田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

グレイテスト・ショーマン(The Greatest Showman)

2018年04月22日 17時56分40秒 | 日記

 

 

「レ・ミゼラブル」でも華麗な歌声を披露したヒュー・ジャックマンの主演で、「地上でもっとも偉大なショーマン」と呼ばれた19世紀アメリカの実在の興行師P・T・バーナムの半生を描いたミュージカル。劇中で歌われるミュージカルナンバーを、「ラ・ラ・ランド」も手がけたベンジ・パセック&ジャスティン・ポールが担当した。貧しい家に生まれ育ち、幼なじみの名家の令嬢チャリティと結婚したフィニアス。妻子を幸せにするため努力と挑戦を重ねるフィニアスはやがて、さまざまな個性をもちながらも日陰に生きてきた人々を集めた誰も見たことがないショーを作り上げ、大きな成功をつかむ。しかし、そんな彼の進む先には大きな波乱が待ち受けていた。主人公P・T・バーナムことフィニアス・テイラー・バーナムをジャックマンが演じ、バーナムのビジネスパートナーとなるフィリップ・カーライル役を「ハイスクール・ミュージカル」「ヘアスプレー」のザック・エフロン、バーナムの妻チャリティを「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のミシェル・ウィリアムズが演じる。(映画.comより)

 

 

 

 ぐずぐずしてしまいました。結構早くに鑑賞したのに。このお話は実話なんですね。一流エンターテイナーのヒュー様がぴったりハマって、素晴らしい娯楽映画に仕上がってました。ただ、ヒュー様、ハンサムすぎるかもしれません。いや、実物が不細工だとか言っているのではありません。あまりにハンサム、素敵すぎて現実味が感じられないということです。もともとあまり現実的ではないお話なのかもしれませんが。

貧しいテイラーの息子だったヒュー青年は、出入りしていたリッチなおうちのお嬢様と恋に落ちます。これがミシェル・ウィリアムズですね。彼女は、私個人的な気持ちを言わせてもらうと、地味だと思うのです。でも、いつもモテ役ですね、きっと向こうでは美人なんですね(いやもちろん、きれいなんですが)。

お嬢様ながら素直で優しいミシェルとは娘二人をもうけ、貧しいながらも幸せだった二人。しかし、ヒュー様が勤めていた会社が倒産し、次の仕事を見つけなければならなくなったあたりから人生が変わり始めます。もともとそういう才能があったのでしょうね、娯楽の世界に挑み始めます。もちろん、順風満帆ではありません。が、才能がありながらも日陰(?)の存在だった人々を発掘し、みんなに居場所と自信を与えることにより、一緒に成功して行くのです。ヒュー様の片腕となってゆくのがザック・エフロン。最初はセレブ御用達の音楽家だったのですが、そんな世界に飽きたらず、ヒュー様に口説かれてしまいます。このザックがいいんです!私は彼の「君がくれた未来」を見たときにその実力に驚いたクチ(失礼!)なのですが、本当にうまいというか、魅力的ですね。

成功してしまったヒュー様が自分を見失ってしまったときも、彼は誠実でした。彼の相手役はゼンデイヤ。トム・ホランドのスパイダーマンに出ていた子ですね、MJ役で。

それにしても、華やかでヤクザな世界ですね、エンターテイメントの世界も。波乱に富みすぎて、私にはついてゆけないな。まぁでも、若い頃ならわからないですね、誰しも無謀かも。

良質のエンターテイメントです。もう終わっちゃったけどね(笑)。

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ブラックパンサー(Black Panther)

2018年04月19日 15時56分27秒 | 日記

 

  

Black Panther Poster

2016年公開の「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」でマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に初登場した新たなヒーロー、ブラックパンサーを主役に描くアクション映画。アフリカの超文明国ワカンダの若き国王ティ・チャラが、漆黒のスーツと鋭い爪を武器に戦うブラックパンサーとして活躍する。絶大なパワーを秘めた鉱石「ヴィブラニウム」が産出するアフリカの国ワカンダは、その恩恵にあずかり目覚しい発展を遂げてきたが、ヴィブラニウムが悪用されることを防ぐため、代々の国王の下で、世界各国にスパイを放ち、秘密を守り通してきた。父のティ・チャカの死去に伴い、新たな王として即位したティ・チャラは、ワカンダの秘密を狙う元秘密工作員の男エリック・キルモンガーが、武器商人のユリシーズ・クロウと組んで暗躍していることを知り、国を守るために動き始めるが……。主人公ブラックパンサー=ティ・チャラ役はチャドウィック・ボーズマン。監督を「クリード チャンプを継ぐ男」のライアン・クーグラーが務め、同作で主人公クリードを演じたマイケル・B・ジョーダンが、ブラックパンサーを追い詰める強敵エリック役で出演。(映画.comより)

 

 

 

 「アベンジャーズ」ワールドの一環。「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」にも登場したブラックパンサーの単独映画です。もう、この世界、どこまで広がるのかって感じですが、一度首を突っ込んだ以上、ついてゆくしかないのです。「シビル・ウォー」では、父国王を不本意な形で亡くし、まだ若い国王としての不安をひしひし感じましたね。主演のチャドウィック・ボーズマンは「42~世界を変えた男~」を見ましたが、まだあの頃は他の黒人俳優さんと区別が出来ないくらいの存在感で、あんまり顔も思い出せなかったのですが(あくまで私の主観による)、今作では苦悩をたたえた若き国王を味わいたっぷりに演じていて、はっきり”チャドウィック・ボーズマン”を認識できますね。当たり役を得たものです。

アフリカの奥地にあるワカンダという国は、世界には「穏やかな農業国」として認識されていますが、実はキャプテン・アメリカのシールドにも使われている希少な鉱石ヴィブラニウムの産地なのです。このヴィブラニウムのおかげでワカンダは超文明国なのですが、そこは巧妙に隠されています。これだけのパワーを持つ鉱石が悪用されると世界を滅ぼしかねないため、世界中にスパイを放ってその秘密を守っているのです。しかしながら、秘密というのは、どんなに気をつけていても、他の世界とつながっている以上、どこかでバレます。また、絶対に守ろうとすると、どこかで犠牲が生じます。それは物の道理なのです。そして守るために払った犠牲が正しかったかどうかは、自分の置かれている立場により判断が違ってきます。これは正義の味方でも、やっぱり非難された「バットマンvsスーパーマン」や「アベンジャーズ」の世界と同様です。自国を守るため、あるいは世界を守るためなら、多少の犠牲はOKなのか?という理論ですね。しかし万人が幸せになれる世界など不可能なので、これを描き続けるとキリがないのですが、この映画は一応国内問題にとどめています。

国王の息子といえども戦いの儀式に勝たないとそのパワーを得られなかったり、いろんな部族がいたりと、問題は山積。濃密な物語が展開されます。

話は話として、この映画で驚いたのはマーティン・フリーマンの出番が多かったこと。確か舞台はワカンダですよねぇ、って感じです。あと、フォレスト・ウィテカーが出てたこと!思わず「ここにもスコットランドのラストキングが・・・」と思ってしまいました。キングばっかり(笑)。本当に強い女性戦士たちも一見の価値ありです。なんともカッコいい。「ワンダーウーマン」の戦士たちとはまた違った強さです。素晴らしい!

少し深刻なお話でしたが、ラストは希望に満ちていたので、次回作が楽しみです。

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15時17分、パリ行き(The 15:17 to Paris)

2018年04月12日 16時22分27秒 | 日記

The 15:17 to Paris Poster

The-15-17-To-Paris

「アメリカン・スナイパー」「ハドソン川の奇跡」の巨匠クリント・イーストウッドが、2015年にヨーロッパで起こった無差別テロ「タリス銃乱射事件」で現場に居合わせ、犯人を取り押さえた3人の若者を主役に、事件に至るまでの彼らの半生を、プロの俳優ではなく本人たちを主演に起用して描いたドラマ。2015年8月21日、オランダのアムステルダムからフランスのパリへ向かう高速列車タリスの中で、銃で武装したイスラム過激派の男が無差別殺傷を試みる。しかし、その列車にたまたま乗り合わせていた米空軍兵のスペンサー・ストーンとオレゴン州兵のアレク・スカラトス、そして2人の友人である青年アンソニー・サドラーが男を取り押さえ、未曾有の惨事を防ぐことに成功する。映画は、幼なじみで親友同士のスペンサー、アレク、アンソニーの3人が出会った少年時代や、事件に遭遇することになるヨーロッパ旅行の過程を描きながら、ごく普通の若者たちが、いかにしてテロリストに立ち向かうことができたのかを明らかにする。(映画.comより)

 

 

 

 巨匠イーストウッドの新作、粋な表題にも心惹かれて鑑賞しました。驚いたことに、主役の青年たちは本人なんですってね。ここに俳優を持ってこなかった巨匠の勇気に脱帽です。しかもしかも!後から知ったのですが、周りの人たち、例えば首を撃たれて重傷を負った男性やその奥さん、その他の乗客や救急隊員、駅員さんなども本人なんだそうですね!こんなこと、巨匠でないとできないことだったでしょう。聞いたこともない新進監督だったらみんな断っていたかもしれない。個人的には巨匠だったから許された撮影方法だったと思います。

恥ずかしながら、この「タリス銃乱射事件」を知りませんでした。で、最近シンプル志向の巨匠なのですが、私自身そこまで成長していないゆえか、今作品はその「シンプルさ」にイマイチついてゆけなかった感じがしました。映画全体が淡々と進み、物語にメリハリがないように感じられ、すぅーっと鑑賞してしまいました。後から「クライマックスで奇跡が起きた」と知って「そんなシーン、あったっけ」と思った次第です。アホですみません。

子供たちの成長過程における”落ちこぼれぶり”はなかなか興味深かったし、お母さんたちもいい人たちでしたね。でも、”なじめない場所”って誰にもあって、そこんとこ自分が譲れなければ、徹底的に戦うか生きる場所を変えるしか生きてゆく方法はないのであって、まぁそれは「あること」かなって思ったし、大きくなった男の子たちが自分の好きなことに関しては、貪欲に先生に資料を求めたりしているのを見て安心したりね。賢いんですよ!まぁ所々ツメが甘いゆえ、失敗することもあるのですが、それは多分治らないからそういう人生を受け入れていくしかなくて(思いっきり自覚して変わってゆくか)、そんな人生の延長線上で起きた今回のテロ未遂事件。とっさに向かって行く主人公の若者たちを描きます。そこで起きた”奇跡”が余りに映画的に普通で、私はスルーしてしまいました。よく考えるとすごい奇跡なのですが。

いい子たちだったんですね、元々。それに軍隊に入っていた、ということも大きかったでしょうね。私は彼らのように強くないですが、人生の残りが少ない今、自分に出来ることがあるのなら突進して行くかな、とも思ったりしました。特に小さな子がいたりすると、身を挺するかな(変なこと言ってすみません)。ところで、一夜にしてヒーローになった彼らは、今何をしているのでしょうね。誰かご存じの方、いらっしゃったら教えて下さい。あ、普通に軍人やってるか・・・。

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シェイプ・オブ・ウォーター(The Shape of Water)

2018年04月10日 15時51分50秒 | 日記

shape-of-water.jpg

 

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「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロが監督・脚本・製作を手がけ、2017年・第74回ベネチア国際映画祭の金獅子賞、第90回アカデミー賞の作品賞ほか4部門を受賞したファンタジーラブストーリー。1962年、冷戦下のアメリカ。政府の極秘研究所で清掃員として働く女性イライザは、研究所内に密かに運び込まれた不思議な生き物を目撃する。イライザはアマゾンで神のように崇拝されていたという“彼”にすっかり心を奪われ、こっそり会いに行くように。幼少期のトラウマで声が出せないイライザだったが、“彼”とのコミュニケーションに言葉は不要で、2人は少しずつ心を通わせていく。そんな矢先、イライザは“彼”が実験の犠牲になることを知る。「ブルージャスミン」のサリー・ホーキンスがイライザ役で主演を務め、イライザを支える友人役に「ドリーム」のオクタビア・スペンサーと「扉をたたく人」のリチャード・ジェンキンス、イライザと“彼”を追い詰める軍人ストリックランド役に「マン・オブ・スティール」のマイケル・シャノン。アカデミー賞では同年最多の全13部門にノミネートされ、作品、監督、美術、音楽の4部門を受賞した。(映画.comより)

 

 

 

 

 日本人にはわりとファンが多いギレルモ監督、今回もヲタク度炸裂。でも美しい物語でした。そしてまた、こういう作品がオスカーで作品賞を取るというのは、それだけ「アカデミー」自体が変わろうとしている証でしょうね。

話はどうってことありません。少し異形な恋愛物語、それだけのことです。でも、愛するにあたって、相手の異形さなんて、関係あるでしょうか?「もちろん、ある」という人もいるでしょう。でも、基本的に愛情は目に見えるものではなく、感じるもの。お互いに大人どうし、自分に正直な姿は美しいと、個人的には思います。

アマゾンで「神」とされていた生き物を研究材料として持ち帰った人たち。思い上がってますねぇ。自分たちは「研究」という名の下に、「崇高なことをする」と思っているのかも知れませんが、これほど勝手な発想はありません。「神」は抵抗しなかったのでしょうか。あるいは「自分をいじめる存在」というものがそもそも認識出来なかったのかも知れませんね。彼は水中で生きていますが、映画の中では言葉を発しませんでした。でも、自己治癒力や他人に対する治癒力があったり、あるいは”大人として”女性を愛することができるような「神」が、果たして言葉を持たないのでしょうか。私はわざと話さなかったのかなぁ、と言う気もしています。もちろん、わからないのですが。

言葉を話せない女性は、同じアパートに住む絵描きのおじさん(リチャード・ジェンキンス)と仲良しだったり、仕事仲間のオクタビア・スペンサーが常に気遣ってくれたりと、単調ながらもそれなりに愛される人生を過ごしています。それでも、一抹の孤独感を抱いていた折り、同じ孤独感をまとった「神」と出会うのです。研究室の掃除を請け負っていた彼女は、毎日彼と会えることをうれしく思っていました。しかし、ある時彼の命が危ないことを知るのです。「彼を助け出さなければ!」・・・おとなしくて目立たず、そこにいても認識すらされなかった女性の、一世一代の冒険が始まります。

何度も書きますが、美しい物語でした。こんなありふれた言葉しか出てこない自分がもどかしいのですが、やっぱり美しかった。やりましたね、デル・トロ。オスカー受賞、おめでとう!

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RAW 少女のめざめ(Grave)

2018年04月01日 15時08分29秒 | 日記

Grave Poster

2016年・第69回カンヌ国際映画祭で批評家連盟賞を受賞した、フランス人女性監督ジュリア・デュクルノーの長編デビュー作品。厳格なベジタリアンの獣医一家に育った16歳のジュスティーヌは、両親と姉も通った獣医学校に進学する。見知らぬ土地での寮生活に不安な日々を送る中、ジュスティーヌは上級生からの新入生通過儀礼として、生肉を食べることを強要される。学校になじみたいという思いから家族のルールを破り、人生で初めて肉を口にしたジュスティーヌ。その行為により本性があらわになった彼女は次第に変貌を遂げていく。主人公ジュスティーヌ役をデュクルノー監督の短編「Junior」でデビューしたガランス・マリリエールが演じる。(映画.comより)

 

 

 

 

 「都会まで出て見た映画」第5弾。いや~異色な映画でしたね。ちょっと特殊な感性が必要かも。主人公は例に漏れず美少女。飛び級で進学したらしい天才少女は、ベジタリアン。出先でお肉なんか入ってようものなら母親がすぐにクレーム。彼女は本当にお肉が食べれないようです。そんな美少女が両親・姉と同じ獣医学科へ入学したところから映画は始まります。

冒頭、な~んにもないところにまっすぐ伸びる一本道を車が結構なスピードで走っています。と、突然何かが目の前に飛び出し、車は急ブレーキ。コントロールを失い、道路脇の樹木に衝突してしまいます。すると、何か、失神している(死んでいる?)ドライバーに近づく影が・・・。

カメラが切り替わり、天才少女の入学の日。両親に車で送ってもらい、荷物を降ろしています。いよいよ新生活の始まりですね。ちょっとミステリアスな美少女です。どうやら学校は全寮制のよう。

どこの大学にも新入生が受ける「洗礼」があることは承知しています。しかし、ここの獣医学部はどう!頭から獣の血をぶっかけられる(しかも着替えず一日そのままいる!不潔すぎます)、生の肝臓(だったと思う)を食わせられる、夜中に寮の中を這いずり回らされる・・・この国はこれが普通なんでしょうか。

この映画、監督も若い美人女性らしいのですが、映像がいちいち思わせぶりです。毒々しい赤だったり、全体的に青白い感じだったり。一年早く進学していた同じくベジタリアンだった姉は、過激に変身して何でも食べる(?)ハデハデ女(ただしこちらもかなりの美女)になっています。うぶな少女が姉に助けられながらも新しい世界に目覚めて行く課程は、やはり「成長」を描いたものなのでしょうが、その内容が過激すぎます。これ以上書くと本当にネタバレになるので、ず~っと下に書きますが、さすがにかなり映画を見慣れている私でも「うわっ」と思ってしまいました。ラストの締めも強烈です。まぁそれも愛情の一種。愛の形はそれぞれなんでしょうけれど。

 

 

 

 

 

 

<ネタバレ>

簡単に言うと、カニバリズムの映画です。できれば一生、お肉を知らずに生きてゆければ、と両親は願ってベジタリアンに仕立て上げてあったのかもしれません。母がカニバリストだった、そしてそれを受け入れるために、自らの血肉を母に与え続けていた父親。でもその血は争えず、姉妹にも出てしまった。そういうお話でした。そのカニバリズムに目覚めてゆく課程がなかなかにグロい。むやみ食欲が亢進したな~と思ったら、異性に目覚め始めたり。でも、キスしたら相手の唇噛んじゃうし・・・。

妹が誤ってお姉ちゃんの指を飛ばしちゃうシーンがあるんだけれど(なんでだ?!)、救急隊が来るまで指は冷凍保存しないといけないのに、お姉ちゃんの部屋ったら、冷蔵庫にな~んにもなくて氷もない。途方に暮れて指を眺めているうちに耐えられなくなってしゃぶり始める・・・これにより妹は自分のカニバリズムをはっきりと自覚するのです。意識を取り戻し、妹を眺めている姉。その視線に気づき、しゃぶっていた指を一瞬離す妹。でもね、冒頭で車の前に飛び出していたのはお姉ちゃんだったのです。そうやってむさぼる獲物をゲットしていたのですね。

なんという世界!これだけエグいと、やっぱり美人姉妹でないと見るに堪えないでしょうね(と私は思う)。あんまり万人にはおすすめしません。こんな映画が若い美人女性監督によって撮られたなんて、インタビュアーも最初は驚いたでしょうね。これからどんなふうに化けてくれるのかと思うと、少し楽しみです。

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