田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

海洋天堂

2011年07月31日 00時49分07秒 | 日記
<ネタバレあり>



よかったですね~しみじみ。

あれほどの大スター、ジェット・リーが見事にそのオーラを消して普通のおじさんに。年齢よりも老けて見えるそのたたずまい。本当にうまい。

自閉症の息子を持ち、母親は早くに亡くなった上、自分も末期の肝臓がんで余命わずか。その主人公が、自分が亡くなった後もなんとか息子が生きてゆけるようにと奮闘する・・・そんな風に書いちゃうと、すごくよくある「涙モノ」みたいで薄っぺらく感じてしまうけど、そこはやっぱりリーが主演のアジア映画。アジア人の琴線に触れるような、価値観の共有みたいなのがあると思うのです。

息子は体も大きく、泳ぎも達者。まるで魚のように泳ぎます。「魚に生まれてくれば幸せだったのに」とつぶやくリーのことばも然りです。リーは水族館で電気技師として長年真面目に働き、息子も水族館に入れてもらっているのです。

でも、これは日本でもそうだと思うのですが、成人した障害者を受け入れてくれる施設がないのです。かたっぱしから電話しても断られます。訪ねて行っても「うちはご覧の通り、幼児ばかりで大人は・・・」とおっしゃる施設長さんもいらっしゃいます。じゃ、この子たちが大きくなったら、どうするんでしょうね?
今までどうしてきたんでしょうね?

しかしながら、紆余曲折の末、やっと施設を見つけても、息子は慣れない施設と突然一人にされたことにとまどい、興奮し、騒いでしまう。
(そして、息子を預けてきたリーだって、寂しさを紛らわせるために息子のマネなどしたりして過ごしているのです・・・)

で、職員の手に負えず、結局お父さん(リー)が施設に一緒に住むハメに。

でも、お父さんは粘り強く、一つ一つ、生きてゆくすべを教えてゆきます。それは完ぺきではないけれど、たとえ一つでも、自分でできることが増えれば、生きていきやすくなるのです。

いよいよ最後には、手作りのウミガメの甲羅を作って背負い、息子と一緒に遊泳します。「いいか、父さんはウミガメなんだ。こうやって、いつもおまえのそばにいるんだよ」そう何度も何度も言い聞かせて泳ぎます。

もちろん、体は続きません。水族館の館長は「病気なのに、こんな恰好で泳いで。泳ぎが達者だった奥さんだって、水の事故で亡くなったんだろう?」と言いますが、そこで奥さんに関する独白を聞いた館長はなにも言えなくなります。

「正直なところ、本当に水難事故で死んだのかな、と思っているのです。妻はとても息子をかわいがっていた。毎日のように海にも連れて行って・・・。ただ、障害がわかってからは、それに向きあえなくなってしまっていた。私は、そんな妻を責めたことはないのに」


そう、そうなんだ・・・。女って、母親って、子供のことに関しては、つい自分を責めてしまって思いつめてしまう。そうなんだ、夫は、いえ、誰も責めてないんだった・・・。なんか、こんなひとことに涙してしまった。泣くところではないのかもしれないけれど。

で、リーはやっぱり亡くなってしまう。よくしてくれた近所の女性、館長、いまの施設の職員、みんなが息子を見守る中、息子の新しい人生が始まる。

ちょっとづつ、ちょっとづつ、お父さんに教えられたことを実行してゆく息子。そして、水槽の中ではウミガメを見つけてその背中につかまり泳ぐ息子。


この映画、上映が終わったときに拍手をしているおじさんがいました。

コメント

SUPER8

2011年07月28日 15時38分50秒 | 日記
今頃ですが、やっと見ました。

「どうせ先の見えた話・・・」とか思ってさほどに期待せずに見たのですが、おもしろかった!

なんか、よかったですねぇ、何がと聞かれても困るのですが(笑)。

活躍する子供たちが、「リトル・ランボー」を彷彿させましたが、どこまで行ってもどエラい目に遭ったりして、「おぉ!ここまでやるのか」なんて思ってしまいました。

もちろん、その反面、軍の人に化けたお父さんが、なんでやすやすとあんな厳しい軍の施設をジープで抜け出せたのか、とか、ラリってる兄さんがなんで無傷で運転してくるのか、とか、突っ込みどころも多々あるわけですが(笑)、子供たちの活躍がメインですから、そこのところはまぁいいってことなんでしょう。

エル・ファニングが確かによかったですね。この作品を見るまでは、「ダコタの妹だというだけで、騒ぎすぎだよな」くらいに思っていたのですが、いやいや、本当によかったです。先入観でわかった気になっていてはいけませんね。反省です。

マジでリアルな映画もいいですが、たまにはこんな楽しめる映画もいいもんだなぁ・・・と思いました。

なにげに有名俳優もたくさん出てましたし。

スカっとしたいときなんかにお勧めだと思いま~す。
コメント

ハリー・ポッターと死の秘宝 part2

2011年07月23日 23時30分26秒 | 日記
とうとう最後まで原作を読まずに映画だけで来てしまった。

これって、やっぱり原作を読んで、その世界観をきちっと理解しているほうが楽しめるのでしょうね。

私は最初のほうこそ楽しんで見ていましたが、そのうち「ここまで見てきたし」とかいう惰性になっちゃってたから、ここ数作は「ふぅ~ん」くらいで見てました。「part1」なんかは「エマはかわいいのに、相手役のロンがおっさんくさいよな」とか、どうでもいいことを考えたりして(笑)。
ほんとにエマ、小さい頃もかわいかったけど、きれいになったよね~~。見惚れるわ。

ともかく、少し旧作を見直して復習しておくべきでした。なんか、忘れてることも多くて、「え~っと、なんだったけ・・・」と思うこともしばしば。

コアなポッタリアンに「見るな!」って叱られちゃいますね。

でも、イギリスの名優が軒並み出演していること、主役の3人だけでなく、そのほかの生徒たちもすごくがんばっていること、ハリーの両親をはっきり見ることができることなど、この作品でないと味わえないことも盛りだくさん。

それにスネイプ先生ったら、純情すぎるでしょ。でも、不思議に似合ってました。

みんな幽霊で出てくるから、初代のダンブルドア先生も出てくるかとあらぬ期待を一瞬抱きました。でも、そんなわけ、ないですよね。私、アホでした。

ともかく、ハリーたち3人には「おつかれさま」のことばと同時に、これからの活躍を期待します。
コメント

ヤギと男と男と壁と

2011年07月21日 18時25分33秒 | 日記
1980年代、アメリカに実在した(らしい)超能力部隊のお話です。

出演陣がやたら豪華で、公開された当時評判もよかったものですから、期待して鑑賞しました。

し、しかし・・・なにこれ?変な映画~~。

私のアタマが固いのかな。よくわからなかったです。

実際、超能力を戦争に活かせないか、という発想はわかるのですが、その中身がバカバカしすぎる。

あんなこと、本気でやってたのかな、本当に。

たとえば、おでこを指パッチンみたいにたたいて(技の名称は忘れた)、「中国の達人があみだした技で、ここをたたかれたものは死ぬ。究極にしか使ってはいけない技だ」「○○も、これをやられて死んだ」とか言う。ビビったユアン・マクレガーが「え!○○はいつ死んだの?」と聞くと「18年後だ」と大真面目に答える。で、自分もやられたから、そのうち死ぬんだと言って、ずっと一緒に行動している。


超能力を戦争に活かそうという人たちが、なんでその矛盾に気づかん?


ともかく、私は超能力を否定するものではないけれど、「キラキラおめめでやっつける」と言ってじっと見つめたり、ひとつひとつが変過ぎる。


やるならやるで、成果を上げなければ予算もおりないはず。ジョージ・クルーニーがじっとヤギを見つめただけで、ヤギがバタンと倒れたときは「おぉ~」と思ったけれど、そこまでできるなら、もっと他のことでも成果が出せたはず。


しかし、この映画、かと言ってコメディに突き抜けているわけでもない。じゃ、大真面目に撮っているのかと言うと(いや、映画は真面目に作っているだろうけれど)、どこかでふざけているような感じもする。


とにかく中途半端な感じで、笑えない、でも感動もしない。結局何だったのかもよくわからない、って印象です。

この映画にこれだけの俳優が集結したんだね~っていうのが、正直なところ。


まぁ、私にセンスがないだけなのかもしれませんが。
コメント

アイ・アム・ナンバー4

2011年07月20日 14時39分04秒 | 日記

これって、最初から3部作?まぁいいんだけど。

若者が活躍する映画って、見やすいよね。たいがいイケメンと美人を揃えてるし、今回のように、人にはない特殊能力があったりするとカッコいいしね。

というわけで、今回も原作はあるにしても、定型どおりの映画です。

主人公のNo4は、他星人に滅ぼされたある星からやってきた、宇宙人。彼らの星の長老(?)たちは、星が滅びるにあたって、未来を託すべき能力を持った若者たち9人を逃がします。彼らはたまたま地球にやって来てるんですね。世界に散らばって隠れて生きています。なぜなら、追手が彼らをも狙っているからです。

しかし、No1~3はすでに殺されてしまいました。仲間にはそのたびにわかるようになっているのです。「次は自分」とビビっているNo4は、守護者とともにまた逃げます。しかしそこは若者。守護者がいくら「身を潜めよ」と言っても、学校へも行きたい、友達も欲しい。きれいな女の子を見れば心もときめくのです。

そんなこんなで、やっぱり目立ってしまうNo4。追手に嗅ぎつけられます。

しかし、今度は逃げません!好きな女性を一生愛する覚悟もでき、No6という仲間も見つけました。このNo6がまたカッコいい!私は例の「女ターミーネーター」が出てきたのかと思いました。火にも強いし、でっかいバイクを乗りこなします。リスベット・サランデルのように小柄ではないから、バイクも大きいんです。小さい私にとっては憧れです~。

その渋さで、思わずNo4より見とれてしまった守護者を演じるのはティモシー・オリファント。彼もこんなteenagerの父親役をやるようになったのかぁ・・・と思うと感慨もひとしおです。

ともかく、これから他の仲間を探す旅に出る、でも、必ず迎えにくるから・・・と、続編ありきで終わった「1」。「エラゴン」のようにならないことを祈ります。

コメント