたもや登場ロック様。こないだ「ジュマンジ」のゲームで活躍したそのまんまの姿で登場です。たまたま日本で公開が重なっているだけかも知れないけれど、こんな出ずっぱり、ロック様、借金でもあるのか(笑)?この後日本では「家族のために、パパ飛びま~す」も公開されるしね。

さて、今回ロック様は人間が嫌いな霊長類学教授。なんともマッチョな教授です。お顔も優しげだしね、こんな教授がいたらモテるでしょうね。そんな彼は、白いコングとお友達です。彼は目の前で密猟者に母親を殺された、かわいそうなコング・キッドでした。見かねたロック教授が引き取って育てたのです。もともと知能の高い霊長類。彼は手話を覚え、教授とコミュニケートすることができます。人間に似た感情も持ち、優しくて強い、ロック様に似たコングに成長しています。そんな、害のないコング君が、あろうことか遺伝子操作の薬をかぶってしまうのです。自分でも何が起きているのかわからない白コング君。そして他にも、ワニ・オオカミがこの薬物を被り凶暴化。手のつけられない事態に。

ランダムに撒かれたはずなのに、アリとかイモムシとかは大きくならなかったのかな(笑)。大きくなってもしれてるからわからなかったのかな。ともかく、あり得ない設定(いや、わからないけどね)の、いまさら何だのアホアホムービーだけれど、どこか映画愛に満ちたいとおしい作品でした。凶暴な生き物の詳しいことはわからないけれど、B級なりに手の込んだ、そして「アホな悪役には鉄(?)の塊が爽快に降ってくる」ツボを押さえた展開となってました。チビ息子も大喜び。楽しめる映画でした。

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アベンジャーズ インフィニティ・ウォー(Avengers: Infinity War)

2018年06月10日 17時10分14秒 | 日記

Avengers: Infinity War – OMG! Spider-Man, Black Panther, Winter Soldier and other superheroes are still alive?

 

「アイマンマン」「キャプテン・アメリカ」「マイティ・ソー」などマーベルコミック原作で、世界観を共有する「マーベル・シネマティック・ユニバース」に属する各作品からヒーローが集結するアクション大作「アベンジャーズ」シリーズの第3作。アイマンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルクといったシリーズ当初からのヒーローたちに加え、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」「ドクター・ストレンジ」「スパイダーマン ホームカミング」「ブラックパンサー」からも主要ヒーローが参戦。6つ集めれば世界を滅ぼす無限の力を手にすると言われる「インフィニティ・ストーン」を狙い地球に襲来した宇宙最強の敵サノスに対し、アベンジャーズが全滅の危機に陥るほどの激しい戦いを強いられる。監督は「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」を手がけたアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟。(映画.comより)

 

 

 

 マーベルワールドもここまでくればとことんつきあうしかないでしょう。細かい絡みや設定を理解していなくても(キャラ出過ぎだし)、もうついてゆくしかないのです。でも、今、ここでやめれない(笑)。

今回は強すぎる悪役が登場。しかし、この手の悪役はたいがい(?)ジョシュ・ブローリンですよね。同時期に予告上映されてる「デッドプール2」の悪役も彼だし。まことにややこしい。そんなジョシュの「世界立て直しの理論」は、人口を半分にすること。それも選別するのではなくランダムに。う~ん、なるほど。確かにその通りです。今までの映画では、たいがい「選別する」そしてそれは「自分は優秀だから当然残るけど」というエリート意識が働いた人間による視点からのものだったけれど、それは当然ランダムであるべきです。施行するのに覚悟は必要だけれど、人間に優劣はないのだから。

この映画は長いけれど、お話はそれだけです。そこへ至るのに、ジョシュが”6つのストーン”を集める過程とか、それに抗うアベンジャーズの面々の活躍とか、いろんな不思議の小道具とかが入り乱れるけれども、結局はジョシュの野望を打ち砕くための過程を描いているだけなのです。

このお話は連作ですから、まだ続きます。なので、本当のところはわからないのですが、「え?彼の野望が成就した?」「あれ?結局のところ、誰がどうなったの?」って感じで終わります。かなり意表を突いたエンディングだと思うのですが、次回作でどうひっくり返るかわかりません。期待が大きく膨らむとと同時に、モヤモヤする気持ちがあることも確かです。

しかし、よくできてましたね。これだけ続いたシリーズもので、飽きさせることなくここまで惹きつけるって、たいしたものだと思います。見事です。でも、次回作はもう少し希望が欲しいかな。

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