ニコラス・ケイジが凶悪なシリアルキラー役を強烈なインパクトで演じ、全米で話題を集めたサスペンススリラー。
1990年代のオレゴン州。FBIの新人捜査官リー・ハーカーは、上司から未解決連続殺人事件の捜査を任される。10の事件に共通しているのは、父親が家族を殺害した末に自殺していること。そしてすべての犯行現場に、暗号を使って記された「ロングレッグス」という署名入りの手紙が残されていた。謎めいた手がかりをもとに、少しずつ事件の真相に近づいていくリーだったが……。
「イット・フォローズ」のマイカ・モンローがFBI捜査官リー役で主演を務め、「ディープ・インパクト」のブレア・アンダーウッド、「ルール」のアリシア・ウィット、「レッド・ワン」のキーナン・シプカが共演。「呪われし家に咲く一輪の花」のオズグッド・パーキンスが監督・脚本を手がけた。(映画.comより)
<2025年3月16日 劇場鑑賞>
これ、はっきり言います。全然わからなかった。主人公の女性捜査官が特別な才能(直観力)を持っている、とか、実は生まれながらにしてこの忌まわしい事件に関わっていた、とか、ある程度話の筋はわかるのですが、だからといって、人形崇拝とか、意識を操られて家族を惨殺してしまうお父さんとか、わけわからん。
私は、やっぱり日本人の多くは、特に意識しなければ仏教徒だから、悪魔の存在とか、エクソシズムとかは、どこか絵空事のような、他人ごとのような感覚って、あると思うのです。また、こういった類の映画は、キリスト教を深く理解していないとよくわからない設定だったりしますから、最初から感覚的にわかることが前提で話が進むのかもしれません。そんな気がします。
また、特殊メイクが施されているので、ニコラス・ケイジがほとんどわかりません。いえ、彼ならそのままで、できたかもしれません。そう言えば、ニコラス・ケイジ主演の映画で父親に殺されるっていう映画がありましたね。突然子供が憎くなって自分の子を殺すお父さんが、伝染病のように多発するっていう話。あれはぶっ飛び過ぎて、ラストシーンでは大笑いしたけれど、今回のは本当にわからなかったなぁ。要領を得ない感想ですみません。