あはは!これは、女の子向きの映画ですねぇ。男性諸君はつまんないでしょうね・・・。
でも、主人公のアマンダが超かわいい!彼女のファンは、物語はさておき、一見の価値ありですね。しかし、アマンダの彼がなんでガエル・ガルシア・ベルナル?なんだかミスマッチだったなぁ・・・。舞台がイタリアってことで、白人じゃない人をキャスティングしたかったのかしら。
ともかく、イタリアの美しい風景と共に、プレハネムーンに出かけた二人を中心に、いろんなことが起こります。女性が「プレハネムーン」だと思って楽しみにしていても、男の人は仕事に来てるんですもの、そりゃすれ違うわけです。彼も、それならそうと最初からそう言って予定を組めばいいものを、どうやら「自分の行くところ、一緒に来て楽しんで当然」と考えてるタイプのようです。
こういう男性と、才能と独立心がある女性は合いませんね。仕方がないです。
かくして、アマンダは「ロスト・イン・トランスレーション」のスカーレット・ヨハンソン状態になるわけです。ガエルは映画を見ないのかな、こうなると新しい男性ができるのは自前の理なのに(笑)。
さて、うまくできた偶然から、アマンダは50年も前の手紙をみつけてしまいます。それがあまりに真に迫った内容だったため、他人事とは思えず、ジュリエットの秘書たちに許してもらって返事を書いたところから物語は大きな展開を見せ始めます。
もともと文才のあった彼女、その手紙に感銘を受けた女性が50年前の彼を本当に捜しに来るのです!これがヴァネッサ・レッドグレイヴですね。しかし、ヴァネッサって、大きな女性なのね。今までそんなこと思ったことなかったんだけど、今回はひときわ大きく見えました。
それで、意気投合したヴァネッサとアマンダ、せっせと彼氏探しを始めるわけです。このへんはどうなのかなぁ・・・って思いました。私はまだヴァネッサほどの年齢じゃないから、その気持ちがわからないだけかもしれないけれど、初対面の女性に、こんなにペラペラと心を許してすべてしゃべっちゃうものなのかなぁ・・・と、ちょっと思いました。
もちろん、それだけアマンダの書いた手紙が感動的だったからかもしれません。
ともかく、映画ですから、紆余曲折を経てハッピーエンドとなるわけです。皮肉屋だったヴァネッサの孫息子も、予定調和で恋に落ちます。
しかし、それがわかっていても、やっぱり年齢を重ねた二人が再開するシーンは感動しましたし、ヴァネッサは最高に美しかったと思います。「え?ここでそこまで展開する??」と思った結婚式のシーンでも、彼女のあまりの美しさ、清楚さに涙が出そうになりました。
今回は、若いアマンダより年齢を重ねたヴァネッサの一人勝ちでしたね。
ただ・・・いくら美しいお話でも、現実にはこういうことはあり得ない、と思いますね、やっぱり。
それに、自分がその連れ合いの方の立場だったら・・・長年連れ添ったのに、その後こんな展開を見せていたら・・・やっぱりつらいですよね、相手の幸せは願っていても。