田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

ロストケア

2023年03月28日 22時21分43秒 | 日記

ロストケア : 作品情報 - 映画.com

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 松山ケンイチと長澤まさみが初共演を果たし、連続殺人犯として逮捕された介護士と検事の対峙を描いた社会派サスペンス。

ある早朝、民家で老人と訪問介護センター所長の死体が発見された。死んだ所長が勤める介護センターの介護士・斯波宗典が犯人として浮上するが、彼は介護家族からも慕われる心優しい青年だった。検事の大友秀美は、斯波が働く介護センターで老人の死亡率が異様に高いことを突き止める。取調室で斯波は多くの老人の命を奪ったことを認めるが、自分がした行為は「殺人」ではなく「救い」であると主張。大友は事件の真相に迫る中で、心を激しく揺さぶられる。

斯波を松山、大友を長澤が演じ、鈴鹿央士、坂井真紀、柄本明が共演。作家・葉真中顕の小説「ロスト・ケア」をもとに、「そして、バトンは渡された」の前田哲が監督、「四月は君の嘘」の龍居由佳里が前田監督と共同で脚本を手がけた。(映画.comより)

 

 

<2023年3月26日 劇場鑑賞>

 正直、辛かった。最初こそ、献身的な介護士松山ケンイチと、その仲間の女性たち、そして介護される側のお年寄りとその家族の描写が続き、よく気が付いて真面目な松山ケンイチに、誰もが好感を持つスタートなのですが、その後に展開される介護に関するあまりな現実には、頭ではわかっているつもりでいても、衝撃を覚えずにはいられませんでした。冒頭には、検事役の長澤まさみが、なぜか死後3か月(だったと思う。間違っているかも)経って発見された独居老人の部屋を訪ねて来る描写が挿入されます。が、その時点では、どういう関連があって、何を表すのかは全くわかりません。

 それで、優しい松山ケンイチは、若い女性の同僚からも憧れられる存在だったわけですが、ある時、彼らの顧客だった年配男性が亡くなっているのが発見されます。そして、同時にその男性の家で、介護施設の施設長、つまりは松山ケンイチをはじめとする介護士たちの上司ですね、彼も死んでいるのが発見されるのです。なぜ施設長が、深夜に患者さんの家で一緒に死んでる?そこから捜査が始まります。美人検事長澤まさみの出番です。

 結論は、チラシ・ポスターにも書かれている通り、「なぜ彼は42人もの人を殺したのか」ということで、犯人は松山ケンイチなのですが(厳密に言うと、施設長は事故死)、そこへ行きつくまでの話に、慟哭を禁じ得ませんでした。そして、同時進行で、パリっとした長澤まさみの、認知が進む母親の姿も描かれます。松山ケンイチの父親は柄本明、長澤まさみの母親は藤田弓子が演じます。柄本明の名演、すごすぎてたじろぐほどでした。また、どんどん認知が進む藤田弓子の、歌を歌いながらの、娘の頭をなでて「よしよし、よしよし」というセリフ。涙が止まりませんでした。「お母さん・・・」私も、長澤さんと同じセリフを言ったでしょう。

 もちろん、彼らの他にも、たくさんの登場人物があらゆる背景で描かれます。果たして、家族は”呪縛”なのか。最後まで変わらぬ愛情を注ぐべき存在なのか。もちろんそうでしょう。見殺しになど、できるはずはありません。しかし、3人の育ち盛りの子供と、夫の店の手伝い、介護がすべて女性に対して重なった時、どうすれば?しかも、夫の親ではなくて自分の親だったら、夫に「(店の手伝いは)できません」と強く切り出せる?また、シングルマザーで、同じく子育て・親の介護などすべてが重なった時、まだ若くてやり直せる年齢でも自分のことはすべて置き去りになってしまう、それでも仕方ない?仕方ないんでしょうね。でも、ふいにそこで親が年相応に亡くなって、自分の時間が持てたら?また、アルバイトができないほど親の介護の負担が大きくなり、3食も食えなくなって、思い詰めて「生活保護」の申請に行っても「あなた、若いのに働けるでしょ。もう一度トライしてみて。たくさんの人が並んでいますから。はい、次」とけんもほろろに言われてしまったら?次はどこへ行けば?役場の人の言うことにも一理あるのはわかっています。いい加減な気持ちで申し込む人もいるだろうし、誰がどこまで深刻か、なんて受付だけではわからないでしょうし。誰が悪いわけでもないところが、一番難しい。

 無用な長生きはしたくないと、誰もが思っているはず。しかし、あちこち悪くなって動けなくなっても、なにもわからないようになっても、生き延びてしまえば仕方ない。この映画は、尊厳死に関しては何の言及もなかったけれど、個人的には、もう少し自分の意志があるうちに、我が息子がわかるうちに、手が打てるようになればいいな、と思います。

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沈黙のレジスタンス ユダヤ孤児を救った芸術家(Resistance)

2023年03月26日 18時02分55秒 | 日記

Resistance (2020) - IMDb

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 「パントマイムの神様」と呼ばれたフランスのアーティスト、マルセル・マルソーが第2次世界大戦中にユダヤ人孤児123人を救ったエピソードを映画化。1938年、フランス。アーティストを夢見る青年マルセルは、兄アランや従兄弟のジョルジュ、思いを寄せるエマと共に、ナチスに親を殺されたユダヤ人の子どもたちの世話をしていた。パントマイムを通して子どもたちの笑顔を取り戻し、彼らと固い絆を結ぶマルセルだったが、ナチスは日ごとに勢力を増していく。そして1942年、ついにドイツ軍がフランス全土を占領。マルセルは子どもたちを安全なスイスへ逃がすため、危険なアルプスの山を越えることを決意する。「ソーシャル・ネットワーク」のジェシー・アイゼンバーグが主演を務め、「TENET テネット」のクレマンス・ポエジー、「めぐりあう時間たち」のエド・ハリスが共演。「ハンズ・オブ・ストーン」のジョナタン・ヤクボウィッツが監督・脚本を手がけた。(映画.comより)

 

 

<2023年3月25日 録画鑑賞>

 ナチスの時代が背景になっている作品は、どれも心が痛いです。この映画も、冒頭から、いきなりナチス隊員がユダヤ人の家に入って来て両親を殺してしまう、という場面(ドイツ)。見てしまった幼い娘の心やいかに。この少女が、後に話の大事な部分を背負います。

 そして場面は変わってフランス。ドイツとの国境に近い町ストラスブールに住むマルセル・マルソー(ジェシー・アイゼンバーグ)は、実家の肉屋を手伝いながらも、夜は酒場でパントマイムを披露し、芸術家になることを夢見ています。まだ平和だったフランス、いつか自分たちの国もナチスに攻め入られるかもしれないと危惧する人もいるものの、マルセルは、まだ自分のことだけ考えればいい生活をしています。そんなとき、人道的な活動をする従兄から、ユダヤ人孤児の引き渡しを手伝って欲しいと頼まれます。あまり乗り気ではなかったマルセルですが、憧れの女性エマも参加すると聞いて行くことを決めます。そして、国境近くで見たものは、少しの手荷物と共にたくさん降りて来る孤児たち(例の少女も含む)。皆ナチスに親を殺された子供たちだと聞きます。あまりの現実に、啞然とするマルセル。彼の、第二の人生の始まりです。

 引き取られた施設でも、一様に落ち込んでいる子供たち。思い立ったマルセルは、パントマイムを披露し、場を和ませます。しかし、そのうちドイツはポーランドに侵攻。フランスも時間の問題です。かたまって暮らしていた子供たちは、危険を避けるため、ユダヤ人家庭や牧師さんなど、引き取ってもらえるところに分散されて引き取られていきます。

 その後マルセルは、従兄やエマと共に、レジスタンスに加わります。そしてやがてリヨンへ移動。そこでは「リヨンの虐殺者」と言われるクラウス・バルビーが、執拗なユダヤ人殺戮を行なっていました。なかなかのハンサムなのですが、その執念たるもの常人ではありません。もちろん、時代のなせる技でしょうが。エマとその妹も捕まり、拷問を受けます。姉の目の前で妹を痛めつけ、仲間の場所を吐かせようとするのです。適度なところで切り替わるので、凄惨な拷問場面は映りません。でも多分、妹は殺されたということだと思います。”密告者”のバッチをつけられ、ふらふらと街をさまようエマ。電車に飛び込もうとしたところでマルセルに間一髪助けられます。とにかく「生き延びること」でナチスに抵抗するんだ、と諭され、踏みとどまります。危険が迫る子供たち。座して待っているわけにはいきません。山越えでスイスに逃がす計画を実行に移します。もちろん、簡単には行きません。スカウトのハイキングを装い列車に乗るも、バルビーが乗り込んで来たり、この時は本当に合唱してみせたり、謎の老人が助け船を出してくれたりしてなんとか切り抜けるのですが、雪深い山中でも、後にあれはレジスタンスの一行だとの情報を得たバルビーたちが、執拗に追跡して来ます。本当に怖かった。

 結果的には、もちろんマルセルたちは、たくさんの子供たちを救ったのですが、犠牲になってしまった子供たちも随分いたのだろうなと思うと、正気ではいられません。これは「戦場のピアニスト」を見た時もそうだったのですが、車椅子の老人を家の3階から車いすごと落とすシーンに、心臓発作を起こしそうになったのを覚えています。同じ人間のすることでしょうか。どうしてこんなことが平然とできるのでしょうか。

 史実を元にした映画は、よくできていました。冒頭に登場するエド・ハリスの重厚な存在感も突出しています。しかしながら、自分が見慣れてないだけだとは思うのですが、ジェシー・アイゼンバーグのパントマイムがあまりよくわからなかった。最後に軍隊の前で披露したパントマイムも、何を表現しているのか、よくわからなかったです。アホですみません。でも、きっと名作です。

 

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グッドライアー 偽りのゲーム(The Good Liar)

2023年03月25日 12時25分11秒 | 日記

Watch The Good Liar | Prime Video

The Good Liar – film-authority.com

The Good Liar release date, plot, cast and trailer - all you need to know |  Films | Entertainment | Express.co.uk

 「クィーン」でアカデミー主演女優賞を受賞したヘレン・ミレンと、2度のオスカーノミネートを誇る「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのイアン・マッケランという、ともにイギリスを代表する2人の名優が共演したクライムミステリー。ニコラス・サールの小説「老いたる詐欺師」を原作に、夫を亡くした資産家と冷酷な詐欺師が繰り広げるだまし合いを、「美女と野獣」「ドリームガールズ」のビル・コンドン監督のメガホンで描く。インターネットの出会い系サイトを通じて知り合った老紳士のロイと未亡人のベティ。実はベテラン詐欺師のロイは、夫を亡くしてまもない資産家ベティから全財産をだまし取ろうと策略をめぐらせていた。世間知らずのベティは徐々にロイのことを信頼するようになるのだが、単純な詐欺のはずだった計画は徐々に思いがけない方向へと進んでいき……。(映画.comより)

 

 

<2021年11月9日 録画鑑賞>

 すごいですね、ヘレン・ミレンとイアン・マッケラン!若くない二人が、出会い系で相手を探してデートを重ねます。年齢を重ね、連れ合いを亡くした後でも、こうやって楽しむことができるんだと思うと、少しうれしくなりますね。ただし、この二人のように、おしゃれにデートを重ねるには、やっぱり裕福であることが大前提になりますけどね。

 でも、実は二人とも、とても余裕があるように見えて、二重三重の化かし合い。イアンはプロの詐欺師だし、ヘレンは過去の記憶を抱かえ、周到に準備しています。映画は、年輩者二人の化かし合いが、とてもスリリングで楽しかったけれど、終盤の説明が少々くどかったかな、と思います。話としても、ちょっと現実離れしているような気がするかな。「太陽がいっぱい」じゃあるまいし。なんか、最後にちょっと肩透かしを食らったような感じです。

 でも、名優たちの演技は見ものです。これはこれでカッコよかったな。

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長ぐつをはいたネコと9つの命(Puss in Boots: The Last Wish)

2023年03月24日 17時42分04秒 | 日記

Puss In Boots: The Last Wish | Get Tickets | Dec 21, 2022

Info & showtimes for Puss in Boots: The Last Wish - Entertainment Cinemas

Puss in Boots: The Last Wish 2022 เต็มเรื่อง – kennethpradipta123.home.blog

 ドリームワークス・アニメーションのヒット作「シュレック」シリーズから誕生した人気キャラクター、「長ぐつをはいたネコ」ことプスを主人公に描く長編劇場アニメの第2弾。

帽子に羽根飾り、マントと長ぐつがトレードマークのお尋ね者の賞金首ネコ、プス。剣を片手に数々の冒険をし、恋もした。ところが、気が付けば9つあった命は残り1つになっていた。急に怖くなり、賞金首でいることをやめて家ネコになることにしたが、プスを狙う敵の襲来を受け、平和な生活はすぐに壊されてしまう。そんな時、どんな願い事もかなうという「願い星」の存在を知ったプスは、再び命のストックを得るため旅に出る。

監督は「トロールズ みんなのハッピーホリデー!」「クルードさんちのあたらしい冒険」のジョエル・クロフォード。プス役の声優をアントニオ・バンデラス、プスの元カノのキティ役の声優をサルマ・ハエックがそれぞれ務めた。日本語吹き替え版のキャストは、プス役の山本耕史、キティ役の土屋アンナほか。第95回アカデミー長編アニメーション賞ノミネート。(映画.comより)

 

 

<2023年3月21日 劇場鑑賞>

 これはアントニオ・バンデラスの声と歌で楽しみたかった、と切に思いました。残念ながら和歌山の田舎では、最初から吹き替え上映しかなかったのですが、冒頭からギター(?)掻き鳴らしながらの歌と踊り。アニメだから、踊りに現実味はないにしても、バンちゃんの声で歌が聞きたかったなぁ。「デスペラード」のシーンは忘れてしまったけれど、案外オマージュを捧げたシーンだったのかもしれません。

 お話は、予告で流れている通り、9つの命があると思って油断しまくりだったバンちゃんことプスが、実は命が残りあと1個と知って慌てる、そんな話です。これからもヒーローであり続けるためには、願いをかなえる”願い星”を手に入れて、命の数を増やすしかない、と思ったプスは、それを探して冒険の旅に出ます。その道のりで、ネコに扮した自称”セラピー犬”に出会ったり、元カノに出会ったり。「もう家ネコでいいわ」と思っていた頃のプスは、ヨレヨレになっていたわけですが、目標ができると俄然奮い立ちます。でもね、自分の命を増やすためなら他はどうでもいい、ってものではないんだ、ということを学んでいくわけです。本当の幸せって、そんなこと?命をいっぱい持って、命知らずな冒険ヒーローであり続けることが、そんなに大事?そんな感じのお話です。紋切り型と言ってしまえばそれまでなのですが。

 なんの古典だったか、小さい頃読んだ「3匹のクマさんと少女」の話も出てきます。森で迷った少女が、とあるおうちに入ると、温かいスープと3つのベッドがあって、スープでお腹が一杯になった少女は、自分にフィットした一番小さなベッドで眠るのですが、そこへクマの親子が帰って来る、という例のあれです。正確な表題も忘れてしまったのですが。

 元々荒唐無稽な話ですし、キャラクターは愉快だし、画も本当にきれい。案外深い内容があったりもするし、思ったより楽しめました。こんど配信が始まったら、絶対バンちゃんの声でもう一度見ようと思っています。

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シャザム! 神々の怒り(Shazam! Fury of the Gods)

2023年03月23日 17時14分21秒 | 日記

Shazam! Fury of the Gods: Exclusive Final Poster for the DC Film - IGN

Shazam! Fury of the Gods Poster Previews a Dragon Showdown

Shazam! Fury of the Gods' Poster Shows Rachel Zegler as Anthea

 見た目は大人だが中身は子どものヒーロー、シャザムの活躍を描いた、DCコミックス原作のアクションエンタテインメント「シャザム!」のシリーズ第2弾。

古代の魔術師より6人の神のパワー(S=ソロモンの知恵、H=ヘラクレスの剛力、A=アトラスのスタミナ、Z=ゼウスの万能、A=アキレスの勇気、M=マーキュリーの神速)を授かった少年ビリーは、魔法の言葉「シャザム!(S.H.A.Z.A.M!)」と唱えると、超絶マッチョな最強ヒーローのシャザムに変身する。しかし、見た目は大人でも中身は子ども、ヒーローとしても半人前のシャザムは、大人の事情が理解できずに神々を怒らせてしまい、その結果、最強の神の娘たち「恐怖の3姉妹」がペットのドラゴンを引き連れて地球に襲来。未曽有の危機を前に、シャザムは世界のためではなく、ダメな自分を受け入れてくれた仲間のために立ち上がるが……。

マーベルの「マイティ・ソー」シリーズにも出演したことで知られるザカリー・リーバイがシャザム役を続投。神の娘の3姉妹役で「クィーン」のヘレン・ミレン、「キル・ビル」のルーシー・リュー、「ウエスト・サイド・ストーリー」のマリア役で注目された新鋭レイチェル・ゼグラーが新たに参加した。監督も前作に続いてデビッド・F・サンドバーグが務めた。(映画.comより)

 

 

<2023年3月21日 劇場鑑賞>

 前作も見ていたし、話題なので鑑賞。前作で、主人公の少年を引き取った養父母(他にもたくさんの子供たちを引き取っている)を「なんていい人たち。なんでこんなにいい人なんだろう」と思ったのを覚えています。生活もギリギリなのに、家庭のない子供たちを引き取り、個人を尊重しながら、一生懸命彼らを理解しようと努めている。前作では、実はここに一番感動したかもです。

 で、今回も、かの養父母たちは健在で、一作目よりは活躍の場があったので、うれしかったです。がんばれパパ!頼むぞママ。あと今回は、ヘレン・ミレンやちょっと懐かしいルーシー・リューが出てたので、楽しみにしてました。「やっちまいな!」とは言いませんでしたが。一番下の妹、見たことあるなぁと思ってたら「ウエスト・サイド・ストーリー」のヒロインだったのですね!

 今回も、ヒーロー物語に変わりはなく、神々の娘がパワーを取り返しに来たってだけのことなのですが、なんでも合議制で決めて、一生懸命リーダーシップを取ろうとしているシャザムことビリーが、とても健気でした。まだまだ子供なのに、一生懸命に”正しくあろう”としているところが、とてもえらいと思いました。子供たちも、みな優しい養父母を気遣っていて。ドラゴンはちゃちいし、ルーシー・リューは今更足出しちゃってるし、ツッコミどころもあるんだけれど、渋めに決めたジャイモン・フンスーはカッコいいし、ラストでは、まさかまさかの彼女が出て来て、画面を華やかに引き締めたしで、大いに楽しめた映画でした。オマケのシーンでは、前作の彼が。見逃さないようにしてくださいね。

 

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