田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン(Avengers: Age of Ultron)

2015年07月28日 07時01分06秒 | 日記

 

「アイアンマン」「キャプテン・アメリカ」「マイティ・ソー」などマーベルコミック原作の人気作品から各ヒーローが集結し、世界的大ヒットを記録した「アベンジャーズ」(2012)の続編。アイアンマンとして何度も人類の危機を救い、だからこそアベンジャーズの限界を誰よりも強く知るトニー・スタークは、自分たちの手に負えない敵の襲来に備え、禁断の平和維持システムである人工知能「ウルトロン」を起動させる。しかし、ウルトロンは「究極の平和」を実現するため、平和を脅かす唯一の存在である人類の抹消を選択する。再び訪れた人類滅亡の危機に、アベンジャーズは人知を超えたウルトロンを相手に戦うことになるが……。前作に続いてジョス・ウェドンが監督、脚本を手がけ、アイアンマン=トニー・スターク役のロバート・ダウニー・Jr.ら主要キャストも引き続き出演。(映画.comより)

 

 

 娘と一緒にIMAX鑑賞。愛しのジャービス(ヴィジョン?)を今回は実写、しかもIMAXで見れるとあって、娘は大興奮。劇場にも、入り口で専用メガネを受け取らずに駆けこんでしまってました(笑)。なんでももう一回見るんだそうです。いいんですが。

映画は冒頭、いきなり激しい戦闘シーンから始まります。つい「なんだったっけ?」と思考を凝らすこと数分。「前作の終わりは戦闘シーンだったっけ?」「いや待て、小さな研究者がいたよな(それはX-MEN・笑」)」とか、頭の中はのっけからカオス状態。そのうち「ヒドラの奴ら」というセリフが登場し「ヒドラか・・・。なんだったっけかな」とカオス持続。結局、「キャプテン・アメリカ ウインター・ソルジャー」とつながっていたんですね。もう、おばさん、ついてゆけません。似たような設定、似たような展開。当然かもしれませんが、キャラどうしのクロスオーバー。もう何が何やら区別できなくなってしまってます。

ともかく、今回は「アベンジャーズ」が再結集していて、冒頭はとりあえずヒドラと戦っていますが、ヒーロー軍団に対するヒドラには勝ち目がなく、持っていたロキの杖はあっけなくアベンジャーズの手に渡ってしまいます。

実はヒドラ、トニー・スタークに恨みを持つ、特殊能力の双子の姉弟を味方に持っていて、さすがのトニーも、姉(スカーレット・ウィッチ)に惑わされ幻覚(未来の現実かもしれないが)を見たり、アベンジャーズの仲間も思考力を操られたりします。この双子、前作のラストにちらっと映っていたのか、あるいは「X-MEN」のラストにチラ出してたのか、もう記憶が定かではありません。

さて、トニーの研究室では、ロキの杖に地球のものではない人工知能が埋め込まれていることを発見し、トニーとブルース(ハルク)とで独自に研究を始めてしまいます。すべてが優れた人工知能によってコントロールされるようになると、もはやアベンジャーズは必要ではなくなり、世の中が平和になるのではないか・・・そんな考えからです。

そして、お約束通り、やっぱり人工知能は暴走を始めます。トニーの持つ「ジャービス」を捕獲・浸食するという行為を経て。

トニーは、あれだけのお金と時間があるのに、過去の映画を見てなかったのでしょうか(笑)。人工知能が暴走して人類を危機に陥れる、なんてゴマンとある話です。まぁ、すぐれた研究者ですから「僕は失敗しない」と思っていたのかもしれませんが。それならいっそ、タイムトラベルの装置を創って過去に戻り、歴史を書き換えてしまうってのでどうでしょうか(笑)。

今回はロキの持つ「光る石」が原点なので、ソーが天界へちょっと戻ったり、そこで幻覚なのかおつげなのかわからないようなものを聞いたり、あるいはホークアイに家庭があることが発覚したり、ハルクとブラックウィドゥが隠すことなく恋愛したり、いろんな展開があります。みんな、人間くさいですなぁ。

そして、とにもかくにも前作に負けないくらいの破壊、破壊。いいのか?!人は死んでいないという設定だと思うけど、そんなはずないだろ(笑)。街の再建はどうするんだ!莫大な予算と計画書が必要だし、もしも予算があったとして、ハコモノを作るときは政治家たちの熾烈な戦いが始まるだろ!賄賂とか(笑)。

ま、アメコミの世界にそんなこと言ってもしょうがありません。ヒーローに巻き込まれて死ねたら光栄なのかもしれません。

お話は一応終息しますが、人工知能がそれほど簡単に消滅するはずはないですね。またもやどこかがわずかに光る・・・そんなラストシーンで幕を閉じます。これって、「ターミネーター・ジェニシス」のラストシーンと同じ?

もう人間は、今あるもの以上を望まずに、天寿を全うしながら平凡に生きたらどうでしょう。そんなこと、思いました。ババくさくてすみません。

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ターミネーター:新起動 ジェニシス(Terminator Genisys)

2015年07月26日 14時31分25秒 | 日記

 アーノルド・シュワルツェネッガー主演の人気SFアクション「ターミネーター」のシリーズ5作目。2003年の「ターミネーター3」以来12年ぶりにシュワルツェネッガーがシリーズに復帰し、T-800型ターミネーターを演じる。未来の人類反乱軍のリーダーであるジョン・コナーの母サラ・コナーを歴史から抹消するため、未来から殺戮マシーンのターミネーター「T-800」が送り込まれる。しかし、そこには老いた姿の同型ターミネーターが待ち受けていた。サラ・コナー役は「ゲーム・オブ・スローンズ」でブレイクしたエミリア・クラーク、カイル・リース役は「ダイ・ハード ラスト・デイ」のジェイ・コートニー、ジョン・コナー役は「猿の惑星:新世紀(ライジング)」のジェイソン・クラークと、おなじみのキャラクターたちが新キャストで描かれる。監督は「マイティ・ソー ダーク・ワールド」のアラン・テイラー。(映画.comより)

 

 

 

 新作の「ターミネーター」行って来ました。連作のはずがポシャったものまで入れると、5作目になるのですね。えらいものです。

結論から言うと、主演のシュワちゃん、サラ・コナー役の女性、カイル・リースとジョン・コナーも、みんなとてもがんばっていたし、上手でした。がしかし、話の設定がイチからガラっと変わってしまう今回の新作、これって作る意味があったのでしょうか。素朴にそう思います。

過去作の「1」「2」が名作だったのは皆が一致するところだと思います。駄作だったと言われている「3」では、不似合いな主演男優を起用しての無理な話の展開。「これは、いらなかったな」と大多数の人が思ったはずです。

そして3部作の予定で作り上げたクリスチャン・ベイルとブライス・ダラス・ハワードの超大作。今から思うと、カイル・リースはアントン・イェルチェンだったし、サム・ワーシントンも出てました。個人的には「アバター」よりこの作品の彼の方が好きです。ともあれ、鳴り物入りで公開された新シリーズは、どこでどう失敗したのか、いつのまにやらお蔵入りとなってしまいました。結構期待していたし、私自身は駄作と思わなかったので、とても残念でした。

同じ頃かなぁ、時期は少しずれてるかもしれませんが、ニコール・キッドマンやダニエル・クレイグが出ていたお金のかかっていそうな子供向け・3部作(「黄金の羅針盤」とか言ったかな)も1作で音沙汰がなくなってしまい、客を呼べる有名俳優が出ていてもガンガン切ってしまう「とにかく金」の世界を垣間見たような気がして、なんだかメゲたものでした。

それだけの思いをしたのだから、もうやめておけばいいものを(と素人は思う)やっぱりお金になると見込んだのか、極度のネタ切れだったのか、CG合成のシュワちゃんまで作ってまたまた「ターミネーター」。しかもお話は完全にひっくり返ってる。ここまでやってしまうと、私のようなおばさんには、もはや何が何だかよくわからない。「G.I.ジョー」かと見紛うビョン様もいるし、時空のトリップは「X-MEN」のよう。

やっぱりこのシリーズは「2」できれいに完結してたんじゃないかなぁ。今回もまた3部作だとか。シュワちゃんも力が入ってるようだから、今度は成功するといいですね。

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雪の轍(Kis Uykusu)

2015年07月24日 07時45分02秒 | 日記

 

 第67回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した、現代トルコ映画界をけん引するヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督による人間ドラマ。世界遺産カッパドキアを舞台に、ホテルのオーナーで元舞台俳優の主人公と美しい若妻との生活、出戻りの妹との愛憎、家賃を滞納する聖職者一家とのいざこざを描く。『ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』などのハルク・ビルギナーらが出演。雪に閉ざされたホテルの中で、次第に明らかになっていく登場人物たちの感情が観る者を作品の世界に引き込む。(シネマトゥディより)

 

 

 

 3時間16分の超大作。個人的にはこのトルコの名匠の作品は初めてでした。前作「昔々、アナトリアで」は、聞き覚えがあるのですが、果たしてどこでいつごろ上映されていたのかは記憶になくて、やっぱり全然見てこなかったってことなんでしょうね。

舞台はトルコの有名観光地、カッパドキア。無知な私はカッパドキアをよく知らなかったです。今回は雪の季節だったからか、随分寒そうでしたね。上に掲げた写真は、そのホテルに宿泊していた観光客の一人なんですが、彼は日本人と言う設定でした。「ワサビ」がオーナーとのたわいない話題に上がってました。

主人公は、元俳優で親からカッパドキアのホテルを相続した、裕福な男性。穏やかな表情を浮かべ、若くて美しい妻もいます。時々地元紙に寄稿したりして時を過ごし、地元に借家も持っていて間借り人もいます。

なにかと雑用をやってくれてる秘書のような男性もいて、細かいことはあまり知らずに過ごしていたのですが、ある日車に石を投げられ、運転していた秘書はあやうくハンドルを取られそうになります。犯人は小学生くらいの子供。秘書が追いかけると、逃げようとして川に。ずぶ濡れの子供を放置するわけにもいかず、家まで送り届けますが、その子が家賃滞納の間借り人の子供だったことから問題が表面化。

どうしてこう言うことをするのか、と秘書が問うただけなのに、父親は息子を叩き、秘書と主人公に悪態を憑き続けます。どうやら財産差し押さえにあったのを逆恨みしているようです。しかし、何カ月も待ったうえ、何度も話し合いも持ったはずなのです。それでも「子供の前で侮辱された」とまるで主人公が悪いかのようです。

また、若妻は自立して稼いだこともないのに、いや、ないからか、「福祉活動」と称して夫の知らない人々と交流を深め、本人は大まじめに取り組んでいるのかもしれませんが、どうにも集まって来ている人々は怪しげです。夫が関わろうとすると、目くじらを立てて怒り始めます。社会に出た経験がない(あるいは少ない)人は困りものですね。お金を稼ぐ、あるいは集めるということはどういうことか、よくわかってないのに正義感だけを振りかざしているのですから。

それでも主人公は、この若くて美しい妻にぞっこんなところが悲しいですね。こんな生活力のない女に「離婚」と言われて折れ続けるのですから。

この家にはまた、「離婚」して帰って来ている妹もいて、主人公は妻と妹、二人の難しい女に囲まれて生活していることになります。またこの妹が理屈っぽい!あまりに口が立つので、主人公に「夫も大変だったろうよ。離婚も納得の結果だな」と言われるシーンがあるのですが、本当にそうです。見ていてほとほと疲れました。

家に二人も女がいて(使用人もいるのに)、何してるんだろうと思いました。かの国には、まだまだ女の働き口が少ないのかもしれませんね。

お金持ちは大変です。遠くからも「施設建立のための寄付のお願い」など、言葉巧みなメールが来るし、ほとんどを秘書にまかせきりにしてある主人公も悪いのかもしれませんが、本当に大変だと思いました。

もちろん、気心の知れた友人も登場するし、楽しい時間を過ごしていることもあるのですが、まぁでも大変です。

その国の文化的な背景もあるのでしょうが、基本的に「孤独」を描いているのでしょうね。どの人も深刻な顔をして、自分の理屈(正義と言い換えてもいいかもしれない)を主張してました。

ラスト近くで、主人公が妻に大金を預け(彼女の福祉活動に寄付ということで)、いったんイスタンブールに旅立つシーンがあります。その後、妻がそのお金を手にして起こした行動が、衝撃の展開を迎えるというシーンを経て、主人公は我が家に戻ります。これでよかったのかどうか。よくわかりません。ただ、難しいなぁ・・・と思うばかりです。

映画は長い上にスローな展開、また理屈っぽいところもあるので、疲れていたり睡眠不足だったりすると、眠ってしまうかと思います。現実にも、前半でさっさと出て行ってしまった人が周りにいました。でも、やっぱり名作だと思います。私、個人的には楽しめました。

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ミッドナイト・ガイズ(Stand Up Guys)

2015年07月16日 17時44分39秒 | 日記

 「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」のパチーノを筆頭に、「ディア・ハンター」のウォーケン、そして「リトル・ミス・サンシャイン」のアーキンと、いずれもオスカーに輝くベテランの名優3人が集結し、長い歳月を経た後の老ギャングたちの再会劇に挑戦。年老いてもなお変わらぬ男同士の友情と心意気を鮮やかに披露して、映画ファンを存分に喜ばせてくれる。監督は、俳優や映画製作者としても活躍するF・スティーヴンス。本作に惚れ込んで主題歌を書き下ろしたのは、人気ミュージシャンのジョン・ボン・ジョヴィ。(wowowウェブサイトより)

 

 

 録り置きの作品です。公開された当時、渋いおじさん揃いなので注目していたのですが、見逃してしまった作品です。案外、1時間半くらいの短い作品で、見やすかったです。

さて、物語は単純。この面々ですから、カタギであるはずはなく(笑)、それ相応のことをやって、アル・パチーノは28年の服役を終え、仮出所してきます。迎えるはクリストファー・ウォーケン。しかし、単純に出所を喜べる二人ではなかったのです。

28年間黙って服役したアルは、ボスの息子を事故とは言え撃ってしまった過去があり(よくある話ですが、息子は興奮して自ら乱射を始めてしまったバカ息子)、ボスはその復讐を時限付きでクリストファーに命令していたのですね。

長い夜が始まります。刺客が放たれているであろうことはわかっているアル、それが自分であることを認めるクリストファー。「それは出所前に言われたのか」「いや、入所したときからだ」「なんと・・・お前を38年も苦しめて来たというのか。許せないな。あんちくちょう!」

最後の一晩と覚悟を決めている二人は、かつての仲間アラン・アーキンを施設から担ぎ出します。かつてやりたかったこと(と言っても、3Pとか。男の人って!)を片っ端からやって、アランはすんなり成仏。もともと補助の呼吸器をつけているのに担ぎ出したのだからね。

そして、子供や孫との関係に悩むクリストファーの個人事情も織り交ぜながら、映画はクライマックスへと向かいます。

この映画、お話は実は穴だらけです。カッコいいスポーツカーが道に落ちてたり(なぜか探しにも来ないしチェイスされることもない。飛ばし過ぎて警察に追われることはあるけれど)、若いチンピラが4人もこんなじいさんに簡単にやられたり、担ぎ込まれた病院のナースが偶然アラン・アーキンの娘だったり。

それでも、いぶし銀のような3人の名優がやると、とっても魅力的に見えるのだから不思議です。短いし、ちょっと気分転換に鑑賞するにはうってつけだと思います。

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マッドマックス 怒りのデス・ロード(Mad Max: Fury Road)

2015年07月13日 06時57分18秒 | 日記

 

 

荒廃した近未来を舞台に妻子を殺された男マックスの復讐劇を描いた「マッドマックス」(1979)のシリーズ第4作。85年の「マッドマックス サンダードーム」以来30年ぶりの新作となり、過去3作でメル・ギブソンが扮した主人公マックスを、新たに「ダークナイト ライジング」「インセプション」のトム・ハーディが演じた。資源が枯渇し、法も秩序も崩壊した世界。愛する者を奪われ、荒野をさまようマックスは、砂漠を支配する凶悪なイモータン・ジョーの軍団に捕らえられる。そこへジョー配下の女戦士フュリオサらが現れ、マックスはジョーへの反乱を計画する彼らと力をあわせ、自由への逃走を開始する。フュリオサ役でシャーリーズ・セロンが共演し、監督・脚本は過去3作同様にジョージ・ミラーが担当。(映画.comより)

 

 

 もう上映回数も減って来ているので、今回は2D字幕で。お話はどうっってことはなく、オリジナル通りの世紀末映画。汚染されな~んにもなくなった地球で、水と燃料を支配するイモータン・ジョーと彼を崇拝する輩、反抗する輩、そしてただ生きてるだけの一匹狼と。彼らの攻防が描かれます。

核による影響か、いろんな病気が入り乱れたのか、「人」は異形化し、短命になっているようです。そんな中、自分も皮膚病にやられ、体格が良く見えるスーツを見につけて人前に出るイモータン・ジョーもまた、「完璧に健康体な子孫」を欲して美しい女を何人も囲っています。

しかしながら彼女らもまた、支配者からの自由を求め、女戦士フュリオサと共に脱走を試みます。幼いころに誘拐されたフュリオサには、緑あふれる故郷の記憶があり、彼女たちを連れて「緑の大地」までの逃走です。途中、一匹狼のマックスに出会い、最初はお互いに警戒していたものの、イモータンの追っ手から逃げるために手を組むことになります。

長い映画のほとんどは、破壊に次ぐ破壊。たかが女が逃げたくらいで、イモータンは砦がほとんどカラになるくらいの大隊列を組んで追いかけてきます。もちろんフュリオサは、やり手の女戦士ですし、彼女が奪ったのはガソリンタンク車です。それにしても、エネルギーと資源(戦車などの財産)の浪費、しすぎでしょ。子供を産ませる女くらい、ほかにいなかったのでしょうか。

まぁそれでも、支配者としてのプライドが許さなかったのかもしれません。とにかく、逃げる、追う、攻める。また逃げる、追う、反撃する。どこまで行っても、命がけで追いかけて来るデスボーイズとイモータン。息をつかせないとはまさにこのことで、見ていて疲れました。そろそろ自分の心臓が持たなくなってるかも(笑)。

寡黙なトム・ハーディも魅力的でしたが、なんといってもこの映画で一番カッコよかったのはシャーリーズ・セロンでしょうね。もともとシャーリーズ姐さんは美人系ですが、背も高くて戦士もキマる。せっかく美人妻を5人も揃えているというのに、姐さんの前では全員が霞んでました。

あと1発しかない弾を無駄にしないよう、確実に狙いを定めるシャーリーズ姐さん。黙って肩を貸すトム・ハーディ。このショット、今回の映画の中で一番の見どころだと思います。カッコよすぎ。惚れるだろ!姐さん。

しかし、今の地球を見ていると、人間が楽になるようひたすら仕向けていて、あながちこんな世界も絵空事ではないんだろうなぁ、と思ってしまいました。どんどんそちらの世界に向かって行ってるような。核などに汚染されてうんぬん・・・と言ってましたが、たぶん荒廃してゆく地球をしり目に、垂れ流している張本人は安全な場所に住んでたはずです、当時は。

現在、各地で起こる異常気象を鑑みると・・・しかし、無茶なことをしていなくても氷河期や天変地異が過去、起きて来たことを思うと、案外関係ないのかなとも思うのですが。よくわからないですね(じゃ、言うなって・笑)。

ともかく、バーンと息をつかせぬ破壊の連続で疲れはしたのですが、その後じっくりと考えてしまった映画でした。

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