田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(Avatar: The Way of Water)

2022年12月28日 13時47分07秒 | 日記

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 世界歴代興行収入No.1の超大作『アバター』が、巨匠J.キャメロン監督自身の手により、人類史上最高の映画シリーズとして新たな奇跡を巻き起こす。それは、「観る」の先にある“超現実”映像体験──神秘の星パンドラの一員となった元海兵隊員のジェイクは、ナヴィの女性ネイティリと家族を築き、子供たちと平和に暮らしていた。再び人類がパンドラに現れるまでは…。神聖な森を追われた一家は、“海の部族”の元へ身を寄せる。だが、この美しい海辺の楽園にも、侵略の手は迫っていた…(公式ウェブサイトより)

 

 

<2022年12月25日 劇場鑑賞>

 内容の濃い映画でした。これだけの長さでこれだけの内容、個人的には二つに割ってもよかったのではないかと思いました。まぁ「5」まで(?)作る予定らしいから、これ以上の数には割れなかったんでしょうけど。

 前作の内容の記憶がすでにおぼろげで、むしろ「あの頃、サム・ワーシントンの映画って、結構来ていたな」とか、どうでもよいことしか頭に浮かばなかったんだけれども、それでも楽しむことができました。アバターとなって、パンドラで家族で平和に暮らしていたジェイクなのに、追っ手が迫って来るのです。過去、自らの正義のためとはいえ、上司に逆らい、同胞を殺めたのですから、これも致し方ないと言えばそうなのかも。見ている私は、どちらも強くて立派な戦士、無駄に殺し合うことはないとは思ったのですが、どちらの理屈も通る故、やはりこれしか解決法はなかったのかも、とも思います。

 今回は、ジェームズ・キャメロンの価値観が強く反映された”家族を守る”ということが、非常に強く前面に押し出されています。これはこれで大切なことなのですが、あまりに父親の言うことが絶対的で、もちろん家族を想ってのことだとわかっているのですが、あまりに強い家父長制度には少し違和感を覚えました。まぁその分、息子たちの意志も強固で、自分が正しいと思えば父親の言うことも無視して行動する、みたいな面もあるので(若気の至りと言ってしまえばそれまでだが)、そこは均整がとれているのかもしれません。

 海の部族の若者と森の部族(ナヴィ)の若者との意地の張り合い(そして取り返しのつかない結果を招く、みたいな)が、アメリカの典型的な学園ものみたいで「これ、いる?」と思ったけれど、巨大な生き物との遭遇にうまくつなげてましたね。そんなにうまく現れて、自分と同じような境遇の若者を瞬時に見分けるなんて、なんて能力の高い生き物なんだ、と驚愕しましたけどね。すごい場所ですね。

 当たり前ですが、映像も美しかったです。さすがです。続編ありきな終わり方でしたが(少女ネリの秘密を私も知りたい)、できれば今度はもう少し見やすい長さにしてもらえると助かります。

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ひつじのショーン スペシャル クリスマスがやってきた!(Shaun the Sheep: The Flight Before Christmas)

2022年12月25日 18時20分17秒 | 日記

Watch Shaun the Sheep: The Flight Before Christmas | Netflix Official Site Shaun the Sheep: The Flight Before Christmas TV Review | Common Sense Media

Shaun the Sheep: The Flight Before Christmas wasn't easy to make - Polygon

 モッシーボトム牧場のクリスマスイブ。仲間とクリスマスの準備をしていたショーンは大きな靴下を手に入れるために忍び込んだ牧場主の家で大暴れ。そのうちにサンタを追ってティミーがクリスマス・マーケットで迷子になってしまった!ティミーを探しに町へと出かけたショーンたち。だけどティミーが隠れていたギフトボックスはなんと地元のセレブ、牧場主のベンの車に乗せられて消えてしまう。はたしてショーンたちはティミーを無事に助け出すことができるのか・・・?
最新作『ひつじのショーン ~クリスマスの冒険~ 劇場公開版』に加え、懐かしのシリーズ2から「だんろの前で」、「ある雪の日」、「メリークリスマス!」のクリスマス・セレクション3編が同時上映!ショーンたちが巻き超こす、楽しくて、でもなんだかあったかいクリスマスの大騒動をぜひお楽しみに!(ひつじのショーン公式ウェブサイトより)

 

 

<2022年12月25日 劇場鑑賞>

 この前「午前10時の映画祭」で「ウォレスとグルミット」を見て、その記憶が鮮明なうちの「ひつじのショーン」です。実は、若い頃「ウォレスとグルミット」はいくつか見たものの、「ひつじのショーン」は未見なのでした。なので、本編を見るまでは、ウォレスとグルミットが出て来るんだと思ってました。だって、この間の映画「危機一髪」でも「ショーンと名付けよう」とかウォレスが言ってましたもの。

 まずは「だんろの前で」。牧場主と飼い犬のビッツァー。賢いビッツァーは、今日も羊たちを整列させています。しかし、どうも具合が悪そう。ハナは垂れてるし、熱もある感じ。牧場主はだんろの前に犬を寝かせ、布団をかけてやります。しかし、それが気に入らないのが元々そこに寝そべっていたネコ。あの手この手で犬を追い出し、自分が暖かい場所を独占しようと試みます。しかし、それと見て取ったショーンたちが、犬を助けて奮闘する・・・そんな話です。かわいすぎます。つい年甲斐もなくショーンたちを応援して、手に汗握ってしまいました。

 次は「ある雪の日」。ある冬の日、目覚めると外は銀世界。みんな大喜びではしゃぎます。牧場主も古いスキー用具一式を出してきて、鼻息荒く滑ろうと、雪で扉が開かない家からの脱出を試みます。しかし、彼はとってもスキーが下手だったのです・・・。雪合戦をして遊ぶショーンたちがかわいすぎます。

 次は「メリークリスマス!」。優しい牧場主は、ショーンたちにもひとつづつ、クリスマスプレゼントを置きに来てくれます。でも、彼自身は、子供の頃にプレゼントをもらった素敵な思い出があるだけで、今は一人暮らしなのです。牧場主にも幸せを感じてもらおうと、一発奮起したショーンたち。果たしてその展開は?双方の優しさに涙腺が緩みます。

 そして最後はメインの「ひつじのショーン~クリスマスの冒険~」です。これが一番長いのかな。話は上にある通りで、小さな羊の子ティミーが牧場から出ちゃった話です。なんとかして連れ帰さなければ。ティミーのママも含めて、ショーン一同総出の冒険が始まります。ここでは、話よりもママが頭にカーラー巻いてるのがウケました。そして不思議なことに、それ一つで「この羊さんがママなんだな」って、わかってしまうんです。そんな単純な自分に少し幻滅しながらも、プレゼントを絶対手放したくない坊やの気持ちもわかるだけに、彼らの攻防に、またまた手に汗握ってしまいました。

 

 ということで、短編をいくつか一度に楽しめて、頭の中でこんがらがってしまってどのシーンがどの作品だったのか、よくわからなくなってるのですが(アホですみません)、かわいらしいクレイアニメの数々に癒されたこと、絶対です。疲れているときなどに、特におすすめします。

 

 

 

 

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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(Eighth Grade)

2022年12月23日 17時09分09秒 | 日記

Poster stub for “Eighth Grade” | FilmWonk

映画『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』日本版ポスター&新場面写真 ─ SNS時代のティーンが全力で挑む青春 | THE RIVER

Eighth grade minimalist poster | Eighth grade, Film posters minimalist,  Movie to watch list

 生まれたときからウェブサイトやSNSが存在する“ジェネレーションZ世代”のティーンたちのリアルな葛藤や恋、家族との関係を描き、全米で評判を集めた青春ドラマ。中学校生活最後の1週間を迎えたケイラは、“クラスで最も無口な子”に選ばれてしまう。待ち受ける高校生活に不安を抱える彼女は、SNSを駆使して不器用な自分を変えようとするが、なかなか上手くいかない。高校生活が始まる前に、憧れの男の子や人気者の女の子たちに近付こうと奮闘するケイラだったが……。「怪盗グルーのミニオン危機一発」で主要キャラクター・アグネスの声を務めたエルシー・フィッシャーが主演を務め、第76回ゴールデングローブ賞の主演女優賞(コメディ/ミュージカル部門)にノミネートされた。YouTuber出身という異色の経歴を持つ人気コメディアンで、「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」などで俳優としても活躍するボー・バーナムが自身の経験をもとに脚本を執筆し、メガホンをとった。(映画.comより)

 

 

<2021年9月7日 録画鑑賞>

 しっかし、若い頃の自分のコンプレックスって、よっぽど華やかでリッチな家に生まれでもしない限り、本当に普遍なんだね。華やかでも同じなのかもしれないけれど、今回の主人公はパッとしない子って設定です。

 自分は全然イケてなくて、親友もいなくて、親はサイテーに口うるさくて理の通らんことばっかり言うバカで・・・って、なぜこれほどまでに環境と時代が変わっても不変?もちろん、この映画の親は、いつもちゃんと娘を励まして応援しています。表現の仕方とそのタイミングがまずいだけで、私は充分な愛情が感じられました。いつも頭ごなしに否定し、罵ってばかりいる親とは違います。でも、自分に対する否定感、私みたいになったらかわいそうだから結婚しても子供を作りたくないとまで思う、すべてに対する否定感、これは本当に一緒なんですね!私もそうだった。そして、それがこれほどの共感を呼ぶとは。国境、ないですね。個人的には、パパが健気でよかった。それでも自分の娘が一番、っていう誇り、わかるわぁ。そこに居てくれるだけでいいんだもんね。うるさがられても構ってしまうパパ、「トランスフォーマー」新シリーズのマーク・ウォールバーグを思い出しました。過保護な父親は、やがて理解されます。”支配したい親”とは違うから。

 この主人公の女の子のような賢い子は、必ずきちんと生きて行けるから大丈夫!だと思います。

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アフター・ヤン(After Yang)

2022年12月22日 16時33分45秒 | 日記

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 「コロンバス」のコゴナダが監督・脚本を手がけ、アレクサンダー・ワインスタインの短編小説「Saying Goodbye to Yang」を独創的な映像表現で映画化したSFドラマ。

人型ロボットが一般家庭にまで普及した近未来。茶葉の販売店を営むジェイクと妻カイラ、幼い養女ミカは慎ましくも幸せな毎日を過ごしていたが、ロボットのヤンが故障で動かなくなり、ヤンを兄のように慕っていたミカは落ち込んでしまう。ジェイクは修理の方法を模索する中で、ヤンの体内に毎日数秒間の動画を撮影できる装置が組み込まれていることに気付く。そこには家族に向けられたヤンの温かいまなざしと、ヤンが巡り合った謎の若い女性の姿が記録されていた。

コリン・ファレルが主演を務め、「ウィズアウト・リモース」のジョディ・ターナー=スミス、ドラマ「アンブレラ・アカデミー」のジャスティン・H・ミンが共演。「コロンバス」で主演を務めたヘイリー・ルー・リチャードソンが物語の鍵を握る謎の女性を演じる。(映画.comより)

 

 

<2022年12月18日 劇場鑑賞>

 ゴゴナダ監督のことは、今まで知りませんでした。単に珍しい映画が田舎に降りて来ていたのと、コリン・ファレルだからおもしろい映画なのかなぁ、と。まさか、こんなに静かで哲学的な映画だとは(笑)。小津安二郎監督が好きだというゴゴナダ監督。外国人にそういう人が多いような印象なんだけど、私個人的には小津監督の映画って見たことなくて、静かな映画を好んだ監督らしいという知識しかない。まぁでも、こんな感じなのでしょうね。

 家族の世話をする人型ロボットが一般に普及している時代だから仕方がないのかもしれないけれど、すべてが無機質な感じ。家とか、庭とか。人も。コリン・ファレルと黒人の奥さんも、夫婦同士でそんな喋り方、する?と思うくらいワントーンで抑揚なく話す。そのくせ、コリン演じるお茶屋さんは、茶葉にこだわっていて粉茶なんか扱わない。買いに来たマダムに「粉茶もないの?」と言われても、です。奥さんは仕事ができる女性っぽくて、忙しそうに会議なんかこなしてる。でも、彼らが買ったヤンは、中古をお安く買ったから、保証がないという設定。このアンバランスさ、わざとかな(笑)。まぁ一般に広く普及していれば、お安い方を買ったりもするのでしょうが。

 静かすぎて話がよく呑み込めなかったのだけれど、たぶん人型ロボットは、家事やベビーシッターの役目ができればいいという設定のはずなのに、ヤンには記憶装置があった!ってことが不意なる事実なんだと思います。だから、何かの陰謀が背景にあって、故意に記憶されていたのではないか、とか、それを誰かが抜こうとしていたのではないか、とかQアノンみたいな話だったのかも、とも思います。よくわからないのですが。でも、個人的には、ある程度の記憶は保持しないと家事やベビーシッターはできないし、じゃその能力はどこで線を引くんだということにもなると思うから、やっぱりよくわからないです(笑)。

 でも、コリン(アイルランド系)、黒人のワイフ、中国人の養子とロボット、そしてヤンの記憶のカギを握る若い女性は白人、と、まんべんなく目配りされた映画だったと思います。私がわからないだけで、たぶんいい映画です。

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ウォレスとグルミット(WALLACE AND GROMIT)

2022年12月18日 16時44分00秒 | 日記

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・ウォレスとグルミット チーズ・ホリデー:1989年
・ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ!:1993年
・ウォレスとグルミット 危機一髪!:1995年

解説

英国のアニメーション工房・アードマン・アニメーションズ制作、ニック・パークが監督した世界中で大人気のクレイ・アニメーションの短編3本を一挙上映。おとぼけ発明家のウォレスと愛犬グルミットが活躍する物語は、いずれもヘンテコなメカや仕掛け、英国調のユーモアが満載。スピード感溢れるカーチェイスなど、アクションもたっぷり。

物語

【ウォレスとグルミット チーズ・ホリデー】(89年/24分):週末の旅行を考えていたウォレスとグルミットは、大好物のチーズで出来たお月様へ行くことに決定。早速ロケットを作って出発するー。
【ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ!】(93年/30分):ウォレス家に下宿するペンギンのフェザー・マッグロウは指名手配犯だった。宝石を盗むため、マッグロウは博物館に忍び込むー。
【ウォレスとグルミット 危機一髪!】(95年/30分):新たなメカで窓ふきサービスを始めたウォレスだったが、お客さんである毛糸屋のウェンドレンに恋してしまい―。

 

 

<2022年12月11日 劇場鑑賞・午前10時の映画祭>

 若い頃、結構見ました、このシリーズ。このクレイアニメのおかげで、「イギリスではパンツのことをトラウザースって言うのか」とか、勉強になったのを覚えています。でも、いかんせん雰囲気がすべて似ているので(というかシリーズものだけど)、どれを鑑賞したのか、どれはまだ見てないのか、区別できなかったのも事実。そして、後に現れた「ひつじのショーン」シリーズも「似てるなぁ」と思ってからの「一緒の会社かぁ」みたいな感覚でした。今回は、時間が合ったから久しぶりに”午前10時の映画祭”鑑賞だったけれど、見れてよかった!再発見がいろいろありました。

 月はチーズでできてるって、知らなかったけれど(笑)、原題が「A Grand Day Out」なのも初めて知りました。あっという間に宇宙船ができてしまうのも楽しかったけれど、本当に月がチーズで出来ててびっくり。溶けないのかな。自走するマシーンが月でそのまま存命していたり、あらゆる意味で新鮮なお話でした。

 第二話は、タイトルに覚えがあるので、きっと見たと思います。「これか~トラウザースって言葉が出てきたのは」と思いました。ペンギン、賢すぎます。あと、走りながらプラレールの線路を間に合うように引いてしまうグルミット、おもしろすぎでした。

 第三話は、何と言ってもひつじのショーン!そうか、ショーンはここで初登場するのか!と膝を打つ思いでした。ウォレスの可愛らしい恋を絡めたストーリー、よくできていました。

 ということで、本当に新鮮な気持ちで楽しめました。これからも、一度見たと思う作品でも、果敢に挑戦しようと思いました。

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